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4/17【K-DOJO】滝澤&吉野がタッグ奪取、旭がインディーJr.薄氷防衛 トウナイはTAKA相手に区切りの一戦、鼓太郎が参戦表明 後楽園大会

 K-DOJOの14周年記念興行となる『CLUB-K SUPER evolution14』後楽園ホール大会が17日、行われ、セミファイナルで滝澤大志&吉野コータロー組が真霜拳號&佐藤悠己組を破り、STRONGEST-K TAG王座を奪取した。

 セミファイナルではSTRONGEST-K TAG王者の真霜&佐藤組が、『BO-SOゴールデンタッグトーナメント2016』を制した滝澤&吉野組を挑戦者に迎えて、6度目の防衛戦を行った。

 滝澤&吉野は昨年11月にも真霜組に敗れているだけに、タイトル戦での2連敗は是が非でも避けたいところだったが、序盤からラフファイトで攻め込まれてしまう。吉野が標的となり、ローンバトルが続いた。だが、滝澤にタッチが渡ると、流れは逆転。強烈な逆水平やバックドロップ、ブレーンバスターで王者組を圧倒する。

 滝澤がライオンサルトで真霜を押し潰せば、その上から吉野がランニングボディプレスを投下。だが、続く吉野のリバーススプラッシュは真霜の剣山で迎撃され、再び吉野が攻め込まれる展開に。

 吉野は佐藤のスピーディな畳みかけに翻ろうされてしまう。滝澤との波状攻撃で活路を見出し、得意のBGトルネード(旋回式オクラホマスタンピート)を繰り出すが、佐藤のトルネードクラッチで丸め込まれて急ストップ。滝澤も割って入り、真霜と激しいチョップ合戦を繰り広げたが、佐藤が金パウダー攻撃で足止めすると、真霜が真剣で滝澤が排除した。

 後がない吉野は再びBGトルネードを狙うも、佐藤は背後に不時着。レフェリーとの同士討ちを誘うと、ステッキを持って殴りかかる。もはやこれまでかと思われたが、吉野はカウンターの空中胴締め落としをお見舞いし、そのまま押さえ込んで大逆転勝利を挙げた。

 吉野はデビュー2年で嬉しい初戴冠。「K-DOJOを引っ張るのはこの赤闘覇だ! これで完璧。バッチグー!」と喜びを爆発させると、ベルト奪取の自信を胸に、メインイベント終了後にはSTRONGEST-K王座の挑戦者に名乗りを挙げた。

 5度の防衛を誇るインディペンデントワールド世界ジュニア王者の旭志織はベテランのMIKAMIを相手に第5試合で防衛戦を行った。前哨戦では2度も直接ピンフォールを奪われていた旭だったが、タイトル戦でも足攻めを受けて大苦戦。それでもエルボー連射でMIKAMIの首を射貫き、動きをストップさせる。プランチャ失敗から空中戦で押し戻され、デュランダルや450°スプラッシュまで食らってしまったが、最後はモダンタイムスでなんとかMIKAMIを振り払い、6度目の防衛に成功した。試合後、TAKAが次期挑戦者としてMEN'Sテイオーを指名したが、旭はベテラン勢との戦いが連続していることを理由に拒否した。

 WEWハードコアタッグ王者の関根龍一&那須晃太郎組は、6チームを挑戦者に迎えて、第4試合で行われたハードコアランブルに出場。時間差入場&オーバー・ザ・トップロープなしのハードコアルールという特殊な形式で、しかも冒頭から試合を強いられる不利な展開となったが、持ち前の気迫で終盤戦まで生き残った。だが、十嶋くにお&雄馬のなりふり構わぬイス攻撃にペースを奪われると、十嶋の豪快なバックドロップを食らい、那須がごう沈。王座から陥落した。

 結婚を機に5月から生活の拠点を大阪に移し、関東での試合出場が不定期になるヒロ・トウナイは、第3試合で代表・TAKAとケジメの一騎打ちを行った。これまでK-DOJOで培った技術を全てぶつけるかのように、グラウンドでのテクニック合戦を仕掛けたトウナイは左腕攻めでペースを握るが、TAKAも首攻めで呼応。接戦が続いたが、最後はTAKAがこん身のジャストフェイスロックでトウナイを絞め落とした。試合後、TAKAは「まだ俺を越えてないんだから、絶対に倒しに来いよ」とメッセージ。トウナイは今後もK-DOJO所属として活動する。

 また、試合開始前に鈴木鼓太郎がリング上で「次の6月19日(千葉・Blue Field)、ぜひ自分を上げてください。損はさせません」と参戦を表明。会場も拍手で支持し、鼓太郎の参戦が電撃決定した。

 なお、今大会で十枝利樹会長が有限会社かいえんたいどうじょうの第15期(2015年度)決算を発表。売り上げが59878000円、総利益が32806000円、営業利益が3233000円、経常利益が3393000円となったことを明らかにし、団体として更なる飛躍を目指すことを誓った。

【試合後の滝澤&吉野】
▼滝澤「俺たちが新チャンピオンだ! バッチグー! バッチグー! 今日見たらわかるだろ? 今日はまぐれでも運でもねえ。吉野が獲ったベルトだ。俺たちはベルトを獲ってチャンピオンになったからって、受け身になるつもりはねえよ。攻めて攻めて攻めて、前に立ち塞がるヤツ全てをこの腹で吹っ飛ばしてやるからな。よし、吉野。最後に言ってやれ!」

▼吉野「よし! K-DOJOを引っ張るのはこの赤闘覇だ! これで完璧。バッチグー!」

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