プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/11【全日本】アックスボンバーズ対決アジアタッグ戦へ 二丁拳銃「10年前との違いみせる」、大森「二人の成長感じたい」(写真あり)

 3・12後楽園大会でアジアタッグ選手権試合を争う王者組・木高イサミ&宮本裕向、挑戦者組・大森隆男&田村和宏が11日、東京・新宿のDDT・TEC事務所で会見。ヤンキー二丁拳銃が「今の僕ら二人は10年前とは違うんだよというのだけはしっかりみせたい」(木高)と誓えば、二人の師匠格だった大森は懐古マッチではないことを強調した上で「田村と組んでアジアのベルトを絶対にもらって、彼らの成長を肌で直接感じたい」と宣言した。

 アックスボンバーズ対決によるアジアタッグ戦がいよいよ明日に迫った。2・21大阪大会で木高&宮本と大森がタッグ対決。久々の再会を果たしたその試合後、二丁拳銃が要求する形で実現するもので、大森はパートナーに元アックスボンバーズのメンバーで現在HEAT UPの代表を務める田村を選んだ。

 アックスボンバーズは2006年にZERO1-MAX(ZERO1の前身)のリングで活動したユニット。大森の元に木高、宮本、田村、726(なつる)が集い、熱血指導を受けた。あれから約10年が経過し、元アックスボンバーズの4人で日本最古のベルトを争うことになった。

 当時はまだ新人だった二丁拳銃だが、今やインディーマットを代表するタッグチームにまでのし上がった。そして今回、念願のアックスボンバーズ対決によるアジアタッグ戦が実現する。「アックスボンバーズをやってた頃は僕たち非常に悔しい思いもして、悔しい思いプラスそこから負けない気持ちを教えてもらった」と当時を振り返った宮本は「そこで身についた部分があるんで、それをこの試合で、アジアタッグのタイトルマッチで見せたい」と宣言。木高も「10年という時間が経って、この4人でアジアタッグができるということをうれしく思うと同時に、今の僕ら二人は10年前とは違うんだよというのだけはしっかりみせたい」と進化を証明する構えをみせた。

 昨年11月のアジアタッグ戴冠から4ヶ月が経過。DDT、大日本のリングでタイトルマッチを行い、二丁拳銃ならではの防衛ロードを重ねてきている。「アジアタッグのベルトが凄く似合う」と大森から評された二人は、「もっと似合うようになるにはこれからどんどん防衛していきたい」(宮本)、「形、見た目だけの似合うだけじゃなくて、アジアタッグ=ヤンキー二丁拳銃とみんなが思うぐらいのチャンピオンになりたい」(木高)と口をそろえて長期政権を見据えた。

 対する大森はかつて秋山準、高山善廣をパートナーに2度戴冠しているが、久々のアジアタッグ戦線参入となる。それも王者組が二丁拳銃だからこそ。「今回、田村選手と組んでイサミ選手、宮本選手とやるというのも何かの運命の巡り会わせ」と感慨にふけったものの、「これをノスタルジーだとか懐かしい試合、そういう感慨深い試合で終わらせるつもりも全くない」とキッパリ。「俺は彼らの師匠、先生だなんて思ってない。彼らは俺も含めて仲間なんだ」と謙虚に話す一方で、「田村と組んでアジアのベルトを絶対にもらって、彼らの成長を肌で直接感じたい」と最古のベルトをかけた戦いで木高と宮本の進化を体感するつもりだ。

 パートナーとなる田村は全日マット参戦経験こそ少ないものの、最古のベルト獲りのチャンスをつかんだ。アックスボンバーズ時代から木高、宮本の後塵を拝し、「10年前から意識はしてて、どんどん彼らは売れていった」と対抗意識をのぞかせ、「今でもまだどんどん成長していって、勢いもあると思うんですけど、その勢いを止められるのはアックスボンバーズの同志である僕」と豪語。「大森さんという強いパートナーと二丁拳銃の勢いを止めてアジアタッグチャンピオンになりたい」と誓った。

 ただの懐古マッチにあらず。かつてアックスボンバーズとして活動した4人がそれぞれの10年をこのアジアタッグ戦にぶつける。

☆3/12(土)東京・後楽園ホール『2016ドリームパワー・シリーズ』開幕戦 18:00開始

▼アジアタッグ選手権試合
[挑戦者組]
田村和宏
大森隆男
(1/60)
宮本裕向
木高イサミ
[第98代王者組]
※木高&宮本3度目の防衛戦

プロ格 情報局