プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/25【GUM ROCK FES.】長州が藤波をリキラリアット葬 武道館では初! 名勝負数え唄が2年半ぶりに実現『GUM ROCK FES.』(写真あり)

 『GUM ROCK FES. In 日本武道館』が25日、東京・日本武道館で開催され、イベントのトリとして名勝負数え唄「藤波辰爾vs長州力」が2年半ぶりに実現。長州がリキラリアット2連発で藤波をピンフォールして24度目の対決を制した。

 『GUM ROCK FES. In 日本武道館』はソニー・ミュージックレーベルズとロッテによる共同開催で、イベントのコンセプトは“音楽×格闘技"の対決コラボレーションというもの。「世代を超えた多くの人たちがガムを噛みながら、楽しんでもらえるイベントを行いたい」との思いが込められて実現した。

 イベントでは4組の“対決"が実現。ライブパフォーマンス対決「Thinking Dogs vs Silent Siren」、プレゼンテーション対決「しずちゃんvsスーパーササダンゴマシン」、ライブパフォーマンス対決「HKT48vs乃木坂46」、そしてプロレス対決「藤波vs長州」が組まれた。

 プロレス史に残る幾多の名勝負を残してきた両雄。これまで23度一騎打ちを行い、対戦成績は藤波の12勝7敗1分3無効試合。今回がレジェンド2013年7・14博多大会で長州が7勝目を上げて以来、2年6ヶ月ぶり24度目のシングル対決となる。そして日本武道館で名勝負数え唄が実現するのはこれが初めてだ。

 両者はおなじみのテーマ曲「パワーホール」、「ドラゴンスープレックス」が鳴り響く中を登場。大方の観客がアイドルファンだったが、HKT48が長州、乃木坂46が藤波の応援団をそれぞれ務め、ステージ上で見守ったこともあってか、武道館にはドラゴンコール、長州コールがこだました。

 試合を裁くのは二人と旧知の田山正雄レフェリー。ゴングが鳴ると、まずはロックアップでがっぷり四つに組み合う。長州がコーナーに追い込むとクリーンブレーク。今度は手四つによる力比べでしのぎを削り、これも長州が押し込む。ならばと藤波はヘッドロックで絡みつき、グラウンドヘッドロックへと移行してじっくりと絞め上げた。

 立ち上がった長州もコーナーに押し込んで脱出。トーキックを見舞った長州はフライングメイヤーで投げ、ハンマーパンチを振り下ろしてからスリーパーで絞め上げる。藤波が耐えても首4の字固めで捕獲。武道館はドラゴンコールの大合唱で藤波を後押しした。

 応えるように藤波も反転して逃れ、ダブルレッグロックで捕らえる。体を入れ替えるとフェースロックで絞め上げ、再びグラウンドヘッドロックで捕獲。ネックロックでひねり上げた。

 長州も立ち上がって脱出。トーキックを連発したが、藤波も蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューをさく裂。足4の字固めで捕らえてまずは勝機をつかんだ。

 今度は長州コールの大合唱。呼応するように長州も反転して逃れた。ならばと藤波は得意の左張り手で追撃したが、長州もコーナー攻撃を阻止してリキラリアットを叩き込んだ。

 藤波も倒れない。ならばと長州はブレーンバスターで投げ、2発目のリキラリアットを狙って突っ込む。藤波もかいくぐり、コブラツイストで絡みついたが、長州も振りほどいて脱出。リキラリアットを叩き込む。またも藤波が意地で倒れなかったが、長州は2発目のリキラリアットでなぎ倒して3カウントを奪い取った。

 勝負タイムは5分49秒。2年半ぶり24度目の名勝負数え唄は長州に凱歌が上がった。試合後の武道館は長州コール。両者は握手を交わして健闘を称え合った。ロッテから勝利者賞としてガム1年分を贈呈された長州はインタビューを受け、「めちゃくちゃ大変です」と言葉少な。藤波も「やられましたね」と苦笑いを浮かべた。また、藤波と長州は抽選で選ばれた50人のファンとの記念撮影にも応じ、歓声を浴びながらリングを降りた。(写真提供:ロッテPR事務局)

☆『GUM ROCK FES. In 日本武道館』
東京・日本武道館

▼60分1本
○長州力
(5分49秒)
×藤波辰爾
※リキラリアット→体固め

プロ格 情報局