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4/11【NOAH】杉浦への“特別な思い”告白も…暴走ファイトの正面突破を宣言 GHC挑戦決定の潮崎が会見

 5・28大阪大会で杉浦貴の持つGHCヘビー級王座挑戦が決まった潮崎豪が11日、都内ノア事務所で会見。杉浦への特別な思い入れを明かしつつ、「とことん来い」と杉浦の“暴走ファイト"を正面突破する構えを鮮明にした。

 この日の午前に杉浦が会見。潮崎の挑戦表明をようやく承諾し、ビッグマッチとなる5・28大阪大会でのGHC挑戦が決まった。杉浦からは「劣化してるクソガキ」と切り捨てられたものの、潮崎は「その劣化している人物に、今この状況を作られたのはどこのどいつだと言いたい」と応戦したうえで、「自分がノアのリングに戻ってきて、思い続けてきたことは、ノアのリングを守ること。5月28日の大阪の舞台で自分の気持ち、ノアのリングを守ると言った言葉を実現したいと思います。鈴木軍からGHCをノアに獲り返します」と言いきってみせた。

 杉浦には特別な思い入れもある。杉浦とは日本武道館や有明コロシアムといった大舞台でGHCヘビーを懸けて戦った。また、2012年末の潮崎ノア退団時、誰よりも嫌悪感をあらわにして殺伐ファイトを仕掛けてきたのも杉浦だった。

 「ノアを抜けてからも、杉浦貴の動向は気にかけていた。鈴木軍に入ったのも自分が選んだ道だと思うし、戦い方が変わったことについては何も言うことはない。ただ、俺が強く思えることは、俺がノアに戻ってきて、杉浦貴がチャンピオンだった。そこに挑戦をするってことに、運命的なものを感じます。自分がノアを辞めるとなった時もボコボコにされましたけど、あの試合があったからこそ、あの先自分もやっていくことができた」と潮崎は明かした。

 「感謝してる部分もあった」とした潮崎だが、あくまで過去形。「今の杉浦貴にはそういう気持ちもない。GHCという権威のあるものを自分が獲り返して、自分が“ノアの戦い"をしていかないといけない」と昨年から黒いファイトに染まり続ける至宝の“救出"を誓った。

 杉浦は鈴木軍を総動員する可能性も十分だが「挑戦すると決めた時点でそういうファイトで来るものだと思ってるんで。正々堂々やろうと言う気もないし、逆に来るんであればとことん来い」と潮崎。挑戦表明時にはブーイングも飛び、以前として“出戻り"の十字架も背負い続けているが、「全部受け止めて進んでいく。GHCをノアに獲り戻すって思いはノアに戻ってきてからずっと持っているもの。そこだけは曲げずに自分が思うことをやっていく」と前だけを見据えた。4・21後楽園大会からはグローバル・タッグリーグ戦も開幕し、いきなり杉浦&シェルトン・X・ベンジャミン組とも対決する。鈴木軍から標的にされ、観衆の手厳しい声も入り混じるイバラ道が続くが「どんな声があろうとも、どれだけ遠くてもGHCにたどり着く」と自らに言い聞かせるように話した。

※会見における潮崎の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

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