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5/24【NOAH】杉浦暴挙、潮崎をイスでメッタ打ち アーチャーは丸藤に引退宣告 5・28大阪へ4大GHC戦調印式

 5・28大阪大会の4大GHC戦に向けた調印式が24日、都内ノア事務所で開かれ、GHCヘビー級王者・杉浦貴が挑戦者・潮崎豪をイスでメッタ打ちにする暴挙に出た。

 ビッグマッチとなる大阪まで1週間を切り、日夜前哨戦もヒートアップ。オフのこの日は決戦を4日後に控えての調印式が開かれた。

 まずは王者の“桃の青春タッグ"原田大輔&小峠篤司組に“ケンオーハラ"拳王&大原はじめ組が挑戦するGHCジュニアタッグ王座戦。ノアジュニアでのブランド対決を目指す“桃の青春vsケンオーハラ"が桃の青春の地元である大阪初上陸を果たす。大原は「今までのノアにない凄さだったり、面白さだったり、色んなものを伝えて『日本のプロレス界には、これだけ素晴らしいジュニアの試合があるんだ』ということを世界に発信できるような試合にできれば」と意気込んだ一方で、「大阪の地でケンオーハラと桃の青春、どっちが強いのかということをしっかりと示したい」と宣告。拳王も「こいつらが産声を上げた土地・大阪で恥をかかせてやりたい」と続けた。

 大原はわき腹の肋軟骨を骨折しているが、桃の青春は前哨戦であえて負傷個所を攻めていない。原田は「わき腹痛めて、テーピング巻いて“イタイタ"キメてますけど、そんな状態では最高の試合はできない。心・技・体、最高の状態でリングに上がって来い」と改めて通告したうえで、「大阪では4大タイトル戦がありますけど、そのなかでも一番の試合内容をみせて、最後に勝つのは俺たち桃の青春です。そしてケンオーハラに差を見せつけます」と言い切った。

 熊野準が初挑戦を決めたジュニア王座戦に向けては、王者・金丸義信が「格下すぎる挑戦者にいまいちテンションが上がっていない」とポツリ。熊野も「まぁ、散々ナメてきてもらえれば。その分僕が一発で獲り返してやりたい」と“足元"をすくう構えをみせたものの、金丸は「タイトルマッチのことは何も分かってない挑戦者。大阪まで前哨戦もあるけど、本番では二度と俺のベルトに挑戦するなんて思わせない試合にしてやるよ」とせせら笑った。

 グローバル・タッグリーグ戦を制した丸藤正道&矢野通組は、前人未到のV10を達成した“K.E.S."ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組に挑戦。相変わらず「怖い怖い」とK.E.S.の隣に座ることをイヤがった矢野は、「大阪では丸藤選手が勝ちます! お金を払って観に来なさい!」とのけぞりながら“パートナー任せ"で改めて正直にチケット購入を呼びかけた。

 丸藤は「リーグ戦の公式戦や決勝、前哨戦でもやりましたが、俺が耐えられれば勝てると思います。チャンピオンが彼らで、パートナーは新日本プロレスの矢野通。でも俺がそこにいる限りは“ノア"だと思ってますんで、俺がこいつらから直接勝って結果を残したい」と、矢野に応じて“自分で決める"宣言を放った。

 迎え撃つアーチャーは過激に返答。「ヤノ、テメーはニュージャパンに送り返してやる。でも丸藤、テメーは引退に追い込む」と宣告し、スミスJr.も「俺たちは500日以上もこのタイトルを持ち続けてるんだぞ? 5月28日のオーサカでも、今までと同じことが同じように起こるだけだ。ヤノ、マルフジ、テメーらは死ぬんだよ」と叫んだ。

 そしてメインのGHCヘビー級選手権試合に向けては王者・杉浦が暴挙。質疑応答を徹底して拒否した杉浦は、いきなりテーブルをひっくり返して仁王立ち。動じない潮崎も立ち上がってジャケットを脱ぎ、臨戦態勢に入ったものの、杉浦は迷わずエルボーを叩きこむ。倒れた潮崎に記者席から奪ったパイプイスを振り下ろして何度もフルスイングし、うずくまる潮崎を踏みつけながらベルトを見せつけると、憤怒の表情でその場を去った。

 はだけたワイシャツ姿で何とか立ち上がった潮崎だが「必ず…GHCは…必ず獲り返します…!」と話すのが精いっぱい。GHC戦線はまた一つ炎上の度を増しながら大阪へと向かっている。

 各調印式における詳細コメントは以下の通り。


◇第5試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
[挑戦者]
大原はじめ
拳王
(1/60)
小峠篤司
原田大輔
[第27代選手権者]
※原田&小峠組2度目の防衛戦

