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6/2【NOAH/インタビュー企画】6・12後楽園に向けて GHCヘビー級王者・潮崎豪

 ノア6・12後楽園大会に向けたインタビュー企画。新GHCヘビー級王者としてシェルトン・X・ベンジャミンの挑戦を受ける潮崎豪の心境やいかに――。


【潮崎豪インタビュー】

――壮絶な死闘となりましたが、やはり杉浦選手の攻撃はきつかったですか?

▼潮崎「すべての技が効きました(苦笑) イスや乱入も予想していましたし、そういうものすべてをはね返して勝ってやろうと思っていたんですが、単純に杉浦の技、そのひとつひとつの威力が凄まじかったというか。たしか、左のラリアットだったと思うんですけど、食らった瞬間に吹っ飛びましたからね。最後、杉浦のパンチが入ってたら、試合もどう転んでいたかわからないと思いますし、紙一重の戦いでした」

――ノアに戻って来てからは初となるリミットブレイクも繰り出しましたが、あれは狙ってましたか?

▼潮崎「はい。でも、まさか返されるとは思いませんでした。最後は「負けたくない」という気持ちだけが杉浦を上回って、勝利を呼び寄せることができたんだと思っています。あとは今回、ファンの声援が本当にありがたかったですね……」

――終盤には潮崎コールも発生しました。

▼潮崎「そういうお客さんの後押しで勝てたという部分は大きいですし、自分が信じて貫いてきたことが、少しずつでもみなさんに感じ取っていただくことができたのかなと思いました」

――試合後、ファンのかたがたがリングの周りに集まる光景も感動的でした。

▼潮崎「本当にうれしかったです。ベルトをみなさんに触っていただいたんですけど、少しでもこの喜びを分かち合っていただけたらという思いでした」

――ファンとのふれあいという部分では、潮崎選手は故郷である熊本の復興支援として、試合直前まで募金活動をされていましたね。

▼潮崎「はい。募金してくださるかたや、Tシャツに応援メッセージを書いてくださるかた、多くの人々から大きなパワーをいただけたと思っています。まだ、熊本には足を運べてないですが、このGHCのベルトと一緒に、地元のみなさんに元気を届けたいと思っています」

――そして、6.12後楽園大会では初防衛戦として、鈴木軍のシェルトン・X・ベンジャミン選手を迎え撃つことが決定しました。今年4月のグローバル・タッグリーグ戦でも対戦されましたが、ベンジャミン選手の印象は?

▼潮崎「あのナチュラルパワーはケタ違いです(苦笑) コッチが投げられないように踏ん張っても、一気にぶっこ抜かれてしまうというか。まあ、身体能力や運動神経が優れているのは言うまでもないですけど、それに加えて破天荒な部分も持っているので、かなりの強敵だと思っています。大阪でのマイバッハ谷口戦も観ていましたが、最後にどえらいことをしてくれたので……」

――場外に設置したテーブルめがけて、谷口選手をリング上からパワーボムで投げ捨てる荒技を敢行しましたね。

▼潮崎「もともと、彼がWWEに上がっていた頃から『凄い選手だな』とは思っていたんですが、鈴木軍に入ったことでより強さを身につけているというか。本当、何をしでかすかわからない怖さを持っている選手ですね。コッチとしてはすべての技を受ける覚悟で臨まないといけない相手だと思います。それを回避するような気持ちがあったら、逆にやられてしまうと思うので」

――東京のファンに王者の姿を初披露するという意味でも、この試合は重要な一戦になると思いますが?

▼潮崎「そうですね。来ていただいたお客さんが、ベルトを巻いた潮崎豪をどう受け止めるのか。いろいろな反応はあると思いますが、僕はこの緑のリングで、ノアの誇りを守るような戦いを続けていくだけなので」

――最後にあらためて、初防衛戦への意気込みをお願いいたします。

▼潮崎「自分が一番思い入れのあるベルトを、ファンのかたがたの後押しで巻くことができたので、これからの戦いで少しでも、みなさんにお返しができればと思っています。ベンジャミン戦、GHCヘビー級王者として、GHCの名に恥じないような戦いをお見せしたいと思います」

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