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8/11【全日本】青木&佐藤が8・20神戸パロマ&内田のアジアタッグ挑戦、ドリーPWF会長の判断に一任

 アジアタッグ王者・青木篤志&佐藤光留が11日、長野・上田創造館大会の試合前に会見。8・20神戸大会での挑戦を表明しているレイ・パロマ(パートナーは内田祥一)のアピールを受け、ドリー・ファンク・ジュニアPWF会長の判断に一任する意向を示した。

 青木&佐藤は8・6新潟大会で大森隆男&田村和宏を退け、アジアタッグ初防衛に成功。防衛ロードの第一歩を踏み出した。

 だが、二人にひと息つく間はなさそうだ。さっそく挑戦者候補が現れたのだ。パロマだ。今月7日、自身のツイッターで「全日本プロレス並びにPWFさま そして変態自衛隊のお二人へ エボリューションの一員として、お二人と真向勝負がしたい。8月20日、神戸でのVS青木・佐藤戦にアジアタッグのベルトを懸けていただこうか 青木隊長には、私を放置した貸しがあるからな、、隊長!俺の愛を受け止めてくれ!」と挑戦をアピールし、8・20神戸大会での「青木&佐藤vsパロマ&内田」をタイトルマッチにするよう要求してきた。

 これを受けてこの日、上田大会の試合前に青木と佐藤が緊急会見し、見解を述べた。中でも佐藤は不満顔で「主張してくるのはいいけど、じゃあお前に何の実績があんねん?っていうことですよ。別にあの人のこと嫌いじゃないけど、全日本で何も残してないわけですよ。それであんな簡単に口に出されたらどうなの?」とパロマの実績不足を指摘。それでも完全拒否はせず、「だからどうするか青木さんに任せますから」とパートナーに下駄を預けた。

 一方、青木はまずパロマの事実誤認を全面否定。パロマは青木からEvolutionTシャツをプレゼントされたことで、一員になったつもりでいるようだが、「ほしそうにしてたからTシャツあげただけで、別にチームに入ってくれとかいう感じではないからね。思い返してもらえばわかると思うけど、一緒にやろうよとかって話はしてないから」と説明した。

 それでも「誰の挑戦も受ける」というのが青木の考え。「最終的に僕の判断じゃないんでね。ここはPWFが判断すること」とし、ドリー会長に判断を委ねた。そもそもドリー会長がパロマの存在を認識しているかどうかもあやしいところ。PWFからどんな判断が出されるか、成り行きが注目される。

【会見における青木&佐藤】
――8・6新潟大会でアジアタッグ初防衛を果たし、その後、8・20神戸大会で対戦するレイ・パロマがツイッターで挑戦をアピールしてきたが?

▼青木「何か書いてたね。俺も反応しちゃったけど」

▼佐藤「自分のためしか思ってないでしょ。自分がやりたいからって主張してるわけですから。主張してくるのはいいけど、じゃあお前に何の実績があんねん?っていうことですよ。別にあの人のこと嫌いじゃないけど、全日本で何も残してないわけですよ。それであんな簡単に口に出されたらどうなの?ってありますから。だからどうするか青木さんに任せますから」

▼青木「僕に任されてもっていうところですね」

――本人はEvolutionの一員になったつもりで、青木選手に放置されたと主張していたが?

▼青木「別に放置はしてない。だってTシャツあげただけですから。ほしそうにしてたからTシャツあげただけで、別にチームに入ってくれとかいう感じではないからね。思い返してもらえばわかると思うけど、一緒にやろうよとかって話はしてないから。とりあえずTシャツあげて帰ってきただけだから。それで言われるのも僕からしたら違うと思うけど、それで彼が実力行使じゃないけど、じゃあ勝ったら入れろとか、そういうのがあるんだったら言ってきてくれてもいいしね。だからって負けたら入れないよって言うつもりもないし」

▼佐藤「Tシャツ持ってるだけでEvolutionに入れるんだったら、全国に何人Evolutionいるんだって話になるからね」

▼青木「何だったら勝ってくれた人の方が価値あるからね」

▼佐藤「そう。実入りになってるわけですからね。お前、不利益をもたらしてるだけやん」

▼青木「しかも僕があげたのがXLで、彼の体には合わないサイズをあえてあげただけ。僕にもちょっと大きいなと思ったからあげただけで、チームに入ってもらいたいんだったら、彼にジャストサイズのMサイズをあげてただろうし」

▼佐藤「Evolutionの古着を手に入れただけで、急に放置プレーだ、アジアだってちょっとどうかと思ったけど、そこは青木さんに任せますよ」

▼青木「自分がいろいろ決めなきゃいけないのかもしれないけど、最終的に僕の判断じゃないんでね。ここはPWFが判断することだと思います。会長のドリーさんが冗談の通じる人というか、冗談がわかる人だったら承認しちゃうだろうし、通じない人だったら突っぱねちゃうだろうし。何だったらレイ・パロマと聞いた時点で外国人だと思う可能性も高いし」

▼佐藤「レイってついてる時点でアジアじゃないですから。だってスペイン語で王様ですから。アジアじゃない。そんな奴にアジア挑戦されても違うでしょ」

▼青木「カンナム・エクスプレスもアジア獲ったよね。あれもアメリカ人とカナダ人だよ。まぁ最終的には会社とPWF判断ということで。これでPWFが判断して、パロマがないってなった時点でいつも通りのダンスをしてくれればいいだけで。別にいいですよ。誰の挑戦でも受けるんで、僕は」

▼佐藤「じゃあ、もしタイトルマッチだってなったら、変態自衛隊を名指しですから。変態自衛隊って名指しされたんですから、変態自衛隊で迎え撃ちますよ」

▼青木「僕はその名前、一切受け付けてないから」

▼佐藤「そのへんのデリケートなことにお前は触ったんだよっていうのを教えてやりますよ」

▼青木「あれを言ったことによって、僕がそう思われるという、怒りの導火線に火がついたわけで、その罪が重いというのは覚悟しておいてもらいたいですね。変態自衛隊ではないんで」

▼佐藤「ベルトほしいんだったら、単体でもめんどくさいのに二人いるわけですから。大変ですよ。それ背負う覚悟があるんだったらね。ツイッターですから。一番我々に火がつきやすいから」

▼青木「僕フォローしてないし、わかんないからね」

▼佐藤「僕はフォローしてる?」

▼青木「してない。僕もしてないでしょ。パイルドライバーしかしてないでしょ。まぁ、あとはドリーさんの判断。ドリーさんがレイ・パロマを認めるか認めないか。これ大問題ですよ」

▼佐藤「話が変わってドリーさんがレイ・パロマと戦うっていう可能性も…」

▼青木「ドリー&レイ・パロマ組でやったら面白いね」

▼佐藤「それだったら誰も文句ないですよ。アメリカ人と鳩の王ですから。ジ・アメリカ、テキサス人、ドリー・ファンク・ジュニアと、歌って踊れる鳩の王様ですよ」

▼青木「面白いね。そういうタッグが見たい、俺は。あとは判断任せるんで、やるんであれば覚悟を持ってやってもらいたいですね」

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