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10/5【AAA】4年2ヶ月ぶり来日ミステリオと曙&丸藤が豪華トリオ結成、セミはトリプレマニア再戦「クラウンvsパガノ」 曙が語る10・26後楽園大会見どころ

 メキシコ・ルチャリブレのメジャー団体AAA(トリプレア)の日本公演『STAR BATTLE JAPAN 2016』が今月26日、聖地・後楽園ホールで開催される。大会へ向けてメインイベントに出場する曙に見どころを語ってもらった。

 ルチャの本場メキシコからスペルエストレージャが大挙して来日する10・26後楽園大会。当日は全6試合が行われ、日本人選手との混成マッチ、本場直輸入マッチ、男女混成マッチなどバラエティーに富んだラインナップが並んだ。

 AAAはこれまで2000年、2003年、2004年と3度の日本公演を行い、2007年にはノアとの共催で『トリプレセム』も開催している。12年ぶりとなる日本公演開催のきっかけは今年5月24日にメキシコで開催された『ルチャリブレ・ワールドカップ』第2回大会だった。同大会には日本から曙&田中将斗&日高郁人、丸藤正道&マイバッハ谷口&石森太二、アジャ・コング&宮崎有妃&夏すみれ(女子部)が出場。現地の盛り上がりを目の当たりにした曙が「あの熱狂を見て、メキシコ・トリプレア(AAA)のプロレスというのを日本のファンの人たちにもぜひ見てほしい」と熱望。エス・ピー広告の協力も得て開催にこぎつけた。

 参戦する日本人選手はルチャ・ワールドカップ出場組が中心で、自らオファーした曙は「皆さん、日本を代表する素晴らしい選手」と胸を張る。KENSOはかつてAAAに在籍し、昨年の第1回ルチャ・ワールドカップにも出場。歳三は「本人の強い要望」(曙)で出場が決まった。

 メインイベントはレイ・ミステリオ、曙、丸藤が豪華トリオを結成し、ペンタゴンJr.&ブライアン・ケイジ&エル・テハノJr.組と対戦する6人タッグマッチに決まった。当初、曙は「日本のファンになるべくメキシコAAAの選手たちの試合そのままを見てもらいたい」とメキシコ直輸入カードを中心に編成する考えだった。今大会の模様はメキシコの大手テレビ局「テレビサ」のAAAレギュラー番組『AAA Sin Limite』で放送されることが決定。AAAとテレビサ側からの「普段やっているメキシコ人同士の試合も入れつつ、それのみではなく、日本公演だからこそ観れる、日本公演でしかできないカードを組んでほしい」との要請を受けて日墨混成マッチが組まれた。

 中でも注目は大物・ミステリオだ。2012年8月のWWE日本公演以来4年2ヶ月ぶりの来日となる。95年12月、WARが主催した『SUPER J-CUP 2nd STAGE』における衝撃の初来日から20年以上が経過。メキシコ、アメリカ、そして日本のファンを魅了した空中殺法が最大の注目ポイントとなる。ルチャ・ワールドカップで対角線に立った丸藤は肌を触れることができなかったものの、「決して大きくない体の中に凄まじいオーラを持っているのを感じた」という。曙はミステリオの存在に刺激を受けたか、「一晩限り、飛びますよ(笑)」と空中殺法を示唆。実際、コーナー最上段のダイビングボディプレスを敢行したことが何度もあり、今回それが飛び出すか期待される。

 セミファイナルはメキシコ直輸入マッチとなる「サイコ・クラウンvsパガノ」だ。「レバンチャ・デ・トリプレマニア24」のタイトルがついたように、今年8月29日に35000人を動員して開催されたAAA年間最大イベント『トリプレマニア24』のメインイベントの再戦となる。前回はマスカラ・コントラ・カベジェラで対決し、勝利したクラウンがパガノに断髪の屈辱を味わわせた。ルチャといえば華麗な空中戦が思い浮かぶが、この二人は違う。凶器ありの激しい戦いで血染めの抗争を展開している「現地そのままのハードコアな試合になると思います」と曙が話したように、。舞台を日本に移した2ヶ月ぶりの再戦も激しいハードコアな戦いが予想されるところだ。

