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7/14【新日本】公開練習における棚橋、菅野トレーナーの詳細コメント

 14日、東京・世田谷区野毛の新日本道場で練習を公開した棚橋弘至、菅野洋介トレーナーの詳細コメントは以下の通り。

【公開練習前の棚橋】
▼棚橋「肩が悪かったんで菅野さんとリハビリして、ある程度できるようになりましたという報告と、現時点でこれぐらい力が出ますというのを見ていただいて、伝えていただいて、ファンの方に安心してもらえればなと思います。ちなみに30、40分でしっかりやります。なぜなら、今日は9時から、11時半から、3部練習。3回目だから(笑)」

【公開練習後の棚橋】
▼棚橋「肩、二頭筋がよくなるのは治療とリハビリを同時進行しても日にち、時間がかかるので、野望としてはG1のシリーズをこなしながら肩の状態がどんどんよくなってくる予定です。開幕にギリギリ間に合った形なんですけど、菅野トレーナーとふともも、下半身、お尻を重点的に鍛えたので、ここのパワーを使うと。欠場前を100としたら、100で戻ります。で、あとは肩の回復が100プラス上積みになってます。開幕戦でいつも以上の最高の試合を見せる。そして勝つ。一気にG1盛り上げますので、大いに期待してください」

――トレーニングと試合は別物だが、試合に対する不安があるのでは?

▼棚橋「心肺機能も十分上げてきたんで、スタミナ面、技術面は問題ないですね。どうしても実戦から離れて、受身とか体に残るダメージがちょっと相手より不利かなというイメージがありますね」

――肩を攻められる可能性もあるが?

▼棚橋「攻めてきたらどうしましょう。僕としてはテーピングはしたくない。なのでトレーナーの先生と相談するんですけど、テーピングはいらない状態です。テーピングはケガを防ぐっていう目的ももちろんあるんですけど、テーピングを巻いてきた棚橋ってちょっと期待感下がるじゃないですか。巻かないでいい状態なんで巻きません」

――過酷な連戦に対する不安は?

▼棚橋「不安が不思議となくてですね。何でかというと2ヶ月って久しぶりの休みじゃないですか。プロレスへの飢えが、欲求が高まりすぎて。今までやったことのないトレーニングとかで新しくコンディショニングしてきたんで、オーバーホールしたというよりは、全く新しい体を手に入れたイメージ。なので復帰戦というよりはデビュー戦みたいな感じですね。デビューを待つドキドキした気持ちの方が、G1っていう大会への不安感を凌駕してる」

――公式戦で気になる相手は?

▼棚橋「もちろんAブロック、魅力的な選手、注目すべき選手いるんですけど、他の選手以上に開幕戦が棚橋の鍵になってくると思う。そこで判断して下さい。僕の説明だとどんな状況になったというのが足りないんで、そこはトレーナーに、棚橋の初期段階の症状から今の段階まで説明していただきます」

▼菅野トレーナー「最初、欠場を発表したあとに、もう一度詳しく外部の専門機関で肩の機能評価、肩がどれぐらい動くか、腕の太さが何センチとかというのを調べていただいたところ、まず痛みに関して言えば、ぶら下げてるだけで痛いというのが欠場当初の痛みでして、お茶碗とかを持つのが凄く苦痛というレベルの痛みでした。わかりやすい腕の太さでいえば約3センチ、左が右よりも細くなってしまいまして、欠場が決定したあとに病院と、病院とは別のリハビリ専門の機関で再検査していただいて、そこから2週間まず安静固定で肩をぶら下げた状態をキープして、肩に自分の腕の重さすらかけないようにしていただきました。それから安静にして痛みが取れてからリハビリをスタートして、今日で5週目になるんですけど、おとといリハビリの専門機関で機能評価をしていただき、専門家の検査結果で現状、肩の治り具合としては70パーセント。ただ右と左で3センチあった差は収縮してもらうと全く差がないところまで戻ってます。怪我の程度から2ヶ月というのは肩を治すということだけ考えたら全然足りない。あと1ヵ月ほしいぐらいなんですが、それをわかった上で復帰するんで、残りの30パーセントを下半身の筋肉だったり、腹筋だったりでカバーしていきましょうと。今日みていただいたように肩だけじゃなく、下半身だったり。いつもはこれの3倍ぐらいトレーニングをしてます。あとは僕は今までサッカー界にいて、初めてプロレスラーの方をみさせていただいてるんですけど、普段のトレーニング量がものすごくあるので、新しいことをしてもすぐ反応を出してくれるので、短い時間のリハビリの成果としては十分体で表現できていると思います。あとはリハビリだったりトレーニングでやってきたことがリングで表現できるかというのは、僕もプロレスラーのリハビリをサポートしたのは初めての経験なので、自分の中で楽しみであったり、ドキドキしているところがあります」

――リハビリ期間で一番つらかったのは?

▼棚橋「力を入れようと思っても力が入らなかったりとか、ちょっと動かしただけで、こんだけしか動かないとか。そういうところから先生にサポートしてもらって、もうちょっと、もうちょっとって動かない体を自分で認めることがスタート。そこが一番きつかったですね」

――腕が細くなったとのことだが、欠場中に焦りはあった?

▼棚橋「ネタにしてました。腕やっちまったって落ち込むのは簡単なので。こっちが細いから、シオマネキって感じですよ。ブログとかインスタをアップする時にハッシュタグでシオマネキって自分でつけて楽しんでましたよ(笑) 以上、まじめな公開練習で申し訳ないんですけど、それだけG1 CLIMAXに向かう気持ちがまっすぐということで。ちょっくら2連覇してきます」

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