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2/25【K-DOJO】滝澤との熱戦制してタンクがSTRONGEST-K王座V4、「Hi69vs柏」勝者を4・17後楽園で迎撃へ 後楽園大会(写真あり)

 K-DOJO2016年最初の後楽園ホール大会『CLUB-K SUPER in 後楽園ホール』が25日、開催され、メインイベントではSTRONGEST-K王者・タンク永井が熱戦の末に滝澤大使を退け、4度目の防衛に成功。Hi69と柏大五郎が同時に挑戦を表明し、K-DOJO一期生対決の勝者の挑戦を4・17後楽園大会で受けることになった。

 昨年9月に火野裕士を破ってSTRONGEST-K王座初戴冠を果たしたタンク。この5ヶ月間、関根龍一、TAKAみちのく、ヒロ・トウナイの挑戦を退け、3度の防衛を重ねてきた。

 この日迎えたV4戦の相手は滝澤。1・3千葉BF大会における「お年玉争奪バトルロイヤル」に優勝し、昨年5月の復帰から9ヵ月にして挑戦権を得た。勝てば第14代王者時代に自身の不祥事によってベルト剥奪となった2013年7月以来、2年7ヶ月ぶり2度目の戴冠となる。

 まずは先手争いに始まり、ショルダータックル合戦、エルボー合戦とゴツゴツした肉弾戦に突入していく。滝澤が逆水平で乾いた音を響かせ、ドロップキックで場外に吹き飛ばせば、タンクもエプロンからのダイブ攻撃を阻止。ならばと滝澤は場外でも逆水平で圧倒し、タンクが爆弾を抱える左腕を鉄柱に叩きつけた。

 その後も逆水平を連発して滝澤が快音を響かせたが、タンクも滝澤をエプロンに追いやり、スピアーで場外に吹き飛ばして逆襲だ。串刺しスピアー、セントーンと得意技を連発し、逆エビ固めで捕獲。お返しとばかりに逆水平を連発した。

 だが、滝澤が逆水平連打で倍返し。ミサイルキックで追撃し、タンクがチョップで反撃しても逆水平で応戦する。突っ込むタンクをキャッチしてフィッシャーマンバスターを敢行すれば、タンクもカウンターのパワースラムですぐさま反撃して譲らない。激しく張り手を打ち合う意地の攻防を展開し、ヒザ蹴りをぶち込んだ滝澤が赤闘覇の盟友・トウナイの得意技である腕固めでギブアップを迫る。耐えるタンクがロックボトムで反撃しても、バックフリップで叩きつけ、ムーンサルトプレスで勝負に出た。

 だが、タンクも3カウントを許さない。滝澤をレフェリーに正面衝突させて無法地帯を作ると、ギプスで滝澤の顔面を殴打する暴挙に出る。滝澤もダイビングセントーンを自爆させ、ハイキックをぶち込むと高飛車で逆転を狙ったものの3カウントは奪えず。スピアーで豪快にねじ伏せて滝澤の動きを止めたタンクがダイビングセントーンで急降下して熱戦に終止符を打った。

 手段を選ばずタンクが4度目の防衛に成功。左第5中手骨骨折による欠場明けだったが、それをものともせず頂点の座を守り抜いた。「この手の痛みなんかベルトを獲られる痛みに比べたら屁でもねぇ」と言い切ったタンクは、「2回続けてトウナイ倒して、滝澤倒した。どっちとも頑張ったな。でもよ、このタンク永井のチャンピオンロードを止められる奴はいなかったみたいだな」と赤闘覇連破を勝ち誇った。

 試合後にはさっそく次なる挑戦者が現れた。MIKAMIを新メンバーに加入し、ベルト総獲りをぶち上げたチーム・ロックンロールからHi69が「タンク、知ってるか? 俺はKAIENTAI DOJOの一期生なんだよ。そして、そのベルトの初代チャンピオンはこの俺なんだよ。タンク、そのベルト挑戦させろ」と名乗り。さらにBozz連合から柏が「一期生はお前だけじゃねぇんだ。俺も一期生なんだよ。同期のお前がベルトに挑戦しようっていうのを俺は黙ってみていられないんだよ」と待ったをかけてきた。

 これにはタンクも「今、KAIENTAIの流れは速いんだ。俺がトップにいる時代なんだよ。お前らなんかお役ごめんだ」としながらも、「だがな、こういう大舞台で挑戦してくる姿勢が好きだな、俺は。お前らで挑戦者決定戦やって勝った方とやってやるからよ」と受諾。3・21北千住大会でHi69と柏の一期生対決による挑戦者決定戦を行い、勝者が4・17後楽園大会で王者・タンクに挑戦することになった。

 「今はKAIENTAI DOJO現在進行形の戦いを見せたけどよ、次の挑戦者は一期生のどっちかで決まりだよ。ここから先は過去との戦いだな」。そうV5戦のテーマを定めたタンクは、「今までのKAIENTAI DOJOの歴史の中でよ、一番チャンピオンにふさわしいってことをよ、俺がこの先のタイトルマッチでみせていく」と言い切っていた。

【タンクの話】「赤闘覇よ、2回続けてトウナイ倒して、滝澤倒して、どっちとも頑張ったな。でもよ、このタンク永井のチャンピオンロードを止められる奴はいなかったみたいだな。今はKAIENTAI DOJO現在進行形の戦いを見せたけどよ、次の挑戦者は一期生のどっちかで決まりだよ。ここから先は過去との戦いだな。今までのKAIENTAI DOJOの歴史の中でよ、一番チャンピオンにふさわしいってことをよ、俺がこの先のタイトルマッチでみせていくから。てめぇら、俺タンク永井の試合をよくみとけよ。(左腕のダメージは?)左手なんてよ、治ってんだよ。わかっただろ。入場の時にギプス取ってよ、まっさらな状態で戦って、痛そうな素振りなかっただろ。そういうことだよ。全然痛くねぇよ。この手の痛みなんかベルトを獲られる痛みに比べたら屁でもねぇ。そう思ったらよ、全然左手なんか痛くねぇよ」

【滝澤の話】「今回は負けた。でもよ、こんな一回の負け、俺の2年半に比べたら屁でもねぇよ。今日負けた。でも次は必ず勝ちにいく。なぜなら俺が滝澤大志だからだ」

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