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11/9【NOAH】全面戦争最終戦へ鈴木「すべて終わらせる」、丸藤「新たなスタート切る」 12・23大田区へ出場26選手が会見(写真あり)

 12・23大田区大会『Destiny 2015』の全カード発表会見が9日、大田区内で開かれ、飯塚高史、タイチをのぞく出場選手が出席。グローバル・リーグ戦を制した丸藤正道と今年3度目のGHC戦に臨む王者・鈴木みのるが「何もかもすべて終わりにしよう。これが“最後"だ」と通告した一方で、丸藤は「12月23日で今年のこのモヤモヤしたものをすべて吹っ飛ばして、新しいスタートを切りたい」と見据えた。

 “運命"を意味する『Destiny』と題された12・23大田区大会。今年初頭から続いてきた“鈴木軍vsノア"の全面戦争も真の最終局面を迎える。“ノア解散"がかけられたリーグ戦を制して方舟マットを死守した丸藤は、今年3度目となる鈴木戦に向けて「この不祥事を招いたのも元をただせば自分が起こしたこと。リベンジマッチにも負けた。昨日グローバル・リーグ戦を優勝しても、首の皮一枚つながった形に過ぎない。でも、自分でつかみとったこの試合。必ず勝たなければならないし、絶対にファンの皆さんに笑顔になってもらいたいので、絶対にベルトを獲り戻します」と改めて誓った。

 一方で今年、撤退をチラつかせつつも継続参戦してきた鈴木は「さあ12月23日、大田区総合体育館。そこで、何もかも終わらせよう。な? そこですべて終わりにしよう。これが“最後"だ」と宣告。3月の有コロ、5月の横浜文体に続いて今回も小橋建太さんが特別立会人を務めるとあって、「こんないい話はねえよな? ノアの歴史を築いてきた小橋建太が見届けるところで、“ノアの未来"と言われた丸藤がノアを畳む姿が12月23日に見られる。そんな“素晴らしい一日"はないんじゃねえか?」と今度こその団体消滅を予告した。

 さらには「こいつと、過去を作ってきたノアの選手と、今ノアにいるヤツら。それとノアに“希望"を抱いてるノアファンたち。そいつらの思い…すべて粉々にしてやる。跡形もなくな…」と宣言。写真撮影の段では机を蹴り飛ばして丸藤を突き飛ばし、控室から飛び出してきた鈴木軍、ノア勢が総出でにらみ合いを展開するなか「スズキグン、イチバーン!」と指を突き立てた。

 セミファイナルのGHCタッグ戦に向けても王者“K.E.S."ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組と、挑戦者“Big in USA"クリス・ヒーロー&コルト・カバナ組が火花。「6月に鈴木軍のK.E.S.に負けてるけど、次こそは必ずノアにベルトを獲り戻したい。そして当日の翌日、12月24日はボクの誕生日なんだ。素晴らしいプレゼントとしてアメリカにGHCタッグベルトを持って帰りたい」というヒーローに対して、アーチャーは「12月23日、お前らを徹底的に痛めつけてキャリアを終わらせてやる。そして俺たちはGHCタッグチャンピオンとしてリングに上がり、GHCタッグチャンピオンとしてリングを降りる。今も未来も永遠にな!」と通告した。

 第6試合のGHCジュニアタッグ王座戦に向けては、挑戦者の鈴木軍、エル・デスペラードが怨念を露わに。10・4名古屋大会で“桃の青春タッグ"原田大輔&小峠篤司組に敗れて王座から陥落、首を負傷して欠場していた。大田区では立場を逆にしてのリターンマッチとなるが、「新日本に出てた時もこんなにムカつくことはなかなか無かったぜ。こっちはザックリいってるんだよ、手術でよ…。同じ目に遭わせてやる」と首の手術跡を見せつけながら宣言。一方の原田は「大田区ではもう一度病院送りにします」と言いきってみせた。

 第5試合では今年3度目となる「シェルトン・X・ベンジャミンvs中嶋勝彦」も決定。連敗中の中嶋は「“三度目の正直"という言葉がありますが、必ずそれを実行したい」と執念をみせたものの、ベンジャミンは「自殺行為だろ。だってナカジマは2度も俺にぶっ壊されてるんだぜ? だから、この試合は“公開処刑"になるぜ。ナカジマ、どうなっても知らねえぞ」と予告した。

 また、第3試合の「拳王vs大原」の一騎打ちに向けては、大原が「シングルのベルトに挑戦したい拳王を応援したい気持ちもありますが、それでは彼の後ろに立つことになってしまう。横に並ぶにふさわしい選手でありたい。そういう気持ちからあえて挑戦表明しました」と説明。対する拳王は「『横に並びたい』とか言ってる時点で俺に勝つことは無いなと思います。大原の良いところも悪いところも全部知ってるつもりなんで、それをすべて受け止めたうえで大原を倒したい」と切り捨てた。

 この日の会見における各選手の詳細コメント、フォトギャラリーは下記「関連リンク」へ。

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