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6/15【大日本】河上が7・24両国で復帰、相手は自身の希望で関本に決定

 左ヒザ負傷で欠場中だった河上隆一が15日、大日本プロレス東京事務所で会見し、7・24両国大会での復帰を発表。自らの希望で関本大介との一騎打ちが決まった河上は「プロレスは格闘技なんで。勝ったか負けたかなんで。やっぱり僕は復帰戦だけども勝ちを狙っていく」と復帰早々の関本超えを誓った。

 昨年8月から左ヒザ負傷(左膝前十字靭帯損傷)のため戦列を離れていた河上だったが、夏のビッグマッチ7・24両国大会で復帰することが決まった。しかも河上自身の希望が通り、いきなり関本とのシングル対決に臨む。

 天龍源一郎引退興行となった昨年11・15両国大会以来8ヶ月ぶりのリング。気になるのは回復具合で、河上は「回復自体はたぶん今の時点で7割ぐらい。復帰に向けて8割ぐらいに戻して、そこまで回復すれば試合的に問題ないであろうという医者からの判断も出た」と説明した。再発の不安もあり、見切り発車の感も否めないが、「両国大会どうだろうなって自分の中でも疑問視があって。間に合うのかな、でも出たいなって焦りの気持ち」もあって両国での復帰を決意。「プロとして試合に出る以上、しょっぱい試合したくないんで、まず7月24日に合わせてガンガン調整していく」と復調を誓っている。

 河上は復帰へ向けて肉体改造に着手。105キロあった体重を98キロまで落とし、脂肪を燃焼させつつ筋量を増やすことに成功した。その成果を関本相手にみせつけるつもりで、「いい試合しようとか全く考えてません。これから復帰してから言っていこうと思ってるんですけど、プロレスは格闘技なんで。勝ったか負けたかなんで。やっぱり僕は復帰戦だけども勝ちを狙っていくという姿勢でいきます」とキッパリ。新技投入もほのめかしつつ、関本超えを誓った。

 河上が欠場中、ストロングBJは神谷英慶、橋本大地らが躍進するなど状況が様変わりした。外から見て後輩の成長を実感している河上は、「勢いあるなって思う反面、好奇心というか、じゃあ今の大日本のストロング部門に河上隆一が入ったらどうなるんだろうっていう楽しみの方が大きい」といい、「今いい感じで乗りに乗ってる若手を一つずつ積みながら、もちろん上を狙いながら。こうやってリスタートを切るのも2回目なんで、やりたいように自由にやっていこうかなと」と自分なりのやり方でストロングBJの頂点を目指していく構えをみせていた。

☆7/24(日)東京・両国国技館『両極譚〜RYOGOKUTAN〜』13:30開場、15:00開始

▼河上隆一復帰戦
河上隆一
(1/30)
関本大介

[既報カード]
▼BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合
[挑戦者]
神谷英慶
(1/30)
岡林裕二
[第7代王者]
※岡林4度目の防衛戦

▼BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 デスマッチ形式未定
[挑戦者]
星野勘九郎
(1/30)
伊東竜二
[第32代王者]
※伊東6度目の防衛戦


【会見の模様】
▼河上「昨年の8月ぐらいからヒザのケガでお休みをさせていただいて、昨年の11月の天龍さんの引退興行を最後にお休みさせていただきました。そして今回12月の頭に手術をして、トレーニングし、リハビリをしながら、とりあえず執刀医からもOKが出たということなので、きたる7月24日、両国国技館大会で復帰させていただきたいと思っております。そして相手は僕の師匠でもあり、僕のデビュー戦の相手でもあり、僕のプロレス人生の岐路に立っていた関本大介に挑戦したいなと思っております」

――現在の足の状況に不安はない?

▼河上「いえ、そういうわけではありません。回復自体はたぶん今の時点で7割ぐらい。復帰に向けて8割ぐらいに戻して、そこまで回復すれば試合的に問題ないであろうという医者からの判断も出たんで。明日復帰してくれってことは厳しいんですけど、もちろんプロとして試合に出る以上、しょっぱい試合したくないんで、まず7月24日に合わせてガンガン調整していく感じですね」

――両国で何としても復帰したかった?

