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2/5【全日本】2・12三冠決定戦へ会見 宮原最年少戴冠で「2月12日を新しい全日本の記念日に」、ゼウスは宮原攻略と5冠制覇に自信(写真あり)

 2・12後楽園大会で三冠ヘビー級王座決定戦を争う宮原健斗、ゼウスが5日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「2月12日は新しい全日本プロレスの記念日になる」と三冠史上最年少戴冠を誓う宮原に対し、世界タッグ王者でもあるゼウスは「僕が本当にほしいのは三冠、オンリーワン」と至宝ベルト初奪取による5冠制覇を描いた。

 第54代王者・諏訪魔の負傷欠場による返上に伴い、至宝・三冠王座は現在空位。2月シリーズ開幕戦となる2・12後楽園大会で宮原とゼウスの間で第55代王者決定戦が行われることになった。どちらが勝っても初戴冠。決戦1週間前となったこの日、両者が揃っての会見が行われた。

 当初は王者・諏訪魔に挑戦するはずだった宮原だが、決定戦に変更となっても三冠ベルトへの思いは変わらない。ゼウスとは昨年4月のチャンピオン・カーニバルで引き分け、シングル未勝利だが、「そういうのもあるけど、一番大事なのはこのベルトを巻くこと」とキッパリ。今、全日本は諏訪魔が長期欠場中で厳しい状況にある中で、「今の全日本プロレスを見渡しても俺がこのベルトを持たないと次のステップアップに行けないという使命感もあるし覚悟もある」とまで言い切った。

 しかも2月は宮原にとって縁深い季節だ。三冠戦の15日後の27日に27歳の誕生日、前日の11日にデビュー8周年を迎える。そして今回組まれたゼウスとの三冠決定戦。「何よりこのベルトの歴史でもある最年少記録。とにかく俺は歴史に名前を残したいからね。俺はナンバー1を目指すためにこの世界に入ってきた。このベルトは夢だからね。夢をかなえるというピュアな気持ち」と史上最年少戴冠を「使命」と定めた宮原は、「この2月12日は新しい全日本プロレスの記念日になる」と今から予告した。

 対するゼウスも「このベルトは日本一のベルトの一つ」と三冠への思い入れは強い。全日本に入団したのも至宝ベルトが目標だったからこそで、「このベルトを自分が獲って全日本をもっともっと人気のある団体にして、日本一の団体に」との大きな夢もある。しかも現在、ボディガーと世界タッグを保持し、宮原に勝利すれば三冠初戴冠と同時に5冠制覇も成し遂げることができる。「タッグのベルトって一番やけどタッグなんですよね。僕が本当にほしいのは三冠、オンリーワン」と吠えたゼウスはそれを現実のものとする構えだ。

 すでに相手の宮原のことも研究済み。「この場で言いたくないことやけど弱点をいくつか見つけた」と言い切ったゼウスは、「そこを重点的に攻めて、ここで宣言します。相手の必殺技をきれいに返します。返すというのは必殺技をされるんじゃなく、やろうとした瞬間に僕がドカンと決めて勝とうかなという筋書きがあるんで、乞うご期待」と宮原攻略に自信満々だった。

 どちらが勝利しても初戴冠。2・12後楽園大会の勝者が激震の続く全日本をけん引していく責務を背負う。


☆2/12(金)東京・後楽園ホール『2016エキサイト・シリーズ』開幕戦 19:00開始

▼三冠ヘビー級王座決定戦
ゼウス
(1/60)
宮原健斗
※勝者が第55代王者となる

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