プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/27【NOAH/インタビュー企画】5・28大阪に向けて 原田&小峠編

 開催目前となったノア5・28大阪大会。直前企画としてGHCジュニアタッグ王座防衛戦に臨む“桃の青春タッグ"原田大輔&小峠篤司組のインタビューをお届けします。


【桃の青春タッグインタビュー】
――大阪出身で大阪プロレスからキャリアをスタートさせたお二人が、この地で防衛戦をすることには大きな意味がありそうです。

▼小峠「そうですね。どうしても人が多く集まる東京でタイトルマッチは行われがちなんですが、自分の生まれた大阪でできることはうれしいですね」

▼原田「いろんな思いがありますね。二人が生まれた土地でもありますし、僕個人としては小峠さんや拳王や大原、3人と出会った場所でもある。そういう意味では思い入れもありますし、だからこそ勝ちたいですね」

――2010年にタッグチーム・桃の青春を組んだお二人ですが、互いに相手のどこが強みだと思いますか?

▼小峠「ハートの強さですかね。それはうらやましい。自分の弱点でもあるんですけど、僕は結構周りから言われたことを受け止めてしまう。そういうのを原田はまったく気にしない。自分は自分っていう強さがある。大きい大会でも、まったくプレッシャーを感じないんですよね。僕は大会の大きさに関係なく、いつも感じている(笑)。『今日もいい試合をしなければ』『来ているお客さんにいい試合を見せないと申し訳ない』って。ただ結果として、自分の中の向上心につながっているとは思うんですけど」

▼原田「小峠さんは、試合前はナーバスになる部分はありますけど(笑) でも、追い込めば追い込むほど力を発揮する人なんです」

▼小峠「自分にわざと責任を持たせて、プレッシャーを感じた方がいいですね」

――全然タイプの違うお二人がタッグチームとしては大きな力を発揮するんですね。

▼小峠「タイプが違うからじゃないですか?(笑) 自分で言うのは恥ずかしいんですけど、各々が自分にないもの、相手が持っているものを認めているからじゃないですかね。対戦相手を見て、どっちが先に行くとか、自然に決まります」

▼原田「僕が行きたい時は小峠さんが下がって、小峠さんが行きたい時は僕が下がって。そういうことはコミュニケーションを取らなくても、自然とそういうスタイルになっていますね」

――そういった信頼感が生まれたのは、過ごした日々の長さですか?

▼小峠「長さでしょうね。ケンオーハラを含め、他のノアの選手とはちょっと違う。もう知り合って10年ですから。それもただの10年じゃない。仕事だけじゃなくて合宿所でも一緒。大阪の一軒家とか団地で、結局5年くらい一緒に住んでいた。18歳からの5年間の共同生活は濃いですよ(笑)」

▼原田「長いですね。だから、控え室で二人っきりになると、逆に困りますね(笑)」

――そんな王者のお二人が迎え撃つのは、拳王&大原はじめのケンオーハラです。鈴木軍vsノアという構図が主流の中で、ノアvsノアという対決になります。

▼小峠「ケンオーハラの二人は、東京に来る前、若い時に出会っているヤツら。それが、まさかこのノアって団体で全員再会すんねんな、と。そんな縁を感じたりしないこともないですね」

▼原田「個性の強い二人ですけど、それ以上にレベルも高い。その二人とタイトルマッチをすることで、自分たちのレベルも上がりますし、ノアのジュニアの面白さを届けられる戦いができると思っています」

――ジュニアへビー級の面白さは何でしょう?

▼原田「やっぱりヘビーにはない、飛んだり跳ねたりもそうですけど、内容の濃い攻防じゃないですか」

▼小峠「初めて見た人でも『すげえことやってるな、この人たち』っていうのは伝わると思うんですよ」

――女性人気も高いですよね。

▼原田「ケンオーハラは人気が高いです(笑)」

▼小峠「自虐的な(笑)」

▼原田「特に大原はスゴイですからね。でも、逆にそういうのは、黙らせてやろうって燃えますけど」

▼小峠「彼らの人を引きつける力は、いろいろな団体の中でも抜けている。でも、あの人気の高さを、逆にどうやって喰ったろうかなって考えますね」

――お二人にもタッグチームとしての強みはあるはずです。

▼原田「自信はすごくありますね。各々の実力も負けている気はしないですし、チームワークもそうですし、プロレスに対する思いも絶対に自信がある。そういう自信っていう部分では、あいつらに絶対負けていないと思います」

▼小峠「パートナーを信頼する強さっていうのもありますね。『こいつに裏切られたらしゃあない』くらいの気持ちで試合に向かっている。「何とかしてくれ」って思った時は、ほぼ9割くらい何とかしてくれる」

▼原田「そういうのが自然と出てると思います。『相手を信じている』みたいな言葉も改めて必要ない。自然と勝手にそうなっている感じ。二人でこれを越えていかないといけないって気持ちでやっている時もありました。絶対に成功してやろう、みたいな。でも、今はそれを越えて、自然な当たり前な感じになっていますね」

――大阪で行われるタイトルマッチでも、自然の流れで勝利をつかむお二人の姿がみられそうですね。

▼小峠「ベルトを持っているかいないかで、注目度って大きく変わってくる。初めて会場で見るお客さんに対しても、腰にベルトがあるかどうかでアピール度が違う。自分がプロレスラーとして成り上がっていくには絶対に必要なものだから、簡単には渡せませんね。僕らは必ず素晴らしい試合をします。大阪をきっかけにプロレス観戦デビューをする人がいるかもしれない。そういう人を必ずのめり込ませてみせますんで期待して下さい」

▼原田「ベルトを持っている責任感はすごくあります。レスラーはやっぱりみんなベルトを目指す。だからこそ、ずっと持っていたいなって思いますね。桃の青春とケンオーハラ。この試合には絶対的な自信を持っています。見に来て損をすることはない。逆に想像以上の試合をするので楽しみにしていて下さい」

プロ格 情報局