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11/10【リアルジャパン】欠場中の初代タイガー、復帰は「来年の早いうちには」(写真あり)

 狭心症により欠場中の初代タイガーマスクが10日、東京・本郷三丁目の興義館における会見で「来年の早いうちには」と復帰の見通しを話した。

 初代タイガーは狭心症を患い、10周年記念大会となった6・11後楽園から現在まで欠場中。早期復帰が待たれるところだ。この日の会見中、取材陣から復帰めどを問われ、「この間1100メートルの山登りしたんですが、トップで登るぐらい、心肺機能とか全く心配ない」とする一方で、手術に伴う自律神経への影響で「リラックスすると全身がワナワナする症状が残っている」との現状を明かした。

 まずはそれを完治させることが最優先。そのうえで「凄いのが帰ってきたという体調じゃないとやりたくない。タイガーマスクとしてのプライドが許さないところがある」と話したように、しっかりトレーニングを積んで万全のコンディションに戻した状態でなければリングに上がるつもりはない。それでも初代タイガーは「来年の早いうちにはできるとは思います」との見通しを口にしていた。

【会見における初代タイガー】
――船木vs関本について

▼初代タイガー「大変な試合が決まりました。今まともなストロングスタイルができる二人が、こうして試合してくれるのは非常にありがたい。二人に確執的な戦いあるようですので、それも含めて凄まじい試合になると思います。この二人のリアルジャパンとしての試合をしてくれる勇気に敬意を表します。プロレス的に言えば二人とも精力的にも実力的にも両者がぶつかることが、どんなに凄い試合になるか楽しみです。両者の意気込みを聞いても大変な戦いになると思います。前回の試合が大変素晴らしい試合だったので、リアルのストロングスタイルを実証してくれるような、お客さんの賞賛も凄かった素晴らしい試合でした。今回もそれが実現できるようにという課題がありますが、それを確実にやってくれるだろう。どちらが勝つかわからない。船木選手が勝とうが、関本選手が勝とうが、しっかりとしたストロングスタイルの状況を作っていってもらいたい。この間の試合もよかったけど、さらに大きくなっていくストロングスタイルの輪を作っていってもらいたい。これは現段階で、この二人はその頂点にいると思います。両者ともにストロングスタイルを意識しなくていいぐらい思い切りぶつかっていただければいいぐらい。それもストロングスタイル。体重が軽いようなイメージの選手、あるいは実力の選手がメインにいって、そのまま3千の観客が固唾を呑んでみるかと言ったらみないと思う。楽しめはできるかもしれないけど。この二人の試合は普通にやってるだけで3千の観衆が固唾を呑んでみれる試合になると思います。それがストロングスタイル。二人ともそのままやってもらえば、凄い試合になるのが想像できますね。それがこの二人の凄いところ」

――現在の体調と復帰のめどは?

▼初代タイガー「心臓は全く問題ないです。ただ、それに伴う自律神経の問題が。例えばこの間1100メートルの山登りしたんですが、難なくトップで登るぐらい心臓も苦しくなくていけたんですけど。そういう心肺機能とか全く心配ないです。ただ手術に伴う自律神経が残っていて、夜になると全身がワナワナしたり、今みたいに緊張してる間はいいんですけど、深夜とかリラックスすると全身がワナワナする症状が残っているので、それがある限り難しいかなと。痛いとか気持ち悪いという症状じゃなくワナワナするんですね。それが治らないと全身が動かない。山登りも気分を優れさせるために行ったんですけど。復帰する時は相当な練習量も必要ですし、来年の早いうちにはできるとは思いますけど、リングに上がるだけじゃやりたくない。凄いのが帰ってきたと思わせる体調じゃないとやりたくない。やろうと思えばいくらでも上がれるんですけど、タイガーマスクとしてのプライドが許さないところがある。キッチリ練習してというのが現在の心境です」

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