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8/4【WRESTLE-1】8・11横浜W-1王座挑戦へ 征矢が山ごもり修行を敢行

 8・11横浜大会『プロレスLOVE in YOKOHAMA』でKAIとのWRESTLE-1チャンピオンシップを控える征矢学が山梨県某所で山ごもり修行を敢行した。

 修行の現場は山梨県某所。この時期、夏本番を迎える寸前とはいえ富士山のふもと近くのこの場所の気温は20度前後。しかも時間はすでに夜の12時近くであり、また小雨の影響もあって普通の人間であれば肌寒く感じる気温。だが、征矢は迷彩柄のタンクトップに短パンという格好で肌寒い素振りすら見せない。手には串に刺した魚を持ち、網などは一切使わずなんと直火で焼き始める。しっかり焼くとその魚にかぶりつき、3匹ほど平らげた。なんでも山の中で食材を探し、こうして食べることがどんなトレーニングよりも心身を鍛えることに繋がる、という。

 翌朝4時30分、征矢選手は近くの湖のほとりで明るみ始めた空と雲がかかる山や森をじっと眺めていた。全く雑音はなく時折、雲の隙間から光が差し、湖面では魚が跳ねるなんとも神々しい風景。じっと湖、そして対岸の森や山々を見つめる征矢は、まるで自然と対話し、そのエネルギーを体に取り込んでいるかのようだ。しばらくすると膝下程度の深さの所まで湖に入っていき、さらに遠くを見つめる。静かに湖に入り、特に泳ぐなどのトレーニングをするわけでもなく、じっと静かにたたずむその姿からは、ある種の自然、ワイルドへの尊敬の念すら感じられた。

 しばらくすると湖から上がってきた征矢は、今回の修行が終了したことを告げた。振り返ると特別なトレーニングをしているわけではなく、いうなれば野性的、原始的な環境に身を置くこと自体が今回の修行の目的だった模様。自然が豊かな環境で幼少時代を過ごした征矢にとって、この修業は“原点"であり、まだまだ追い求めるワイルドに対する“通過点"であるのかもしれない。(※情報提供:WRESTLE-1)

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