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3/20【全日本】大森予告「ヒザとジャーマン防いで斧爆弾で沈める」、世界ジュニア挑戦へディンゴが覚悟あらわ 3・21沖縄前夜祭(写真あり)

 『沖縄豊見城大会前夜祭』が20日、沖縄・那覇市内のDINING BAR Lineで開催され、全日本所属全選手が参加。3・21沖縄・豊見城大会の三冠ヘビー級選手権試合「宮原健斗vs大森隆男」、世界ジュニアヘビー級選手権試合「青木篤志vsディンゴ」の公開記者会見が行われた。1年9ヵ月ぶり2度目の三冠戴冠を狙う大森は「ヒザとジャーマンですね。これだけは絶対に防いで最後、大森隆男の代名詞アックスボンバーでチャンピオンを沈めます」と勝利の方程式を描いた。

 3・21沖縄・豊見城大会が翌日に迫ったこの日、全日本所属全選手が集結しての前夜祭が行われた。イベントでは懇親会を実施。選手がファンの席に混じり、交流する姿が見られた。また、大会にも出場する琉球ドラゴンプロレスのグルクンマスクもスペシャルゲストとして登場。元沖縄プロレスの同僚だった中島洋平とトークバトルを行った。

 イベントの主軸は豊見城大会の2大タイトルマッチへ向けた公開会見。至宝・三冠戦は王者・宮原が大森を迎え撃つ。3・13館林、3・19横浜の2大会で行われた2度の前哨戦では直接勝利を奪い合い、1勝1敗のイーブンで本番を迎える。

 初防衛戦となる宮原は三冠王者として沖縄初登場。「僕自身、1年前とはまるっきり別人のようなレスラーになっています。それを沖縄の皆さんにお見せするのが今からワクワクしています」と自信をみなぎらせた宮原は、「明日、防衛して会場を盛り上げて、大会を成功させて、明日一日を終えたい」と王者の務めを全うする構えだ。

 対する大森は1年9ヵ月ぶり2度目の戴冠を狙う。2年前の沖縄大会では宮原との一騎打ちに敗れており、その借りも返すつもり。この日、沖縄の地を踏んだ時点で戦闘モードに入っており、「明日、試合が終わって最後に手を挙げてベルトを持ってるのは俺」と宮原からの至宝獲りを宣言した。

 「一番警戒するところはヒザとジャーマンですね。これだけは絶対に防いで最後、大森隆男の代名詞アックスボンバーでチャンピオンを沈めます」。そう予告した大森は前夜の横浜大会で実際に宮原のブラックアウトを完封し、シャットダウン式ジャーマンを不発に終わらせた上でスライディングアックスボンバーで勝利している。明日もその再現あるのみで、「新しい風ではなくて、いい風が吹いてます」と宮原の言葉を逆手にとって言い切った。

 世界ジュニア王者・青木には琉球ドラゴンプロレスのディンゴが挑戦する。ベルト挑戦を猛アピールし、挑戦を決めたディンゴは25年のキャリアがあり、現在39歳。大阪プロレス、沖縄プロレスなどで活動してきたが、「世界ジュニアは自分の夢だった。今、凄くチャンスだと思っているので絶対に勝ちたい」と千載一遇のチャンスに燃えている。

 2年前の沖縄大会では第1試合で青木とシングル対決。一敗地にまみれているが、ディンゴは「俺はこの2年で凄く変わっている」と断言。特に精神面の変化を強調し、王者・青木の研究もぬかりない。ホームといえる沖縄でのベルト挑戦に「ここで勝って日本に残るか、負けてオーストラリアに戻るか。それぐらいの覚悟がある」と決意を示した。

 迎え撃つ青木はこれが初防衛戦。「とにかく世界ジュニアをほしいと思う人間とやりたいのが僕の考え方なんで、特に文句を言うこともない」とディンゴの覚悟を受け取った。「せっかくこのベルトをかけてやる以上はお互い全力を尽くし合って、最後に立ってる人間がこのベルトを巻くにふさわしい試合にしたい」と防衛ロードの第一歩にふさわしい戦いを繰り広げるつもりで、「僕も2年前はシングルのベルトを持ってなかった。それから僕もいろいろ変わって、このベルトは2度目です。凄く変わってきてるんで、そこの勝負」と気合を入れていた。

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