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3/22【リアルジャパン】レジェンド王者・関本に挑戦 リアルジャパン提供・長井3・24後楽園直前インタビュー(前編/写真あり)

 リアルジャパン提供の長井満也3・24後楽園大会直前インタビューは以下の通り。

【長井インタビュー】
――3・24後楽園でのレジェンド王座挑戦、関本大介戦が近づいてきたが?

▼長井「(関本とは)過去にもシングル、タッグ両方で闘ってますが、彼がチャンピオンで自分がチャレンジャーという立場になってからは初めて。大会のメインで当たるというのもあって、ワクワクしながらも少し緊張していますね」

――昨年12月9日のタイトルマッチ、船木誠勝vs関本大介をどう感じた?

▼長井「いちファンとして見ると、ボクが思っていた想像を超えた凄くいい試合というか、船木さんの持ち味が凄くよく出てたなかなと思うし、関本君がここ数年でレスラーとしての力を凄く伸ばしてきたなと感じた試合でしたね」

――フィニッシュのジャーマンスープレックスをどうみた?

▼長井「やっぱりあれは説得力ありますよね。ボクの中でですけど、ジャーマンスープレックスってつなぎ技じゃなくてピンフォールが取れる(大技)。昔はジャーマンって一年に何回かしか見られなかったですから」

――完全なる必殺技でしたよね?

▼長井「ボクが小学生とか中学生の頃のプロレスではホントに年に数回出るかどうかの大技だったので、それをつなぎ技じゃなくて彼がそれで3カウントを取って会場のみんなが納得する必殺技に戻してくれたという感じがします」

――その試合後に長井選手がリングに上がり挑戦の名乗りを上げたが理由は?

▼長井「自分は今年デビューして25年、年齢も47歳になってやっぱりそれくらいになると、今すぐにではないにしろ、引退っていうんですかね、自分がリタイアする時期とかタイミングを考えるようになってきたんです。それで自分の引退試合、自分の最後の試合ってどうなるんだろう、誰とやるんだろうみたいなことを漠然と考えた時、自分の中で関本君みたいなああいう(選手とやってみたい)。レスラーとしても尊敬してるし、ひとりの人間としてもリスペクトできる。いつになるかわからないけど、選手としてリタイアする引退試合は関本君とやれたらいいなということをちょっと漠然と考えてて。それを考えた時に、自分がホントに体力的にも落ちてきた時にやるよりはまだコンディションを維持できる時に関本君と自分の節目になるような試合ができたらいいなと思ったんですね。そんな時に、関本君が船木さんとの試合でチャンピオンになったので、これはオレが今いくチャンス、タイミングなんじゃないかなと思って行動に出たんですよ」

――引退試合ではなく、それよりも前に今の段階でやっておきたいと?

▼長井「引退試合の前に引退試合のカードをやるみたいな感じですね。自分はデビューから15年、20年とかいう節目的なものをやったことがなくて、それを自分が引退試合の時にやりたいなと思ってた彼と、それもリアルジャパンのタイトルマッチでできるって、もしかして最高のステージなんじゃないかと思って、自分でアピールしたんです」

――関本とは長井選手がレジェンド王者時代に2回ベルトを賭けて闘い、いずれも両者リングアウトでスッキリした決着がついていないが、当時と現在の関本の強さに違いは感じられる?

▼長井「上から目線なようで変ですけど、ボクも当時から彼のことを凄く認めてて、もし彼があと10センチ身長が高かったら世界チャンピオンになってると思うし、来るべくして上がってきた選手だと思う。当時もやっぱり、試合の攻めの迫力もあるし、受けの迫力もありました。いい選手だと思ってて。そこからキャリアを重ねて成熟してきて、これからが関本選手の全盛期じゃないけどレスラーとしてもっと上に上がっていく時期なのかなって感じていますね」

――レジェンド選手権は長井選手が過去2回巻いているベルトで、過去はほとんどが大会の中盤で組まれることもあったが、初代タイガーマスクの欠場もあると思うがメインで行われようになってきて、王座の価値に違いが出てきたと思う?

▼長井「佐山(初代タイガーマスク)さんが欠場しているのはやっぱりリアルジャパンプロレスの大ピンチだと思うんですけど、佐山さんがいなくなるのはいつの日か来てしまうわけで、その日を迎えるためのいい時間なのかなって感じはありますね。団体のベルトってその団体の顔だと思うし、たとえば佐山さんが復帰して佐山さん絡みの注目カードが出たとしてもやっぱりメインはそこの団体のベルトのタイトルマッチがメインイベントになるみたいな、そうもっていけるようないい流れなんじゃないかなと思いますね」

――船木選手が巻いて関本選手が巻いて、長井選手が挑戦する流れは明らかに過去のレジェンド王座の価値とは違い、注目度が上がっていると思うが?

▼長井「これで注目度が落ちないように頑張るだけですね(笑)」

――関本のどんなところを警戒する?

▼長井「警戒というか、ああいうごっついタイプの選手って攻める時は凄いんだけど、自分が相手の技を受けたり守りになるとけっこうハートが弱い人だったりというのは多いんです。でも彼は受ける時も怖がらないで受けるし、攻める時は迫力があるんで、(警戒すべきは)それですね」

※中編に続きます

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