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12/4【王道】曙が新会社「王道」設立 興行開催、全日本との対抗戦視野に 太陽ケアも合流か(写真あり)

 11月に全日本を退団した曙が、故ジャイアント馬場夫人の元子さん支援のもと、自身の新会社「王道」を設立することになった。馬場さんゆかりのザ・キャピトルホテル東急(赤坂)で会見して発表し、将来的な興行開催や全日本プロレスとの対抗戦も視野に入れた。所属選手として太陽ケアと交渉中であることも明かし、RIZINでのボブ・サップ戦は「王道を知らしめるための戦い」と位置付けた。

 フリーとなった曙が新会社を立ち上げることになった。その名も「王道」。全日本在籍時から強いこだわりを持っていた言葉で、「王道を歩みたい気持ち」を込めて名づけられた。故ジャイアント馬場さん夫人の元子さんに相談し、「フリーとして新たな窓口を作った方がいいんじゃないか」と助言されたのが新会社設立のきっかけとなった。

 元子さん支援のもと、まずは窓口としてスタートするが、いずれは王道による興行開催も目指していく。すでに同じハワイ出身の盟友・太陽ケアと交渉しており、所属選手として合流する可能性も十分。「納得できない人たちの…“受け皿"というわけではないですけど、一緒に力を合わせて何かできないかなという思いが強い」と全日本を退団した選手を受け入れる意向も示した。

 すでにRIZIN参戦が決まっている曙だが、フリーとなった理由はそれではなく全日本との契約問題だった。「今年の7月、一度契約を結びましたが、その後9月、もう一回違う契約を出されて、自分的にあまり納得いかなくてサインはしませんでした。そして11月1日にまた話が変わって…。二転三転した話のなかで、もうついていけない」と決意した。それでも「僕は全日本の選手、全日本が会場でやってることは大好き」と全日本愛を口にした曙は、「中から刺激を与えられなかったので、外から刺激を与えたい」と“王道vs全日本"対抗戦の実現も視野に入れた。

 RIZINでのボブ・サップ戦は王道所属として参戦する。格闘技復帰も取りざたされたが、「大みそ日に出て、ファイトマネーで少しでもこの新しい会社をやりくりできるように」と話したようにあくまでも新会社の資金繰りが目的。「自分はプロレスが大好きだし、プロレスで暴れたい」との思いを強調した曙は、「今回は勝って“王道"を日本全国に伝えていきたい」とサップにリベンジを遂げ、王道を知らしめる構えをみせた。

 さらに曙は「曙基金」の設立も発表した。元子さんに相談している中で浮上したもの。曙は「ハワイでも食事できない子供たちが大勢いる。できるだけ恩返しのつもりで。ハワイだけじゃなく、日本でも困っている子供たちがいれば。災害の人たちのためにもなっていきたい」と話した。

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