▼河上「そうですね。僕自身、両国大会どうだろうなって自分の中でも疑問視があって。間に合うのかな、でも出たいなって焦りの気持ちもあって、やっぱり同じようなヒザの痛みを再発してってことも考えたら、どうしてもあの痛みは忘れられないんで、正直、リングに上がるのが全く怖くないわけではないんで。それでも今の回復してる感じもなかなか自分で動いてみて感触があるんで、それで自分でも見切りというか、いけるだろうと見立てを立てて。社長からは『見切り発車なの?』とかいろいろ言われましたけど、もう決めたんで、そこに向けてガッチリ調整していくだけですね」

――欠場中、ストロングBJをどのようにみてきた?

▼河上「みんな凄く頑張ってるというか。特に後輩がストロングという枠の中でどんどん成長していって、それは試合みてるんで感じますよね。今回、両国でタイトルマッチやる神谷だったり、僕のすぐ下の後輩なんでね。勢いあるなって思う反面、好奇心というか、じゃあ今の大日本のストロング部門に河上隆一が入ったらどうなるんだろうっていう楽しみの方が大きいですね。新しく入った橋本大地だったり、試合をやったことがないんで。正直、後輩とか僕の復帰はあんまりうれしくないと思うんですよね。目の上のたんこぶが増えるんで。今いい感じで乗りに乗ってる若手を一つずつ積みながら、もちろん上を狙いながら。こうやってリスタートを切るのも2回目なんで、やりたいように自由にやっていこうかなと思っております」

▼新土リングアナ「ニコ生でコメントが続々ときてるんですが、復帰戦のコスチュームなどというのは新調するのか、今までのを着るのか?」

▼河上「新調します! 新調しますよ、皆さん。楽しみにしてて下さい。両国という舞台なんで、前は甲冑を着て歌いながら入場しましたけど、今回一人なんで、河上隆一の新しいスタートとして、そういう意味でも自分の気分転換にもなると思うんで変えます」

▼新土リングアナ「コスチュームは一新するということで、髪型も注目したいんですが一新する?」

▼河上「あんまり考えてないかもしれないですね。ちょっと変な髪形にしすぎると洋服と合わなくなっちゃうんで。今の僕より新土リングアナの方が全然レスラーみたいな髪型してるっていう」

▼新土リングアナ「特に髪型は変えることは考えてない?」

▼河上「結局、気まぐれなんで、僕は。試合前に気が変わるかもしれません。乞うご期待」

――復帰戦でいきなり大変な相手を希望したが、関本とやりたい一番の理由は?

▼河上「一番頑丈だからです。僕、今ケガをしてから体重を落としまして、ケガする前は105キロぐらいあったのを98キロぐらいまで落として、もちろんヒザへの負担を軽減するためなんですけど、脂肪を落としながら完全にそれを筋肉に変えることが最近できてるんで、肉体改造もした河上をみてほしいのと、関本さんを選んだ理由は今言ったように、本当に思い切りいける相手だし、いろいろな思いがありながら。でもいい試合しようとか全く考えてません。これから復帰してから言っていこうと思ってるんですけど、プロレスは格闘技なんで。勝ったか負けたかなんで。やっぱり僕は復帰戦だけども勝ちを狙っていくという姿勢でいきます」

――復帰戦でいきなり関本に勝利すれば欠場中のブランクを挽回できそうだが?

▼河上「もちろん、そういう意味もあるでしょうし、これからの河上はどうなるっていうのもある意味、天秤にかけられる、そういう試合だと思うんで」

▼新土「もう一度コメントの質問に触れたいんですが、復帰戦でストロングBJのトップ、関本選手ということで、新技、秘策は考えているでしょうか?」

▼河上「相手が関本大介なんで、もちろん勝つためには今までどおりいってもダメだと思うんで、新技ないし、いろいろ攻め方を変えていかなきゃいけないと思ってるんで、それは考えて試合で出しますよ」

――縁のある中之上が鈴木と激しくやり合っているが気になる?

▼河上「そういういろいろゴチャゴチャがどこで起こったのかわからないし、それが他団体で発進されたものかもしれないし。正直、客観的に第三者としてみてたんで、気にはなってないです、正直。僕には関係ない。僕がいて、僕の物語なんで。僕の知らない物語には全く興味がございません」

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