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7/27【NOAH/インタビュー企画】潮崎「身削っても前回以上」、杉浦「どうせまた辞めんだろ?」 7・30GHC戦直前インタビュー

 いよいよ3日後に迫ったGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)潮崎豪vs杉浦貴(挑戦者)」。2か月ぶりの再戦はGHC史上初のランバージャック形式で行われる。「この身を削ってでも前回を上回る内容を残す」という潮崎に、杉浦は「どうせまた辞めんだろ? オマエがもう戦いたくなくなるくらい、イスでブッ叩きまくってやるから覚悟しとけ!」と通告。両雄への直前インタビューは以下の通り。


【潮崎インタビュー】

――改めて6・12後楽園でのベンジャミン戦を振り返って?

▼潮崎「自分の中では30分以上も戦った感覚がないんですよね、時間を忘れるくらいに密度が濃かったというか。防戦の場面も多かったので、あらためてベンジャミンの手強さを体感しましたね」

――最後は豪腕ラリアットで決めたが?

▼潮崎「はい。相手の技をとことん受け切って、最後にフォールを奪うという、自分らしい戦いができたんじゃないかと思っています」

――防衛後、三沢光晴さんの遺影の下でノア再入団を訴えた際の心境を改めて?

▼潮崎「あのときの拍手や声援は、本当に心に大きく響きました。自分の中で押さえきれなかった思いを、多くのかたに受け入れていただけたことが、ノアに戻ってきてからの日々を振り返ると感慨深かったです」

――王者として全国を回る日々だが、何か目の前の風景は変わった?

▼潮崎「そうですね。正式にノアの人間として試合をすることで、自分の中で何かがふっきれて、視界が広くなった気はします。より一層、ノアを守っていくという気持ち、ノアを盛り上げていくためにこの身を捧げようという思いが強くなりました」

――杉浦相手の防衛戦も目の前。襲撃されたことが挑戦へとつながったが?

▼潮崎「これは考えが甘いのかもしれませんが、まさか杉浦貴がああいった手段に出るというのは、予想もしていなかったです。でも、そこまであの男がGHCのベルトに執着心を持っているという表れだと思いますし、コッチは王者として『だったら、納得いくまでやってやろうじゃないか』という気持ちです」

――杉浦からベルト奪還への思いが伝わってくる?

▼潮崎「そうですね。鈴木軍全体が、ノアのベルトをもう一度全部奪うために、躍起になっているというか。でも、そうはいかせないし、どんな手を使ってきたとしてもはね返して、守り抜こうという気持ちが強いです」

――肉体的負担が特に激しい杉浦戦を短いスパンで行うのも厳しいのでは?

▼潮崎「はい、厳しいです(苦笑) でも、どんな試合でも厳しいものだと思いますし、そういう戦いを積み重ねてこそ、GHCの価値も上がると思っているので。そういう厳しいという感覚すら飛び越えるような、王座戦をやりたいですね」

――常々、杉浦のことを“特別な相手"と発言しているが?

▼潮崎「はい。杉浦がコッチのことをどう思っているかは知らないですけど、俺はあの男にだけは負けたくない。それこそGHCが懸かっていない前哨戦であっても、アイツよりも上にいきたいと思っています。だからこそ、どっちも一歩も引かない攻防になるんでしょうし。自分にとってGHCの王座戦というものは、つねに進化していく戦いだと思っているので。7・30の戦いも結果はもちろん、この身を削ってでも前回を上回る内容を残すだけです」

――丸藤と中嶋はG1出場中で不在だが?

▼潮崎「もちろん、丸藤選手と中嶋選手が抜ける穴というのは小さくないですけど、あの二人にはノアのことは気にせず、心置きなくG1制覇に向けてがんばってほしいと思っています。俺もG1に参戦したことがありますし、大きな注目が集まるシリーズですけど、個人的にはそのインパクトに勝るくらいの試合を、このノアで見せたいです。きっと、そう考えているのは自分だけじゃなく、ノアで戦っているレスラーの多くが、同じ志を持っていると思いますし。今回の杉浦戦では、俺がノアの底力を証明したいですね」

――改めてメッセージを

▼潮崎「俺をノアに迎え入れてくれた、多くの人たちの期待に応えるような熱い戦いをお見せします。俺と杉浦にしかできないような真っ向勝負を期待してください!」



【杉浦インタビュー】
――潮崎がベンジャミンを破って防衛した後に襲撃した理由を改めて?

▼杉浦「あのヤローが王者ヅラしているのが気に食わねえから、痛い目に遭わせてやったってだけの話だよ。べつに咄嗟に動いたわけじゃなく、ベンジャミンがアイツにいかれたら仕掛けてやろうって考えてたのを、実行に移したまでだ」

――潮崎のノア再入団については?

▼杉浦「そんなもん、俺には関係ねえし、勝手に出たり入ったりしてりゃ、いいんじゃねえの? どうせまた辞めんだろ、アイツ。一度浮気したヤツっていうのは2回も3回もやらかすんだよ、一種の病気みたいなもんだからな(笑) それと一緒でアイツもまた、平気で裏切ってどこかに行くかもわかんねえし。今回、スンナリと入団を認めたノアもファンも、相変わらずバカだってところだな。まあ、俺はアイツに対してはイラ立ちしかねえよ。見てるだけで、何から何までムカついてくる」

――何から何まで?

▼杉浦「あの根性も顔もムカつくし、アイツの汚い肌すら腹が立ってくる。俺がイスでブッ叩くのは、アイツの肌の張りをよくするためにやってんだよ。俺のほうが年上だけど、肌ツヤはいいからな」

――以前の潮崎との変化は感じている?

▼杉浦「最初、あのヤローがノアに戻ってきて当たった時は『コイツ、ニブったな』って思ったけど、あのタイトルマッチの時にはもう、アイツも昔の感覚に戻ってたな。憎たらしいあの感覚に」

――自身は「中途半端な気持ちで出ていって、また中途半端な気持ちで戻ってきたヤツには何も感じない」と発言していたが、そこから変わってきた?

▼杉浦「俺らと戦うことで、変わらざるをえなかったんだろ」

――潮崎は杉浦選手のことを“特別な相手"と発言しているが?

▼杉浦「クソどうでもいいわ。そんなことを口にされるだけでも気持ちわりーし、俺からすれば邪魔者っていうだけだ」

――潮崎との戦いは特別なものではない?

▼杉浦「普通にムカつく相手とやる、普通の試合。それだけだな」

――過去杉浦選手が王座陥落した際と同様に、またも潮崎に敗れてベルトを失った形ではあるが?

▼杉浦「テメェ、くだらねーこと聞いてんじゃねーよ! 次は同じ結果にはならない。俺にとって邪魔な存在は消す、それだけだ」

――勝つためには手段を選ばない?

▼杉浦「勝つために使えるものを使って、何が悪いんだ? いいか、最後にベルトを巻いている人間が一番強ぇんだよ。潮崎のヤローに言っとけ! オマエがもう戦いたくなくなるくらい、イスでブッ叩きまくってやるから覚悟しとけ!」

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