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9/30【全日本】月イチレギュラー番組『全日本プロレス イレブン』10月17日よりBS11で放送開始、秋山社長も番組効果に期待

 全日本のレギュラー番組『全日本プロレス イレブン』の放送開始発表会見が30日、東京・御茶ノ水の日本BS放送株式会社で行われ、秋山準社長、BS11制作局スポーツ&エンターテインメント部長・中根祥一、同プロデューサー・小林都仁両氏が出席。試合ダイジェストや最新情報を挟みつつ、一人の選手に焦点を当てた構成が中心となる毎月第3月曜放送の30分番組で、10月17日よりBS11で放送開始となることが決まった。

 メディア展開は全日本にとって急務だったが、10月からBS(日本BS放送)でレギュラー番組がスタートすることになった。番組名は『全日本プロレス イレブン』。毎月第3月曜の月一回で、10月17日が第1回放送となる。BS11は無料で視聴可能とあって、全日本という団体、選手を広くアピールする機会となりそうだ。

 BS11では昨秋にスポーツ&エンターテインメント部を新設.スポーツコンテンツ拡充を図っていく中、全日本に白羽の矢が立てられた。番組は30分枠で、小林プロデューサーは「全日本プロレスの魅力がたっぷりと詰まった全日本プロレス入門番組」とのコンセプトを示した。番組は「プロレスファン以外の人でも全日本プロレスをより楽しめるように、毎回注目選手をクローズアップして個人のキャラクターを紹介させていただきます。また、インタビュー等を中心に選手が何を思ってリングに上がり、戦いに臨むのか、そういった思いを伝えることによりリング上の対立構図を明らかにして、より戦いが魅力的にみれるように番組を作ってまいります」(小林プロデューサー)というように、一人の選手にスポットを当てた構成となる。「ニュース番組の役割も担っていきたい」(同)との考えから試合のダイジェスト映像や最新情報なども放送される予定だ。

 全国で無料放送の番組だけに、中根部長が「今回、全日本の魅力を再発見、再認識して頂き、新しいファンの方も獲得し、実際に会場にも足を運んで頂くような相乗効果を狙えるような番組にしていきたい」と意気込むように、全日本にとってファン層拡大のまたとない機会となるのは間違いない。秋山社長も「今、全日本プロレスが変わる時期でもあると思いますし、王道とはまた違ったスタイルに、今は模索中ですけど、変化しようとしている時にBS11さんのお力をお借りして全国の皆さんに見ていただくというのは本当にありがたい」と感謝.「全国で見られる無料のチャンネルというのが大きいと思いますし、たまたまつけたらやっていたというのが今まではなかなかない状態でしたので、もちろんお世話になっているGAORAさんとかサムライさんには感謝してるんですけど、また違った形で放送していただけると思うので、僕自身も期待しています」と番組効果に期待を寄せていた。


☆『全日本プロレス イレブン』

[会社名]
日本BS放送株式会社

[放送局]
BS11(ビーエス・イレブン)
http://www.bs11.jp/

[チャンネル番号]
BS11ch (3桁入力 211チャンネル)

[放送日時]
毎月第3月曜日23:00〜23:30
※10月17日(月)23:00より放送開始


【会見の模様】
▼秋山社長「2016年10月17日月曜日、23時よりBS11にて30分間、『全日本プロレス イレブン』が放送となります。いろんな方、たくさんの方に見ていただきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします」

▼中根部長「弊社、弊局BS11ではいろんなスポーツを中継してまいりましたが、昨年秋にスポーツ&エンターテインメント部という部署を新設いたしまして、よりいっそうスポーツコンテンツの拡充を図っていくというのを目指してまいりました。その一環で今回、このように全日本プロレスさんと非常にありがたい縁をいただき、『全日本プロレス イレブン』という番組をオンエアさせていただく運びとなりました。BS放送というのは視聴者の方が年配の方が多いですが、若い頃に全日本プロレスの会場に足を運んだり、テレビを通して触れ合った方が多いのではないかと思います。そうしたオールドファンはもちろんですが、今回、全日本の魅力を再発見、再認識して頂き、新しいファンの方も獲得し、実際に会場にも足を運んで頂くような相乗効果を狙えるような番組にしていきたいと思います」

