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3/22【リアルジャパン】レジェンド王者・関本に挑戦 リアルジャパン提供・長井3・24後楽園直前インタビュー(中編)

※前編からの続き

――カードが決まってから初代タイガーマスクが長井選手に期待しているという話を聞いて、どう感じる?

▼長井「うれしいですけど、プレッシャーがきますよね。まあでもボクがリングスを辞めてK-1や他の団体に出させてもらった後に、本来のプロレスを一番最初に手ほどきをしてくれたのが佐山さんなので、そういう意味では佐山さんの団体の後楽園ホールのメインイベントで良い内容と結果を出して、佐山さんに恩返ししたい気持ちもありますね」

――長井選手に上がってもらわないと困るというようなコメントもあったが?

▼長井「なにぶんボクも47歳なんで。でも船木選手もそうなんですよね」

――船木もリアルジャパンに来てからベルトを巻いただけに、負けてられない?

▼長井「そうなんですよね」

――ただ長井選手はしばらくリアルジャパンのリングから消えていたようだが、どこで何をしていた?

▼長井「そうなんですよ。ボクが何でリアルジャパンのリングから消えていたのかは、平井(代表)さんの方へ…」

――代表に聞かないといけない?

▼長井「ハイ(苦笑)」

――船木vs関本のタイトルマッチは直接見ていた?

▼長井「見てましたよ、ハイ。久しぶりに会場に来て(笑)」

――久しぶりのリアルジャパンはどう見えた?

▼長井「特にメイン(船木vs関本)は凄くいい雰囲気で熱がありましたね」

――個人的印象だが、リアルジャパンのベストマッチだと思いました。

▼長井「すごく悪い言い方ですけど、ここ数年の船木さんのベストマッチでもあると思います。初めからいい試合にはなるなと思ってましたが、船木さんはやっぱり船木誠勝というスタイルもあるしブランドもある。やっぱり会場に来てた人って船木さんと関本君の試合ってこうなるだろうなっていう、ボクらもそうですけど、その人たちの試合を想像するじゃないですか。その想像をたぶん超えるものを見せたから、あの日の会場は熱くなったと思うんですよね。船木さんもよかったけど、それを超えさせたのは関本君のレスラーとしての成長と成熟度がそうさせたと思うんですよね」

――次の長井選手との試合も想像を上回ることが期待されると思うが?

▼長井「そうですね。ボクのプロレスラーとしてのひとつの節目として残したい試合でもあるので、そこは自分が今まで学んできたものもそうだし、佐山さんに旭川の道場で教えてもらったものをボクなりに守ってずっとやってきたつもりなので、それをリングで出せればと思いますね」

――佐山さんは長井選手の蹴りにすごい期待しているようだが?

▼長井「こないだの記者会見でもそうですけど、『長井ちゃんの蹴りは遅いんだよ』って怒られているので、それは今気にしてます(苦笑)」

――そういうアドバイスがあったうえで大会を迎えると?

▼長井「このアドバイスがきちんと反映できなかったらちょっと怖いですね(笑)。でもそれだけ自分のことを気にかけてくれてるんだなっていう気持ちがありがたいですね」

――リアルジャパンでのメインは久しぶりだが?

▼長井「ボクがチャンピオンだった時にスーパー・タイガーと防衛戦をやった時がメインでしたね。佐山さんが大仁田さんとやった後楽園大会。その時以来だと思います」

――この25年間でプロレス団体、格闘技団体、実にさまざまな団体で試合をしてきたが、リアルジャパンに上がる意味とは?

▼長井「そうですね、ボクはプロレスが好きで見てたけど、自分もなりたいと思わせてくれたのが初代タイガーマスク。やっぱり初代タイガーマスクがいなかったらプロレスラーになっていないと思うし、佐山さんがキックを使ったからボクも使ってると思う。だからこの25年というか、むしろ12歳の時からずっとボクの中で佐山さんを追い続けてると思う。すごく不思議な感じです。ボクは北海道の田舎にいた、ただのプロレスファンだったのに、それが実際にプロレスラーになれて、しかも憧れてた人がやってる団体に出て、そのメインでベルトに挑戦するという、なんかこう不思議といったらあれですけど、12歳の時からずっと追いかけ続けたものを追いかけ続けてここにたどり着いてるのかなって感じはします」

――もともと格闘技のキャリアはスーパー・タイガー・ジムから始まってるんですよね?

▼長井「それが初めてですね。まったくホントのド素人で、学生時代に格闘技なんてやったことないんで。それが確か17歳の時ですか。もう30年になるんですね」

※後編に続きます

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