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3/10【DDT】ディーノが曙の“両国出禁"予告、坂口-鈴木は一触即発、EXTREME王座戦「カシンvsササダンゴ」のルールが決定 両国会見(写真あり)

 3・21両国大会『Judgement2016〜DDT旗揚げ19周年記念大会〜』へ向けた会見が10日、東京・両国国技館で行われ、大会に出場する主要選手が出席。男色ディーノが初シングルとなる曙を“両国国技館出入り禁止"に追い込むと予告すれば、坂口征夫と鈴木みのるは一騎打ちへ向けて一触即発となった。

 3・21両国大会では「ドラマティック・ドリームマッチ」と題されたシングルマッチが2試合組まれた。「ディーノvs曙」と「坂口vs鈴木」だ。曙はZERO1の3・6後楽園大会で復帰したばかり。「右下腿蜂窩織炎」、「右足底皮膚潰瘍」を発症し、入院生活を余儀なくされてきたが、「王道代表として今回、入院した苦しみとか全部を21日に爆発させたい」とリングを離れていた間のフラストレーションを全てぶつける構えをみせた。

 これがシングル初対決となる両者だが、2013年8・18両国大会におけるKO-D6人タッグ王座戦で対戦済み。その時は高木三四郎&大鷲透と組んだ曙が佐々木健介&ディーノ&大石真翔からベルトを奪っている。当時ディーノの尻攻撃に苦もんし、嘔吐寸前にまで追い込まれた記憶が甦った曙だが、「確か嫌な思いはしたんですけど、それも勉強になりましたね。今回はないように気をつけたい」と強気に言い切った。

 対するディーノは「ボノちゃん、ごめんね。退院早々、元横綱が両国国技館を出禁になっちゃうのよ、私たちのこの試合で。なぜなら、あなた凄く無様な姿をみせることになるからよ」と通告。前回の対戦経験を踏まえて曙の弱点を尻攻撃と定め、「こっちは日本中からケツをいっぱい用意するから。ケツまみれの中で戦って泣いちゃうんでしょ」と大量無差別尻攻撃を予告し、写真撮影の際には揺さぶりをかけるべくでん部を露出した。

 もう一つのドラマティック・ドリームマッチは坂口と鈴木の初対決だ。鈴木が船木誠勝らと立ち上げたパンクラスで坂口が総合格闘家としてデビューしているのも因縁めいているが、坂口のスタンスはいつもと変わらず。「いろんな思いはありますが、語る必要もなく、いつも通り殺りにいく」と言葉少なに話した。

 対する鈴木はこの一戦への意気込みを求められ、「まぁ坂口征夫って奴をリング上でぶちのめす。それだけだ。他にやることは特にないな」と宣言。「(坂口の)印象? 頑張ってください、かな」と徹底的に坂口を見下し、「このDDTの両国大会ってもの自体、その試合でぶち壊してやる。お祭り騒ぎなんかさせねぇ」と物騒にも言い放った。

 会見後の写真撮影の際には鈴木が胸を小突いたのを合図に、額を押しつけ合っての視殺戦に発展した。ともに鋭い眼光で殺気を充満。危険な初遭遇はやはりただで済みそうにない。

 また、DDT EXTREME級王座戦「ケンドー・カシンvsスーパー・ササダンゴ・マシン」のルールがアルティメットロワイヤル有刺鉄線パワーポイント・ノー電源爆破PWFルールマッチとなった。会見前に都内・水道橋で両者によるルールミーティングが行われて決まったもの。ササダンゴがプレゼンテーションの際に使用するパソコンに有刺鉄線を巻き、8パーセントの状態にしたバッテリーが切れる5分間にプレゼンを終了できなければパソコンが爆破することになる。

 しかもかつて新日本の東京ドーム大会で行われたアルティメットロワイヤルルールも採用。リング上で2組が同時に戦う形式のため、あと二人が必要となるが、カシンは大仁田厚、保坂秀樹を候補に挙げていたという。残り二人が誰になるかはともかく、ササダンゴは「ケンドー・カシン選手からEXTREME級のベルトを獲って、アントーニオ本多選手に無償で返せれば」との青写真を描いていた。

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