11/6【DRAGON GATE】限定結成のスモーズがヴェルセルクとの全面対抗戦制す Gammaが12・3後楽園でドリームゲート王者・鷹木に挑戦へ 後楽園大会(写真あり)
スモーズvsヴェルセルク全面対抗戦3番勝負が6日、東京・後楽園ホール大会で行われ、スモーズが勝利。また、Gammaがドリームゲート王者・鷹木信悟への挑戦を表明し、次回12・3後楽園大会で両者によるタイトルマッチが行われることになった。
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スモーズは前回の10・8後楽園大会で谷嵜なおきがジミーズから鷹木信悟率いる狂戦士軍団・ヴェルセルクに寝返ったことがきっかけとなり、ジミーズとドン・フジイ、パンチ富永が超党派で合体。この日の後楽園大会で一夜限りの限定合体を果たし、ヴェルセルクとの全面対抗戦が決まった。
スモーズはリーダーのフジイにならってメンバー全員がワンショルダーのタイツにマワシを巻いたスタイルで登場。休憩前には土俵入りで笑いを誘い、観客を味方につけた。3番勝負は問題龍とスモー・ハゲトラの顔合わせで幕開け。欠場中のカゲトラに代わってハゲトラに扮した富永がわずか1分45秒、PTキックで問題龍を撃破してスモーズに先勝をもたらした。
続く第2戦はYAMATO&Kotokaとススム&クネスが激突するタッグマッチ。ススムがYAMATO相手に真っ向勝負を展開し、Kotokaを圧倒すれば、クネスも光の輪でYAMATOをニアフォールに追い込んでみせたが、Kotokaのボックス攻撃、急所蹴りによって失速。YAMATOのギャラリアで真っ逆さまに突き刺さって3カウントを聞いた。
1勝1敗で迎えた3番勝負最終戦。ヴェルセルクが鷹木&土井成樹&サイバー・コング&谷嵜、スモーズがフジ&斎藤&堀口&神田の布陣で激突した。まず主導権を握ったのはヴェルセルク。場外戦に持ち込んで出鼻をくじき、鷹木とYAMATOが二人がかりでフジをバルコニーから落下させようとするなどやりたい放題。斎藤を捕獲すると鷹木が逆水平とグーパンチを交互に連打し、Kotokaは急所蹴りをお見舞い。さらに谷嵜が鷹木との合体ダイビングニードロップを投下した。
それでも斎藤は猫だましからのフランケンシュタイナーで鷹木を吹き飛ばして突破口を開いた。ここからスモーズが見せ場を作った。4人同時の突っ張り連打でヴェルセルク勢を圧倒し、エプロンからの場外ダイブも4人同時に敢行。斎藤と神田がダブルフェースバスターで谷嵜を叩きつけ、サイクリングヤッホーも4人同時に決めて「どすこい!」と勝ち誇った。
その後も堀口がバックスライドフロムヘブンで鷹木をニアフォールに追い込むなど、スモーズは攻勢。堀口が土井のバカタレスライディングキックと谷嵜のカサノヴァを同時被弾し、鷹木のMADE IN JAPANに追い込まれたが、スモーズは谷嵜に照準を絞って逆転。フジがケサ斬りチョップを連打し、チョークスラムで叩きつければ、神田はダイビングエルボードロップを投下。問題龍のボックス攻撃を谷嵜に誤爆させると、フジ、斎藤、神田の3人で合体パワーボムを敢行だ。フジがチョークスラムでサイバーを叩きつけて動きを止めると、堀口がムーンサルトを投下。続けざまに斎藤が斎了ロケットを発射して3カウントを奪った。
対抗戦はスモーズの勝利で大団円。収まらないのはヴェルセルクで、鷹木は「ドリームゲートで俺に負けたくせに調子に乗ってんじゃねぇ」とフジを挑発。一方で「もう一人いるよな。ふざけたことしかできねぇ無能レスラーが」とGammaを罵倒した。
これにはGammaも怒り心頭。リングに駆け込むや手にした竹刀で鷹木らヴェルセルク勢を殴りまくり。「俺はお客さんに喜んでもらいたいんや。ガチガチのプロレスしかできん、お前こそ無能だ」と反論すると、鷹木に向かってドリームゲート王座挑戦を表明。「お前と刺し違えてでもベルトを獲ってやる」と不退転の覚悟を示した。これを受けて八木隆行統括本部長が12・3後楽園大会でのドリームゲート王座戦の開催決定を告げた。