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1/6【新日本】後藤が会見襲撃の実力行使 オカダ怒りの注文「やるんだったら一人で盛り上げてくれ」(写真あり)

 IWGPヘビー級王者・オカダ・カズチカが6日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見。1・5後楽園大会で挑戦表明した後藤洋央紀の襲撃を受けたオカダは「俺はリング上で何も言わない。コメントも出さない。やるんだったら一人で盛り上げてくれ」と荒武者にタイトルマッチの機運を高めるよう注文をつけた。

 2日前の1・4東京ドーム大会でオカダは激闘の末に棚橋弘至を下し、IWGP王座2度目の防衛に成功。1年越しのリベンジを遂げ、“ドームメイン初勝利"を飾ってみせた。

 ドームの大舞台でエース・棚橋を破っての防衛劇はオカダ時代の完全到来を象徴するような出来事だった。頂点の座を確固たるものとしたオカダは「ずっと続いてた棚橋さんが東京ドームで終わって、新しい新日本になると思いますから、僕のやり方で新日本プロレスをもっともっと上のステージに連れて行きます」との決意を改めて口にした。

 前夜の1・5後楽園大会では後藤が挑戦を意思表示してきた。後藤は昨年8月のG1公式戦でオカダを撃破。しかも当時インターコンチネンタル王座を保持し、IWGP王者を破る初の快挙となった。「その負けっていうのは忘れてないし、チャンピオンとしてインターコンチとやって負けたのも忘れてない」というオカダだが、「何回挑戦して、何回獲れないんで…何だろうな、恥男というんですかね。ホントよくもそんなに恥をたくさんかけるな」と嘲笑。挑戦受諾を口にすることはなかった。

 後藤をコケにしまくったオカダだったが、思いもよらぬ出来事が待っていた。当の後藤が会見場に乱入するやオカダを急襲。蹴りを入れてなぎ倒すと馬乗りになってパンチを連打し、「なめんなよ、コノヤロー」と吐き捨てて去っていった。

 オカダはしばし苦もん。それでも怒りを押し殺しながら会見を再開すると、「ああいうふうにしかできないんじゃないかなと思いますけどね」と後藤の実力行使をチクリ。「昨日ああいうふうにいじられて、今日みたいに怒ってきたかもしれないですけど、ただやるんだったら自分で盛り上げてくれ」と注文をつけると、「ノーコメントだ。俺はもうリング上で何も言わない。コメントも何も出さない」と宣言した。

 オカダが口を閉ざすとなれば、後藤自身が自らの言動でタイトルマッチの機運を高めるしかない。両者のIWGP戦が実現するかいなかは後藤次第となった。

【会見におけるオカダ】
▼オカダ「1月4日にやっと東京ドームで勝利することができて、ドームの花道最高だなと思いましたし、勝ったあと時間をかけて控室に戻るというのも初めての経験で気持ちのいいものでした。そして1月5日にまたいろんなことが起きまして、やっぱり東京ドームは1年の始まりであり、終わりであり、5日からまたいろんな動きもあったと思います。ずっと続いてた棚橋さんが東京ドームで終わって、新しい新日本になると思いますから、僕のやり方で新日本プロレスをもっともっと上のステージに連れて行きます」

――周囲の反響も大きかったのでは?

▼オカダ「やっぱり東京ドームは一番大きな大会ですから、見てる人も多くて、試合終わって携帯電話をみても凄く連絡来てましたし、海外からもおめでとうという連絡が来てましたし、これだけの大会だなとそれで実感しましたね」

――棚橋とはまたやりたい?

▼オカダ「もちろん、またやりたいですよ。強い相手でしたし。東京ドームで棚橋さん、やっぱり強いなと改めて思いましたね。再戦? 棚橋さん次第じゃないですか。棚橋さんが強ければ自然とまた僕の前に立ってくると思いますし」

――後藤から挑戦表明があったが?

▼オカダ「うーん…まぁ昨日の会場の空気が僕の気持ちと全く一緒ですけど、“えー?"となってたと思いますし。何回挑戦するんだと思いますけどね。僕もドームで恥はかきたくないと言ってましたけど、(後藤は)何回挑戦して、何回獲れないんで…何だろうな、恥男というんですかね。ホントよくもそんなに恥をたくさんかけるなと思いますけどね」

――昨年、後藤は中邑を破ってインターコンチネンタル王者になったが?

▼オカダ「昨日言った通りですよ。統一戦ずっと言ってたじゃないですか。G1で僕が負けて。その負けっていうのは忘れてないし、チャンピオンとしてインターコンチとやって負けたのも忘れてないし。統一戦やりましょうっていって、忘れてましたからベルトを(落としたことを)。そうやって中邑さんに連勝した、そのへんは評価できるんじゃないかなと。ただ統一戦やりたかったなと思います」

※後藤が会見場に乱入し、オカダを襲撃。蹴りを入れると馬乗りになってパンチを連打。「なめんなよ、コノヤロー」と言い残して去る

▼オカダ「いってぇー。(イスに座り直すと)さぁ会見続けましょう」

――後藤の襲撃を受けたが?

▼オカダ「ああいうふうにしかできないんじゃないかなと思いますけどね。僕は別にやってもいいですし、毎回いじられて怒って戦う。それは中邑さんでもそうだと思いますし、いじられて怒る。僕にも昨日ああいうふうにいじられて、今日みたいに怒ってきたかもしれないですけど、ただやるんだったら自分で盛り上げてくれ。俺は知らない。ノーコメントだ。俺はもうリング上で何も言わない。コメントも何も出さない。やるんだったら一人で盛り上げてくれ」

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