3/14【新日本】4・10両国IWGP戦へ内藤が会見 EVILとのダブル戴冠をロス・インゴ軍の「転機」に(写真あり)
4・10両国大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦が決まった内藤哲也が14日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見。NEW JAPAN CUP初制覇で2年3ヶ月ぶりとなるIWGP挑戦権をつかんだ内藤は、「もともと新日本にこのベルトを巻きたくて入ってきたわけで、俺はそこに関してはブレない」と言い切り、悲願の初戴冠をロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの「転機」とする構えをみせた。
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3・12青森大会で内藤はNJC初優勝を成し遂げ、4・10両国大会でのIWGP王座挑戦を決めた。至宝ベルト獲りに挑むのは2014年1・4東京ドーム大会以来2年3ヶ月ぶり4度目。王者は奇しくも前回と同じオカダで、内藤にとっては雪辱戦となる。
前回はインターコンチネンタル王座戦「中邑真輔vs棚橋弘至」と並ぶダブルメインイベントで、ファン投票の結果、トリを譲った屈辱は今も忘れていない。当然、4・10両国大会のメインに組まれるのは確実だが、内藤は「NEW JAPAN CUPの前に僕は木谷オーナーのオカダを2億円プロジェクトで徹底的にスターにしますというやつに噛みついてしまったんでね。オーナーからの嫌がらせで休憩前になるかもしれない」と懸念。単なる思い込みに過ぎないかもしれないが、当の内藤は「両国一番の敵は木谷オーナーかなと思ってるんで、僕は両国国技館は3人を相手にするつもりで、皆さんの期待を背負って両国のリングに立ちたい」と木谷高明オーナーの横槍を警戒している。
オカダとは前回のドーム以来の一騎打ち。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成してからは初となる。「オカダともずいぶんやってないですからね。タッグマッチで何回かほんのちょっと触った程度なんで、オカダとシングルマッチできるの楽しみ」という内藤は己の変化を強調し、オカダからのベルト奪取に自信満々だ。
3・20尼崎大会ではEVILのROH世界TV王座(王者は石井智宏)挑戦も決まり、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにとって、この春は勢力拡大のチャンスとなる。「今、本隊を見てもCHAOSをみてもBULLET CLUBを見ても、どこが一番面白いかって、自分たちで言うのもなんだけど、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが一番おいしいと思うし、会場でもしっかり存在感を見せてる自信がある」と豪語する内藤は、「全国ある程度回ったし、EVILっていう存在も、BUSHIっていう存在も、俺も含めて名前も顔を覚えてもらう。その作業は全部終わった」と確信。「もうそろそろ次の段階にいきたいと思ってたんで、そういう意味で今回EVILのタイトルマッチあるし、僕もタイトルマッチあるし、いい転機になる」とロス・インゴ軍のダブル戴冠を見据えていた。