【調印式の模様】
――現在の心境を

▼大原「(桃の青春とは)今度で3度目のタイトルマッチなんですが、場所が大阪ということで、楽しみであると同時に、彼らのルーツであり出身地でもある場所でタイトルマッチが行え、このカードが組まれたという意味を良く考えて臨みたいと思います。そんな大阪でやるからにはウチらがキッチリと勝って、大阪の地でケンオーハラと桃の青春、どっちが強いのかということをしっかりと示したいと思います」

▼拳王「俺たちケンオーハラと桃の青春。ノアの新しい“ブランド"を創るっていう試合。今回でタイトルマッチは3度目。1回目、2回目以上のタイトルマッチにしたいと思います。そしてこいつらが産声を上げた土地・大阪で恥をかかせてやりたいなと思っています」

▼原田「今回でタイトルマッチは3度目ですけど、ケンオーハラと桃の青春の対決は通算4度目になります。その中で俺一人だけが勝てて無いので、今度のタイトルマッチは必ず俺が(勝ちを)取ります」

▼小峠「大阪でのタイトルマッチですし、自分とパートナーを信じて2回目の防衛戦、キッチリとクリアしたいと思います」

――相手側に言いたいことがあれば

▼大原「特に言いたいことはないですが、今のコメントを聞いて場所が大阪ってことで、今までの桃の青春とはワケの違う気持ちの入れようだと思うんで。特に原田選手のコメントは力強くて、自意識が凄くライジングしてるんでホント、楽しみだなと思っています。大阪での桃の青春、ひじょうに楽しみです」

▼拳王「前回新宿FACEで俺たちがタイトルを奪われたけど、原田と小峠は『こいつら(ケンオーハラ)ともう一回やりたい』『こいつらと新しいブランドを創りたい』と言ったところで、鈴木軍の連中とタイトルマッチをやった。そういうところから、こいつらは俺たちにビビってる。お前らが生まれた場所・大阪で、(※小峠の口真似をしながら)『よっしゃ! 終わり〜!』で終わらせてやるからな」

▼小峠「まぁ、前哨戦でも感じたし、今の発言を聞いても感じるんですけど、女々しいなと。まぁ、そんな悠長なことも言ってられないんで、チャンピオンとして対戦相手がいる以上は、どんどん防衛戦をやってノアを盛り上げていかないといけない。今ベルトを巻いているのは俺たち。チャンピオンであり続けている理由をキッチリ示すためにも、大阪では力の違いをキッチリと見せつけてやろうと思っています」

▼原田「僕が大原に言いたいのは『最高のコンディションでリングに上がって来い』と言いたいです。わき腹痛めて、テーピング巻いて“イタイタ"キメてますけど、そんな状態では最高の試合はできない。心・技・体、最高の状態でリングに上がって来い」

――改めて意気込みを

▼大原「大阪でのタイトルマッチ。大阪で初めて行われるケンオーハラと桃の青春の試合。今までのノアにない凄さだったり、面白さだったり、色んなものを伝えて『日本のプロレス界には、これだけ素晴らしいジュニアの試合があるんだ』ということを世界に発信できるような試合にできればと思っています」

▼拳王「散々言ってきたけど、原田と小峠は久々にやりがいのある相手だと思ってる。今まで東京でやり合ってきたんで、今度は西の大阪で『これぞノアジュニア』って試合をやりたい。そしてノアジュニアを引っ張るのは俺だと思ってるんで、ベルトを奪ってやりたいと思ってます」

▼小峠「大阪の地でキッチリ防衛して、まだまだ桃の青春は荒れまくっていきたいと思います。拳王&大原よ、『止めてみな!』。以上です」

▼原田「今度の大阪では4大タイトル戦がありますけど、そのなかでも一番の試合内容をみせて、最後に勝つのは俺たち桃の青春です。そしてケンオーハラに差を見せつけます」


◇第6試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
熊野準
(1/60)
金丸義信
[第31代選手権者]
※金丸3度目の防衛戦

【調印式の模様】

――現在の心境を

▼熊野「初めてのシングルのベルトのタイトルマッチ。緊張もありますが、必ず一発で獲り返します」

▼金丸「まぁ格下すぎる挑戦者にいまいちテンションが上がっていない。そんなところかな」

――相手側に言いたいことがあれば

▼熊野「その“格下すぎる挑戦者"に後楽園で負けたのはどこのどいつだ。やっぱり『王者として顔じゃねえ』」

▼金丸「フッ。たまたま一回勝ったぐらいで、ベルトなんて獲れるワケねえし、どっちが顔じゃねえか大阪で教えてやります」

――改めて意気込みを

▼熊野「まぁ、散々ナメてきてもらえれば。その分僕が一発で獲り返してやりたいと思います」

▼金丸「タイトルマッチのことは何も分かってない挑戦者。大阪まで前哨戦もあるけど、本番では二度と俺のベルトに挑戦するなんて思わせない試合にしてやるよ」


◇第7試合◇
▼GHCタッグ選手権試合
[挑戦者]
矢野通
丸藤正道
(1/60)
デイビーボーイ・スミスJr.
ランス・アーチャー
[第33代選手権者]
※アーチャー&スミスJr.組11度目の防衛戦

【調印式の模様】
※矢野は小声で『近いと怖い、近いと怖い』と連呼し、丸藤をK.E.S.側に座らせる

――現在の心境は?

