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4/19【新日本】4・29熊本大会は中止、義援金1000万円を寄付 各会場に募金箱設置 木谷オーナーが熊本地震への対応を発表

 新日本は4月29日にグランメッセ熊本で予定していたビッグマッチ『レスリング火の国2016』の中止と、「平成28年(2016年)熊本地震」に対する対応策を発表した。

 地震発生直後から新日本では熊本大会の開催可否を検討してきた新日本だが、公式ホームページ上で大会中止のやむなきに至ったことを報告した。「現地の皆様に今こそ新日本プロレスの熱い試合をお見せしたい」と“様々な可能性"を模索してきたが、会場となるグランメッセ熊本は最大震度の「7」を観測した地震の震源地となった益城町に位置。避難所としても利用されているほか、「破損状況の報告」も受けたことから、安全確保の観点や、その他周辺地域の甚大な被害状況をかんがみて中止の決断に至った。

 購入済み観戦チケットの払い戻しについては現在、各プレイガイドと確認作業中。払い戻し方法の詳細は決定次第、改めて公式サイトなどでアナウンスされる。同大会ではIWGPインターコンチネンタル選手権試合「ケニー・オメガvsマイケル・エルガン」や、NEVER無差別級選手権試合「柴田勝頼vs永田裕志」も予定されていた。

 次回熊本大会の見通しはついておらず“延期"ではなく“中止"での発表となったものの、新日本は引き続き熊本での大会開催を検討していく。公式ホームページ上でも「必ず、新日本プロレスは熊本に戻ってまいりますので、しばらくのご猶予を頂ければと思います」と約束した。なお、その他の九州ツアー各大会4・27博多、4・28薩摩川内、5・1大分、5・3博多4大会は予定通り開催される。


 また、木谷高明オーナー名でブシロード、新日本としての今回の地震への対応策も発表。ブシロードならびに新日本プロレスとして1000万円を熊本地震義援金受入口座に寄付することを決めたほか、『大ヴァンガ祭×大バディ祭』などのブシロードイベントや、5・5松山大会までの新日本各会場で募金箱を設置する。木谷オーナーは「今後の支援につきましても、被災地の状況に応じてお力添えしたく存じます。被災地の一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます」と綴(つづ)っている。

プロ格 情報局