▼小林プロデューサー「番組概要についてご説明させて頂きます。短く申し上げますと、全日本プロレスの魅力がたっぷりと詰まった全日本プロレス入門番組という考え方を我々はしております。プロレスファン以外の人でも全日本プロレスをより楽しめるように、毎回注目選手をクローズアップして個人のキャラクターを紹介させていただきます。また、インタビュー等を中心に選手が何を思ってリングに上がり、戦いに臨むのか、そういった思いを伝えることによりリング上の対立構図を明らかにして、より戦いが魅力的にみれるように番組を作ってまいります。また、試合の模様やリング上の最新情報も紹介し、次のビッグマッチに向けた流れを把握できるニュース番組の役割も担っていきたいと思っています」

※秋山社長から番組ロゴを披露

――無料チャンネルということで幅広い視聴者が見る機会になるが、今の全日本の魅力とは?

▼秋山社長「僕もジャイアント馬場の下でプロレスを始めて、今23年になりますけど、今、全日本プロレスが変わる時期でもあると思いますし、王道とはまた違ったスタイルに、今は模索中ですけど、変化しようとしている時にBS11さんのお力をお借りして全国の皆さんに見ていただくというのは本当にありがたいと思いますし、全日本としてもいかにファンの方、一般の方に見ていただけるか、見ていただきたいという思いの中でいろいろ模索していたところで、こういうご縁をいただき、本当に感謝しています」

――若い選手が伸びている中、社長の立場からみて注目選手は?

▼秋山社長「今、三冠チャンピオンの宮原を中心とした若手が4人でチームを組んでるNEXTREAMというのがあるんですけど、彼らがこれから全日本の未来を作っていってくれると思うんで、そのほかにも個性のある選手いっぱいいますけど、彼らに期待するところは大きいですね」

――入門番組とのことだが、秋山社長として番組内容への期待は?

▼秋山社長「今の全日本プロレスをいかに全国の皆さんに見ていただくかということもありますし、選手個人がどういう選手なのか、どういう気持ちで全日本プロレスで戦っているのか、そういうのを見ていただきたいので、これから話し合いをしてどんどん進めていきたいと思います」

――中根部長から「相乗効果」との言葉があったが、全日本のファン層拡大という部分で期待できるのでは?

▼秋山社長「そうですね。全国で見られる無料のチャンネルというのが大きいと思いますし、たまたまつけたらやっていたというのが今まではなかなかない状態でしたので、もちろんお世話になっているGAORAさんとかサムライさんには感謝してるんですけど、また違った形で放送していただけると思うので、僕自身も期待しています」

――レスラーとしてリングに上がり続けているが、個人の目標は?

▼秋山社長「言葉では若い奴に期待してると言ってるんですけど、いざリングに上がると、まだこいつらには負けるかっていう気持ちもあるんで。自分自身では若い奴らに引っ張ってもらってというのはなく、まだまだ俺が引っ張ってやるという気持ちではいるので。BS11さんの視聴者の中心が40代、50代。たぶんジャストなところだと思うので、その人たちにまだ秋山頑張ってるんだ、こいつも頑張ってるんだから俺も頑張ろうと思われるような戦いをしたいと思います。たぶん昔は見てたけど、今は見なくなったという人もたくさんいると思うんで、そういう人たちにまだやってるんだ、あいつも頑張ってるから俺も頑張ろうと思ってもらえるような試合をしたいですし、そう思ってもらえるのが一番です」

――番組構成は選手に焦点を当てたものが中心になる?

▼小林プロデューサー「番組を作るうえで試合を長く見せたいという意見もあるんですが、秋山社長の言葉にありましたように、かつてのファンを取り込むという意味で、全日本プロレスにはこんないい選手がいるんだというのを明らかにしていきたいと思います。20代の大型の選手が非常にいい試合をされていて、僕自身も学生時代、会場に足を運んで熱狂していましたが、まだこんないい選手が全日本プロレスにいるんだという思いを新たにしていますので、宮原選手を筆頭に、期待の若手選手が出てきてますので、ぜひ全国の方にまだこういう選手が若手でいるんだというところを伝えていきたいので、試合のダイジェストも放送しますが、パーソナリティなところがおそらく番組の半分以上になるかなと。これは全日本プロレスさんと今後、相談して決めていくことですが、現時点ではそういう考えを持っております」

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