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3/10【DDT】メインKO-D戦へ王者・木高が“ラオウ”HARASHIMA超え誓う 両国会見(写真あり)

 3・21両国大会『Judgement2016〜DDT旗揚げ19周年記念大会〜』へ向けた会見が10日、東京・両国国技館で行われ、大会に出場する主要選手が出席。KO-D無差別級王者としてメインイベントのリングに立つ木高イサミは、挑戦者を『北斗の拳』のキャラクター「ラオウ」に見立て、対HARASHIMA初勝利を誓った。

 DDT今年最初のビッグマッチとなる3・21両国大会。ダークマッチ&アンダーマッチ4試合、本戦10試合の計14試合が並んだ。DDTにとって初の国技館全面使用とあって、団体の総力を結集した興行となる。

 メインイベントを張るのは王者・木高と挑戦者・HARASHIMAによるKO-D無差別級王座戦。HARASHIMAは2・28後楽園大会における挑戦者決定戦で入江茂弘を激闘の末に破って両国メインに勝ち上がった。

 この一戦を制すれば昨年5月に第50代王者から陥落以来、10ヶ月ぶり8度目の戴冠で、最多戴冠記録を更新することになる。「初の全面使用の両国でのメインのリングに立てることを非常にうれしく思います。あとは全力で試合をするだけ」と拳に力を込めたHARASHIMAは、「KO-DのベルトをDDTに、この僕の腰に取り戻したい」とDDTの至宝“奪還"を誓った。

 対する王者・木高は1・31後楽園大会でマサ高梨を退けて以来、4度目の防衛戦。これまでKO-D王座戦でHARASHIMAの軍門に下ってきた。2014年8・17両国大会ではケニー・オメガも加えた3WAYサバイバル戦でHARASHIMAのスワンダイブ式蒼魔刀に屈し、同年10月にはドラマティック総選挙2位を獲得し、10・26後楽園大会で王者・HARASHIMAへの再挑戦のチャンスをつかんだものの返り討ちにされた。

 HARASHIMAにシングル未勝利とあって、木高は「挑戦者」の心境で出陣する。両国という大舞台で初めて王者の立場でHARASHIMAを迎え撃つことになり、「僕の中でここでやっとHARASHIMAさんにたどり着けたかなという気がしないでもない」と感慨にも似た感情を抱いている木高は、HARASHIMAを「DDTという世界におけるラオウみたいな存在」と劇画『北斗の拳』に登場する最強のキャラクターに見立て、自らを主人公・ケンシロウに当てはめた。

 そして今回の両国大会はケンシロウがラオウを破った北斗錬気闘座と同等の大舞台と定めた。「ケンシロウも一回ラオウに負けてるんです。北斗錬気闘座という両国国技館でリベンジ」と初のHARASHIMA超えを誓った木高は「その2年前の僕と今の僕が違うのはもしかしたらKO-Dのベルトが変えてくれたのかもしれない」と考える木高はHARASHIMAに敗れ続けてきた過去との違いを強調。最高のシチュエーションで迎える大一番の必勝を自らに課していた。

プロ格 情報局