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6/10【全日本】会見における田村、大森、中島の詳細コメント

 10日、神奈川・横浜市内の全日本事務所で会見した田村和宏、大森隆男、中島洋平の詳細コメントは以下の通り。

【会見の模様】
▼田村「昨日このGAORAのベルトを獲りまして、そしてこのHEAT UPユニバーサル王座、そしてパワー・ウォリアー…見事、三冠チャンピオンになることができたんですけど、昨日ちょっと興奮してていろいろしゃべってたんですけど、一晩寝て考えたんですけど、大森さん、1週間後にリマッチ? これ何の意味もないですよね?」

▼大森「ない! だから俺が昨日、試合終わったあとに言っただろ。お前はこのベルト挑戦するのにあんだけ苦労を重ねて、やっと挑戦して獲ったベルトなんだよ。そんで獲られた途端に相手がもう一回やらせてくれって言って、受ける必要全くない! やめとけ。必要ない。今日GAORA選手権の会見なんだけど、申し訳ないけど、やっぱりやめる」

▼田村「中止」

▼大森「だったらさ、もっと俺らにとって意味のあることやろう。これからさ、水道橋の闘道館とかプロレスショップあるじゃん。こういうフィギュアとか探してさ、俺が買ってやるからよ。これから行こう」

▼田村「買ってくれるんですか!?」

▼大森「あたりめぇだよ。もっとレアものあるだろ。

▼中島「私の思うGAORAとは? 私のロマン、利害を超越して誰もできないこと、誰もやらないことを夢として、それに挑戦する。それが私のロマンである。それが私の思うGAORAとは?」

▼大森「何、言ってんだ?」

▼田村「おい、お前、何でその言葉知ってるんだ? その言葉、ウチに飾ってあるポスターに書いてある言葉だぞ。何でお前知ってるんだ?」

▼大森「誰の言葉なんだよ、それ? 俺、知らねぇよ」

▼田村「大森さん、僕、この言葉に助けられてプロレスラーになったんですよ」

▼大森「全然聞いてねぇけど」

▼田村「大森さん、僕やります! やっぱりやります!」

▼大森「えぇっ? やめるって言ったじゃん、今日最初に。俺と一緒に闘道館にフィギュア買いに行こうって言ったじゃん。GAORAとかやるより俺がもっといいやつ買ってやるからさ」

▼田村「こいつがこんなにプロレス知ってるとは僕、知らなかったです」

▼大森「やるのかやらないのかどっちなんだよ?」

▼田村「やります!」

▼大森「やれんのか!? お前にやれんのか!?」

▼田村「やります!」

▼大森「GAORAの選手権、後楽園でやれんのか!?」

▼田村「やります!」

▼大森「挑戦受けれるのか?」

▼田村「やります!」

▼大森「だったら頬出せ!(とビンタ) お前にやれんのか!?」

▼田村「やります!」

▼大森「だったらやれや! とことんやれや!」

※大森が去ると
▼中島「今日、GAORAへの挑戦がPWFに認められたということで、男と男の一騎打ちといえば挑戦状、そして彼氏彼女といえばラブレター。書いてきました。拝啓、愛するGAORA。アモーレへ。入梅の候、曇り空が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。気がつけばアモーレと一緒になってもうすぐ1年。しかし昨日のあなたは僕の元から離れていってしまった。バックステージでも言いました。お願いだから、もう一度、考え直してほしい。僕はアモーレがいないと思うと一人で眠ることもご飯を食べることもできない。もうすぐ夏が来ます。思い出してください、二人の約束を。今年も海へ行くって、映画をいっぱい見るって約束したじゃない。15日、素敵な返事をお待ちしています。PS.激しく燃えてる心をつかんで、離さぬこの愛、この恋。あなたに愛される愛の奇跡。おぉアモーレ、アモーレ。敬具。あなたのアモーレ・中島洋平。……何かないですか? 質問などがあれば今日はお答えするつもりで来たので、聞いていただければと思います」

――先ほどのロマンは猪木さんの言葉では?

▼中島「いえ、あれは猪木さんというよりは僕のGAORAに対する思い。ただそれだけです。誰とかはないです」

――内容が全く重複していたが?

▼中島「それは…偶然ということは世の中にあるんだなと思ってます。正直、昨日試合が終わってから、精神的に参っちゃってる部分があって、今日も会見だというのにヒゲを剃り忘れてきちゃって。でも決まったからには今日で気持ちをスパッと切り替えて、15日しっかりGAORAが僕の胸に、腰に戻ってきてくれるように頭を切り替えて、5日間ですけど、しっかりとした中島洋平としてまた後楽園に立つことが最大限できることかなと思います」
――最初は挑戦を受けないと言ったが、気持ちが変わったのは?