▼矢野(※K.E.S.から遠ざかるようにのけぞりながら)「ひじょうに怖いですが! 必ずや丸藤選手が勝ってくれると思います。そしてこれを見てるキミたちも! ここにいる記者の人たちもお金を払って観に来てくれてもいいんですよ?(笑) とにかくしっかりみんなお金を使って! 僕らが…いや、丸藤選手が勝つ瞬間を観に来なさい!」

▼丸藤「リーグ戦の公式戦や決勝、前哨戦でもやりましたが、俺が耐えられれば勝てると思います。チャンピオンが彼らで、パートナーは新日本プロレスの矢野通。でも俺がそこにいる限りは“ノア"だと思ってますんで、俺がこいつらから直接勝って結果を残したいと思います」

▼スミスJr.「これまでと何も変わらない。俺たちは勝ち続けて、ベルトを持ち続ける」

▼アーチャー「今回も特別なことは何もねえ。K.E.S.がベルトを落とすことは絶対に無い。俺たちは10回防衛して、10チームをぶっ壊してきたんだぞ!? いろんなヤツらがこのタイトルを狙ってきたが、俺たちがキープし続けてる。同じことが起こるだけだ。マルフジ! ヤノ! お前らに残された時間はあと4日だ。4日後にお前らは…死ぬんだ」

――相手側に言いたいことがあれば?

▼矢野「怖い…ないっす…」

▼丸藤「確かに10回防衛してるのかもしれないけど、俺たちは1回で、その10回以上のインパクトを残して、彼らにもそれを刻みつけて…皆さんにベルトを獲るところをお見せしたいと思います」

▼スミスJr.「俺たちは500日以上もこのタイトルを持ち続けてるんだぞ? 5月28日のオーサカでも、今までと同じことが同じように起こるだけだ。ヤノ、マルフジ、テメーらは死ぬんだよ」

▼アーチャー「ヤツらは何かが変わると思ってるらしいが、オーサカでも何も変わらない。チャンピオンは俺たちで、お前らはチャレンジャーだ。ヤノ、テメーはニュージャパンに送り返してやる。でも丸藤、テメーは引退に追い込む。俺たちがチャンピオンだ。他の誰でもない」

――改めて意気込みを

▼矢野「私はともかく、丸藤選手が!!必ず勝ちます!! 以上です(笑)」

▼丸藤「俺たちは壊れない。死なない。ただひとつ。勝つだけ」

▼スミスJr.「ヤノはいつもニヤけてるが、オーサカは笑えない結末になる。俺たちはチャンピオンのままだ!」

▼アーチャー「笑っちまうぜ。お前らは俺たちに勝つつもりでいるのか? 俺たちに一度勝ったかもしれねえ。でもベルトは懸かってなかった。俺たちはベルトが懸かれば負けることはない。オーサカでも今までと違ったことは何も起こらない。お前らは…死ぬんだ」


◇第8試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合
[挑戦者]
潮崎豪
(1/60)
杉浦貴
[第25代選手権者]
※杉浦2度目の防衛戦

【調印式の模様】
――現在の心境を

▼潮崎「5・28大阪まで、あと3試合前哨戦がありますが、その一つひとつで杉浦貴に潮崎豪というものを、この右腕で刻みつけていきたいと思います。そして5月28日にしっかりとベルトをノアに獲り戻したいと思います」

――杉浦選手、現在の心境を

▼杉浦「……」(無言で拒否)

――杉浦選手に何か言いたいことがあれば

▼潮崎「杉浦貴というレスラーは、もっと自分が上に行くために必要なレスラー。自分がノアに居たころとは違う杉浦貴ですが、その首をしっかりと刈って、ノアにGHCのベルトを獲り戻したい」

――杉浦選手、その言葉を聞いて言いたいことがあれば…

▼杉浦「……!」

※しばし無言だった杉浦だが、いきなりテーブルをひっくり返して仁王立ち。動じない潮崎も立ち上がりジャケットを脱いでにらみ合ったが、杉浦はエルボーを乱打。倒れた潮崎に記者席から奪ったパイプイスを振り下ろして何度もフルスイング。うずくまる潮崎を踏みつけながらベルトを見せつける

――杉浦選手、調印式です!!

▼杉浦「この野郎オラ!! うるせえオラ!」

※杉浦は退場

――こんな状況だが最後に一言

▼潮崎「必ず…GHCは…必ず獲り返します…!」

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