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4/8【全日本】ゼウスが秋山に隠居勧告 初出場・崔は継続参戦と三冠を視野に、関本、真霜も三冠に色気 CC前日会見

 『2016チャンピオン・カーニバル』前日会見が8日、東京・東陽町のスカパー東京メディアセンターで行われ、リーグ戦出場14選手が出席。ゼウスが決勝対決を見据えて秋山準に隠居勧告を突きつければ、初出場の崔領二は継続参戦と三冠王座を視野に優勝を宣言。関本大介、真霜拳號の外敵勢も至宝ベルトに色気をみせた。

 全日本春の祭典がいよいよ明日、後楽園大会で開幕する。この日は出場全14選手が出席しての会見が行われ、ドリー・ファンク・ジュニアPWF会長が開会宣言すると、各人がリーグ戦へ向けた意気込みを話した。

 Aブロック注目は大日本ストロングBJの象徴・関本大介だ。現在、大日本で開催中のシングルリーグ戦『一騎当千』ではブロック敗退に終わったものの、優勝候補であることに変わりない。4年ぶり2度目の出場に「この優勝トロフィーを目の前にして大興奮しています」と高ぶる関本は「この大きな大きな優勝トロフィーを大日本プロレスに必ず持ち帰ります」と豪語。春の栄冠を勝ち取れば、三冠ベルトも視界に入ってくるだけに「もちろん三冠チャンピオンに興味があります。もちろんベルトほしいです」と色気をみせた。

 K-DOJOの真霜拳號は2年連続2度目の出場。昨年はリーグ敗退に終わっているが、「自分流のやり方で勝利を重ねて優勝を目指したい」と春の栄冠獲りを見据えている。そのあかつきに狙うは当然ベルト。同ブロックとなった三冠王者・宮原と世界タッグ王者・ボディガーを見やりながら「目の前の二人、というよりもベルトが気になるので、そのベルトを獲るためにはこの二人を獲りにいきたい」と王者狩りを優勝とベルト挑戦の試金石とする構えをみせた。

 Bブロックで気を吐いたのは世界タッグ王者・ゼウスだ。「全員自分がボコボコにして、自分のジャックハマーでマットに沈めたい」と吠えると、「秋山社長が上がってきたら、僕がボコボコにして隠居させてあげようと思ってます。渕さんのところに行ってプロレスどうか楽しんで下さい」と秋山を最前線から追放する構え。一方で「実はこっち側で上がってきてほしいのが関本大介。僕、彼のファンなんですよ。ファンやからこそ、やっぱりボコボコにしたい」と関本との決勝対決も熱望した。

 初出場となる崔領二も注目される。ZERO1ではトップ戦線で活躍してきたが、これまでほとんど接点のなかった全日本との遭遇は興味深い。「メンバーを見たらやっぱり俺の中では日本プロレス界のトップの中のトップが集まってると思います。そこに俺が選手としてオファーをいただけた。こんなうれしいことはありません」と春の祭典出場に感激しきりで、「権威ある大会で俺は本当の成功をつかみたいと思ってきましたので、全力で死ぬ気でつかみ獲りたい」と優勝を誓っている。

 自ずと継続参戦も期待されるところ。崔は「正直このオファーをいただいた時、先の話もしていないし、僕がどう感じるかもわからない」としながらも、「素晴らしい団体であることは間違いないのと、三冠を持ってる宮原選手、そこを目指さないのは嘘になる」とキッパリ。まずはカーニバル制覇に全力投球あるのみだが、「このリーグ戦で自分自身、何を感じるか楽しみにしてますし、おそらくこのリーグ戦中に、また終わった時にこのベルトがほしいと僕も思うようになると思ってます」と至宝ベルトを今から視野に入れた。

 各々が決意を胸に頂点を争うチャンピオン・カーニバル。過酷な春の祭典は間もなく開戦する。


☆『2016チャンピオン・カーニバル』

[出場選手]
▼Aブロック
宮原健斗(3年連続3度目の出場/現三冠ヘビー級王者)
秋山準(4年連続13度目の出場/2013年度優勝/98年&2014年準優勝)
関本大介(4年ぶり2度目の出場)
スーパー・タイガー(初出場)
真霜拳號(2年連続2度目の出場)
ボディガー(2年連続2度目の出場/現世界タッグ王者)
野村直矢(初出場)

▼Bブロック
大森隆男(6年連続13度目の出場/2014年優勝/2000年準優勝)
ゼウス(3年連続3度目の出場/現世界タッグ王者)
青木篤志(初出場/現世界ジュニアヘビー級王者)
神谷英慶(初出場)
崔領二(初出場)
吉江豊(3年連続5度目の出場)
ジェイク・リー(初出場)

[試合形式及び、得点方法
・全14名参加、A・B2ブロック制によるリーグ戦を4.9後楽園大会〜4.24大阪大会の全8大会にて行う
・4.24大阪大会での全公式リーグ戦終了後に優勝決定戦を行う。優勝決定戦はAブロック1位vsBブロック1位で行う
・ブロック内で得点上位が2人以上同点の場合は、決勝進出決定戦を行う
・公式リーグ戦は全て、PWFルールによる30分1本勝負。優勝決定戦および決勝進出決定戦は時間無制限1本勝負で行う
・勝ち2点、負け0点、時間切れ引き分け1点、両者反則・両者リングアウト・無効試合は0点

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