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2/10【全日本】南野が全試合両リン予告、丸山ワールド全開、SUSHI「全部かける」 『Jr.BATTLE OF GLORY』直前会見(写真あり)

 『Jr.BATTLE OF GLORY』(2月12日開幕)の直前会見が10日、神奈川・横浜市の全日本道場で行われ、欠席となった土方隆司を除く出場7選手が出席。Aブロックにエントリーした南野タケシが“全試合両者リングアウト"によるリーグ戦ぶち壊しを予告。SUSHIは「全部かけてこのリーグ戦優勝する」とマスクマン生命をかける覚悟を示した。Bブロックの丸山敦は奇天烈な発言と行動を連発し、開幕前から“丸山ワールド"を全開させた。

 ジュニアのシングルリーグ戦『Jr.BATTLE OF GLORY』が2・12後楽園大会で開幕する。3回目となる今年は優勝者が空位となっている世界ジュニアの新王者ともなり、文字通り全日ジュニアの頂点をかけた戦いとなる。開幕戦が2日後と迫ったこの日、公務のため欠席となった土方を除く出場7選手が出席しての直前会見が行われた。

 Aブロックの優勝候補といえるのは元世界ジュニア王者でもある青木篤志だ。全日ジュニアの活性化に心血を注いできただけに、今大会を何としても成功させたいところ。「優勝しか考えてませんし、必ずこのベルトをまた巻いて全日本のジュニアを盛り上げていきたい」と言い切った青木は、「みての通り所属で出てるのは二人だけ。なので余計に自分が優勝しなきゃいけないという使命も強く感じてる」と自らに頂点獲りを課した。

 もう一人の所属であるSUSHIも今大会に不退転の決意を持って臨む。昨年11月の復帰以来、目立った活躍を残せていないが、「俺は白星供給係と違うからな」と豪語。「何があっても俺の全部かけたる。全部かけてこのリーグ戦優勝する」と宣言すると、他の選手から質問攻めにあう中、マスクをもかける覚悟を示した。

 DDTの高尾蒼馬はこれが3年連続出場となる。「去年おととしと結果が伴わなかったので今年こそは」と優勝にかける思いは強く、「今年は優勝したら世界ジュニアのベルトが獲れるということなので、絶対優勝して全日本プロレスのリングで存在感をみせられたら」と全日マットにおける初の勲章獲りを見据えた。

 爆弾を投下したのは南野だ。「このリーグ戦、とにかくつまらないね。優勝した奴がチャンピオンになるシステムもつまらんし、出るメンバーも全員つまらない」と言いたい放題で、「せっかく出るからにはこのリーグ戦、面白くしようかなと思ってる。そして結果を残す。絶対に負けない」と優勝を宣言したかと思いきや、「そして勝たない。両者リングアウトで全部終わらせたるからな」とAブロックの「学級閉鎖」を予告した。

 一方のBブロックで優勝候補となりそうなのが佐藤光留だ。全日ジュニアのレギュラーとなって久しいが、未だシングルの勲章には無縁だ。世界ジュニアのベルトもかかった今大会を「1シリーズかけたタイトルマッチ」と定め、「ここで勝てなかったら全日本に居場所はない」と覚悟をあらわ。青木とのEvolution決勝対決を実現させての初優勝を描いた。

 初出場となる橋本和樹はホームリングの大日本1・24後楽園大会でタッグながら青木をピンフォール。決勝戦で青木を破っての優勝を宣言していたが、「僕は大日本のレスラーで、全日本のレスラーでもないですけど、後楽園で青木さんに勝ったことで僕の中で何かしらの使命感に変わった」とキッパリ。「このリーグ戦、僕が優勝して、逆に大日本のレスラーである僕が全日本ジュニアを盛り上げていく」との青写真を披露した。

 そして独特な存在感をみせたのが丸山だ。佐藤、和樹から「お笑い芸人」呼ばわりされながらも、“丸山ワールド"を全開。「今回のリーグ戦は新必殺技のダブルアキレス腱ヘッドロック、これ一本でいきたい」と宣言しながら、「こんな技、本当はないんです」と前言撤回したり、「これから戦うことが決まってる人、決まってない人、戦うかもしれない人、仲良く一緒に写真に写るのは不愉快ですから、これで失礼します!」と退席するかと思いきや一周して席に戻ったりと、奇天烈な発言、行動を連発。青木、佐藤、和樹らに警戒心を抱かせることに成功していた。

 2日後から幕を開けるジュニアリーグ戦。個性派揃いとあって各人の思惑が交錯する優勝&ジュニアの至宝ベルト争いが激化するのは間違いない。

☆『Jr.BATTLE OF GLORY』

[出場選手]
▼Aブロック
青木篤志
SUSHI
南野タケシ
高尾蒼馬
▼Bブロック
佐藤光留
土方隆司
橋本和樹
丸山敦

[試合形式及び、得点方法]
・全8名参加、A、B2ブロック制によるリーグ戦を2/12後楽園ホール大会〜2/16狭山大会の3大会にて行い、2/21大阪大会で優勝決定戦を行う
・優勝決定戦はAブロック1位vsBブロック1位の勝者で行う
・ブロック内で2人以上が同点の場合は、優勝戦進出決定戦を行う
・公式リーグ戦は全て、PWFルールによる20分1本勝負。優勝決定戦および準決勝は時間無制限1本勝負で行う
・勝ち2点、負け0点、時間切れ引き分け1点、両者反則・両者リングアウト・無効試合は0点
・優勝者は第39代 世界ジュニアヘビー級王者として認定される


【土方のコメント】「職務を全うすべく強い信念を持って挑みたいと思います」

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