5/16【WWE】国際電話による共同インタビューにおける中邑の詳細コメント(後編)
※前編からの続き
――1ヵ月半が経過し、好スタートに見えるが?
▼中邑「僕は僕で人と比べようがないんですけど。例えばNXTにいる選手なんかは他で実績がないまま入ってきたり、ここでデビューしたりって選手が多いので、比べようがないというのがあるんですけど、今まで14年、世界各国でやってきたものがもちろん実績として評価されてるのと、培ってきた対応力でどうにかなってるのかなと」
――6月29日のハワイ公演でシナとの対戦が噂されているが?
▼中邑「ホントなんですか、それ? 初めて対戦するレスラーばかりなので、その一つと考えておけばいいのかなと。もしそれが本当であれば自分にとってはまたとないチャンスになるなと思います」
――日本公演でワイアットと対戦するが?
▼中邑「ワイアットの方が非常に楽しみにしてるというのは聞いてます。何だろうな。どうしようかなと思ってますけどね。他の選手とは世界観が違う方向に向いているので、自分も試合をするのは非常に楽しみですね」
――本家としては?
▼中邑「そうですね。本家としてはいろいろ教えてあげたいなと思いますね」
――目標は見つかった?
▼中邑「とりあえず現在は、こっちの生活にセットアップすることが完了してない。同時進行でやってるんで。生活の部分と試合に関しては僕の中で問題があるとは思ってないけど、一つ一つの試合に対する分析がNXTは徹底してるので、試合中も試合後も。そういう意味では組織が自分が試合をしやすい環境にあるので、まだ来て2ヶ月弱だとは思うんですけど、そこまで焦ってはいないんですけど、できるだけ早く細かい空気感をつかみたいとは思ってますね」
――短期間で日本に戻ってきてどういう姿をみせたい?
▼中邑「こんな早く帰ってきた人いませんでしたからね(苦笑)。例えば新日本プロレスと比べてしまうと、WWEのプロレスは若干違って見えると思うけど、個人的な感覚としては何ら変わりないかなと自分は感じてますので、それをより表面的にお客さんに伝えて、違いだったりというのも楽しんでもらいたいですね。中邑真輔に関しては、中邑真輔ですから。変わってない部分も変わった部分もあると思うんで、それは受け手側に任せます」
――NXTはWWEのファームという印象を受けるが現実は?
▼中邑「現実は何ていったらいいかな。ファームでもありつつ、そうでもない部分もありますね。やはりNXTも選手が非常にたくさんいまして、育成選手と位置づけられる選手もいますし、経験を持って実力のある選手も非常に多いんですよ。お客さんの中にはWWEとNXTを別ブランドとして認知してて、よりレスリングという感覚で見てるお客さんもいらっしゃいますね」
――WWEに入団してよかったと思う?
▼中邑「そうですね、はい。よかったと思ってます。自分の生活がガラッと変わったことがうれしいです。プロレスでも違う世界が見れるので、より大きな世界観で試合ができるのは自分が求めたものだと思いますね」
――先日、ツイッターでオカダとやり取りをしていたが、日本の選手と頻繁に連絡を取り合っている?
▼中邑「いや頻繁ってわけではないですね。プライベートで軽い質問が飛んで来て返すことはありますけど、オカダとか石井さんとは軽く連絡を取ったりはしますね。あんなに面倒見てたYOSHI-HASHIからは全く連絡が来ない」
――日本公演へ向けた抱負を?
▼中邑「自分もお客さんがどういう反応をするのかという部分では非常に楽しみにしていますね。いろんな変化がある中での、また変わらない中邑真輔というのをみせることもできると思いますし、WWEの中邑真輔というのも非常に見てほしい部分ではありますね」