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8/18【DDT】プロレスをさらなる高みへ KO-D最年少王者・竹下が宣言、石川突破で「スタートラインに立つ」 両国4大タイトルマッチ会見

 8・28両国大会へ向けた会見が18日、東京・両国国技館で行われ、4大タイトルマッチ出場選手が出席。メインイベントを張るKO-D無差別級最年少王者・竹下幸之介はプロレスをさらなる高みへと導いていく覚悟を改めて示し、「両国のメインで石川修司選手相手に防衛して、初めてそのスタートラインに立てる」と誓った。

 DDT夏のビッグマッチ8・28両国大会はいよいよ10日後となったこの日、4大タイトルマッチ出場選手が出席しての会見が行われた。

 メインイベントに組まれたのはKO-D最年少王者・竹下とKING OF DDT覇者・石川の頂上対決だ。5・29後楽園大会で初戴冠を果たして以来、竹下は宮本裕向、遠藤哲哉、大鷲透を退け、3度の防衛に成功。DDTのトップとして堂々、両国メインのリングに立つ。

 「パワー、スピード、重さ、これは僕が今まで戦ってきた選手の中ではダントツ」。そう石川に一目を置いた竹下は前哨戦で「一発で首をもっていかれて、意識が飛ぶようなラリアット」を食らったものの、「潰されても壊されても這い上がって這い上がって挑んでいきたい」とそれ以上の猛攻を覚悟の上。「僕が最後、ベルトを腰に巻いて両国のリングの中心に立ちたい」と言い切った。

 竹下にはKO-D王者であり続ける大きな理由がある。今、リオ五輪の真っ只中。全世界が注目するスポーツの祭典を見ながら竹下は「半分は日本人が勝っているし、頑張っているしという気持ちでみてて、もう半分はみてて悔しいというのが正直な気持ち」を抱いている。というのも「プロレスもそれぐらい熱くて面白くて強い。何でプロレスは評価されないのか」との忸怩たる思いがあるからだ。「僕がプロレスをそのステージに持っていきたい」と誓う竹下は、「これだけじゃまだ足りないんで。そのステージに持っていくにはまず両国のメインで石川修司選手相手に防衛して、初めてそのスタートラインに立てると思ってます」と両国メインでのV4を自らに義務づけた。

 対する石川は6・26後楽園大会でKING OF DDTを初制覇し、ビッグマッチでのKO-D挑戦を決めた。「DDTの中でも突出したスピードと力を持ってる」と王者・竹下を認めてはいるが、「その竹下を他の選手は正面から潰せないと思う。俺しかできない」と豪語。「自分ができる最高の試合というのはしばき合って、バチバチし合う。それをお客さんにみせたい」と宣言した石川は、「両国という最高の舞台で竹下をぶっ潰して、自分が一番でかくて一番強いということを証明したい」とシングル2冠制覇をしっかりと見据えた。

 「渡瀬・コントラ・渡瀬マッチ」となるDDT EXTREME級選手権試合は王者・LiLiCoの要求によってセコンド渡瀬瑞樹の試合介入が認められるルールが採用されることが決まった。会見中いちゃつきまくるLiLiCoと渡瀬を前に不快感むき出しの挑戦者・男色ディーノは渡瀬を「ゲイ」と断定。「渡瀬、もういいだろ、あなた。戻ってきなさい。知名度にぶら下がってるだけでしょ」と呼びかけたものの、渡瀬は聴く耳を持たない。

 それでもディーノは「渡瀬が自由に試合に介入できるってことは、ひょっとしたら試合中に私の味方をするかもしれない。ゲイですから、知名度にぶら下がって良心の呵責でこっちにくるかもしれない」と希望的観測を口に。「あんた、ちゃんと恋愛できてんの!?」と渡瀬に迫ったものの、LiLiCoのビンタを食らってしまった。そんなディーノを横目に渡瀬はLiLiCoをお姫様抱っこし、二人で熱いキス。LiLiCoは「今世界で一番熱いカップルがここにいるんだから、負けるわけがない」と愛の力を強調しつつ断言した。

 “スマイルヤンキー"HARASHIMA&宮本裕向を挑戦者に迎え撃つKO-Dタッグ王者・大家健は初防衛戦。パートナーのKAIが私用で欠席となったものの、「俺たちタッグチームは勝率10割! 負けたことねぇんだ! だから8月28日、絶対に絶対に! このベルト防衛するよ!」と豪語した。が、KAIとのタッグはベルト奪取を果たした7・3博多大会の1試合のみ。最後は「KAIが来なくて一番困ってんのは、この俺なんだよ! もしここで襲われたら俺、2対1だぞ。そんな状況、怖くて怖くてしょうがねぇよ!」と弱気な姿勢をみせ、V1戦へ向けて一抹の不安をのぞかせた。

 世界ジュニアヘビー級王者・佐藤光留には高尾蒼馬が挑戦する。全日マットに何度も参戦してきた高尾だが、全日本のベルト挑戦はこれが初めて。しかもホームリングのビッグマッチでつかんだ千載一遇のチャンスとあって、「自分が上にいくための一つのターニングポイントだと思ってます」とベルト獲りを誓うばかり。2度目の防衛戦となる佐藤もDDT、全日本双方で組まれた前哨戦を通じて「僕の知ってる、そうそう、こういう高尾蒼馬と試合してたなというのが出てきたんで、これは願ってもない、自分の思い描いたシチュエーションに一歩近づいた」とこの一戦にかける高尾の覚悟を実感。それでも「『負けそう』というのが今のところないんですね。最近プロレスもそうなんですけど、総合の練習してても、それこそ趣味の麻雀をやってても、負ける気がしない」と言い切っていた。

☆8/28(日)東京・両国国技館『両国ピーターパン2016〜世界でいちばん熱い夏〜』12:30開場、14:00開始

▼DDT EXTREME級選手権試合〜渡瀬・コントラ・渡瀬マッチ
[挑戦者]
男色ディーノ
vs
LiLiCo
[第36代王者]
※LiLiCo2度目の防衛戦

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
高尾蒼馬
vs
佐藤光留
[第40代王者]
※佐藤2度目の防衛戦

▼ウチコミ!presents KO-Dタッグ選手権試合
[挑戦者組]
宮本裕向
HARASHIMA
vs
KAI
大家健
[第55代王者組]
※大家&KAI初防衛戦

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合
[挑戦者]
石川修司
vs
竹下幸之助
[第58代王者]
※竹下4度目の防衛戦
※勝者には賞金200万円が贈呈されます

※ダンスロックユニットのDISH//の来場が決定しました。当日はTシャツバズーカをおこないます(当日まで来場メンバーは未定です)

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