 ZERO1の田中&日高は「ルチャ・デ・エクストレモ」と題されたジャック・エバンス&アンジェリコとのタッグマッチに登場する。ECWにおける田中の活躍が知られていることもあり、メキシコ側からの要望でハードコア形式で行われる可能性が高いという。オープニングマッチは「KENSO&ファビー・アパッチェ&ピンピネーラ・エスカルラタ&ディナスティアvs歳三&夏すみれ&マンバ&ミニ・アビスモ・ネグロ」の8人タッグマッチ。「AAAの大会の第1試合の定番カードで、男子、女子、オカマ、ミゼットの試合」(曙)が日本公演でも再現されることになる。大会が3週間後に迫り、曙は「日本のファンの皆様、大会当日は本場メキシコのような熱狂空間を作りますので、一緒に盛り上がりましょう!」と呼びかけていた。

☆10/26(水)東京・後楽園ホール『ルチャリブレAAA日本公演「STAR BATTLE JAPAN 2016」』18:00開場、19:00開始

◇第1試合◇
▼Primera Lucha(プリメラ・ルチャ)
ミニ・アビスモ・ネグロ
マンバ
夏すみれ
歳三
(1/無)
ディナスティア
ピンピネーラ・エスカルラタ
ファビー・アパッチェ
KENSO

◇第2試合◇
▼Lucha De Extremo(ルチャ・デ・エクストレモ)
日高郁人
田中将斗
(1/無)
アンジェリコ
ジャック・エバンス

◇第3試合◇
▼Hight Fly Triple Threat(ハイフライ・トリプル・スレット)(1/無)
アエロ・スター
vs
石森太二
vs
ドラゴ

◇第4試合◇
▼Lucha De International(ルチャ・デ・インテルナショナル)
アジャ・コング
オーストラリアン・スーサイド
(1/無)
TAYA
DAGA

◇第5試合◇
▼Revancha De Triplemania 24(レバンチャ・デ・トリプレマニア24)
パガノ
(1/無)
サイコ・クラウン

◇第6試合◇
▼Lucha De Super Estrellas(ルチャ・デ・スペル・エストレージャス)
エル・テハノJr.
ブライアン・ケイジ
ペンタゴンJr.
(1/無)
丸藤正道

レイ・ミステリオ

[レフェリー&リングアナウンサー]
イホ・デル・ティランテス(レフェリー)
ヘスス・スニガ(リングアナウンサー)

※AAAのレギュラー番組 Televisa「AAA Sin Limite(トリプレア・シン・リミテ)」にて放送決定


【曙のコメント】「まず今回の日本公演ですが、私が今年6月、メキシコに呼んでいただき、ルチャ・ワールドカップに参加し、あの熱狂を見て、メキシコ・トリプレア(AAA)のプロレスというのを日本のファンの人たちにもぜひ見てほしいと思い、エス・ピー広告さんのお力で、今回10月26日に後楽園ホールで開催することになりました。丸藤選手にも相談に乗ってもらい、協力してもらえるようになりました。日本人選手に関しては、基本的に今年6月に一緒にメキシコに行ったメンバーでと思い、声をかけました。皆さん、日本を代表する素晴らしい選手です。KENSO選手は昨年の日本代表で、長年AAAに出ていた選手です。歳三選手についても全日本のジュニアで活躍した選手で、本人の強い要望もあり選びました。対戦カードについてですが、私としては、日本のファンになるべくメキシコAAAの選手たちの試合そのままを見てもらいたいという思いがありました。そんな中、AAAとの話し合いで、現地のテレビ局側から今回の日本での大会をメキシコでも放送したいと言われ、北中米最大のTV局のテレビサさんにて今大会の放送が決定しました。メキシコでの放送を考慮すると、普段やっているメキシコ人同士の試合も入れつつ、それのみではなく、日本公演だからこそ観れる、日本公演でしかできないカードを組んでほしいという要望がありました。メインイベントはAAAとテレビ局からの要望もあり、ミステリオ選手、丸藤選手と自分がタッグを組む6人タッグマッチとなりました。そしてセミにはサイコ・クラウンvsパガノという、今メキシコで一番盛り上がっている抗争をそのまま日本でお見せできることになりました。このカードはAAA年間最大のビッグマッチ『トリプレマニア』の今年のメインカードでして、そのリマッチを日本公演で行うことになります。現地そのままのハードコアな試合になると思います。石森選手が入るトリプルスレット、日本でいう3WAYですが、先に1本取った選手の勝ちとなり、その時点で試合終了となるルールです。こちらも凄い空中戦が見られると思います。私も非常に楽しみにしています。オープニングマッチですが、これはAAAの大会の第1試合の定番カードで、男子、女子、オカマ、ミゼットの試合です。これが日本でできるのもうれしいです。日本のファンの皆様、大会当日は本場メキシコのような熱狂空間を作りますので、一緒に盛り上がりましょう!」

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