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7/13【新日本】左肩70%も不安なし G1での復帰へ棚橋が回復アピールで「ちょっくら2連覇してきます」

 『G1 CLIMAX 26』(7月18日開幕)に出場する前年度覇者・棚橋弘至が13日、東京・世田谷区野毛の新日本道場で練習を公開。2ヶ月ぶりの復帰で過酷な真夏の祭典に臨む逸材は左肩の回復をアピールし、「ちょっくら2連覇してきます」と言い切った。

 「左肩剥離骨折および二頭筋断裂」のため今年5月から戦列を離れていた棚橋は復帰早々、過酷なG1に挑む。この日の公開練習では4月から新日本のトレーナーとなった菅野洋介氏とともに、普段行っているリハビリ、トレーニングの一端を披露。バランスボールを使って負荷をかけたり、ダンベルやチューブを使って筋力を強化したりと左肩に重きを置いた練習法で汗を流した。マット運動や受身によって試合勘を取り戻す作業も欠かさない。

 この日の公開練習をみる限り、棚橋の左肩に不安は感じられず。リハビリ専門機関による診断結果も回復具合は「70パーセント」だという。それでも負傷当初は茶碗などの軽いものを持つだけで痛みが走り、2週間も安静固定する重傷だった。左腕が右腕よりも約3センチ細くなるなど筋力低下もあったが、5週間続けてきたリハビリとトレーニングのかいあって、ここまで回復を遂げることができた。

 左肩が全快しないままG1開幕を迎えることになり、一抹の不安も残るが、棚橋は「野望としてはG1のシリーズをこなしながら肩の状態がどんどんよくなってくる予定」と強気だ。左肩の分を強化した下半身で補うつもりで、「欠場前を100としたら、100で戻ります。で、あとは肩の回復が100プラス上積みになってます。開幕戦でいつも以上の最高の試合を見せる。そして勝つ。一気にG1盛り上げますので、大いに期待してください」と豪語した。

 「今までやったことのないトレーニングとかで新しくコンディショニングしてきたんで、オーバーホールしたというよりは、全く新しい体を手に入れたイメージ」。そう話した棚橋は生まれ変わったような感覚でG1に臨む。「プロレスへの飢えが、欲求が高まりすぎて。復帰戦というよりはデビュー戦みたいな感じですね。デビューを待つドキドキした気持ちの方が、G1っていう大会への不安感を凌駕してる」と言うように過酷な連戦への不安以上にリングに立てる喜びが勝っている。

 「現時点でこれぐらい力が出ますというのを見ていただいて、伝えていただいて、ファンの方に安心してもらえれば」との思いでこの日、公開練習に臨んだ棚橋。復帰早々、G1出場にも不安はなく、「ちょっくら2連覇してきます」と言い切って締めた。チューンアップを遂げた逸材が真夏の栄冠を2年連続で勝ち取るか。

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