▼田村「あの言葉を知ってるとはね」

▼中島「知ってた、じゃないよ」

▼田村「僕はあれをずっと家に飾ってるんですよ。今も飾ってるんですよ。持ってきたんですよ。出せないんですよ、いろんなことがあって。でもそれを知ってるってことはこいつは凄ぇプロレスファンだと思います。だからこいつの挑戦を受けます。ただ、手紙? 女々しいんだよ、お前。気持ち悪いな。ファンキー中島とか改名しろ」

▼中島「それはまた別の話じゃないですか」

▼田村「今、流行ってるだろ、そういうの」

▼中島「あんまり世間的にいい話題じゃないんで、それは」

▼田村「そういうのを持ち込むの、いかんぞ」

▼中島「何でですか? 僕とGAORAの仲の話ですから」

▼田村「今朝もやってたぞ。三遊亭円楽師匠が撮られたみたいな。そういうのをプロレスに持ち込むんじゃないよ」
▼中島「持ち込んでない。ただ僕のGAORAに対する気持ちを綴ったってだけじゃないですか」

▼田村「不倫ですよ、不倫。これは今、俺のベルトでしょ」

▼中島「むしろ、あなたが間男でしょ」

▼田村「いやいや、これ俺のベルトでしょ。不倫をしようとしてるんだ、お前は!」

▼中島「パワー・ウォリアーとイチャイチャしてればいいじゃないですか」

▼田村「パワー・ウォリアーは神様だよ。(GAORAは)新しい恋人だよ。お前それを獲ろうとしてるのは不倫だよ」

▼中島「これ(HEAT UPベルト)は?」

▼田村「これ親父だよ」

▼中島「お父さん? すいません、あとでごあいさつを…」

▼田村「そういう世間の流行りを持ってくるな。卑怯者だ。そんなの後楽園で絶対取らせない」

▼中島「後楽園でGAORAが答え出してくれるんで」

▼田村「プロレスは世間とも戦わなきゃいけないんで、こいつが間違ってるってことを後楽園ホールで円楽師匠とファンキー加藤とベッキーにわからせてやる!」

▼中島「戦う相手を間違えてるかなという気がしますけど…ちゃんと気持ちは伝えたんで、15日まで答えを待ちますから」

▼田村「(手紙を突き返して)お引取りください」

▼中島「これはあなたに渡したんじゃないですから」

▼田村「(ベルトに)触るな!」

▼中島「触ってないでしょ」

――昨夜は一睡もできなかったと?

▼中島「そうですね、寝れてないですね。この手紙も30回ぐらい書き直したんで。今日午前中ぐらいに後楽園のカードとして決まったと聞いて、あわてて準備して来ましたね。こんな長い半日は人生で初めてかもしれないですね」

――この苦しみから逃れるためにも取り返すしかない?

▼中島「苦しみから逃れるためというよりは、僕は単純にGAORAと一緒にいたい。それが一番ですね。そのためだったらこの苦しみも乗り越えてみせる」

――6・20函館大会への凱旋も控えているからなおさらGAORAを獲り返したい?

▼中島「そうですね。20日、地元の家族、友人もGAORAと会えるのを楽しみにしてるんで。もう布団も用意してると言ってたんで」

▼田村「こんな女々しい奴に負けるわけないじゃないですか。3連勝。ずっと勝ってるんですよ。次も負けるわけないじゃないですか。ただ一つ気がかりなことがありまして、1994年に馳さんがWCWのインターナショナルをリック・ルードから獲ってるんですよ。その1週間後に獲られちゃってるんですよ。で、その1994年の4月4日に藤波さんが橋本さんからIWGPを獲ったんですよ。で、5月1日に獲られちゃったんですよ。リマッチの魔の手っていうんですか。恐ろしさがあるんで、そこだけは気をつけて、気持ち入れ直してチャレンジャー精神で負けないように」

▼中島「ホントこの人、新日本の話しかしないですね。(田村が黙ると)どうぞ続けて下さい。まだ続けられるなら続けて下さい。お父さんもみてますから」

▼田村「ということですよ。気持ちをしっかり入れ直して、1週間のリマッチ、チャレンジャーという気持ちで僕は戦いたいと思います」

――連敗中だが打開策は?

▼中島「前回のタッグマッチでの試合というのは大森選手との合体技だったりとか、AJレンジャーグリーンの誤爆とかがあったんで、そこはちょっと違うかなと思うけど、昨日は跳後廻蹴を出せなかったのがあるんで、そこに対して僕のフィニッシュ、僕が一番自信を持ってる技というのは田村選手も知ってると思うんで、警戒されてる中で、僕がどう上を行くか。そこだと思います」

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