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10/7【NOAH】オカダ「僕とYOSHI-HASHIさんで昔のような凄いベルトに」 10・8後楽園GHCタッグ王座調印式

 あす(8日)の後楽園大会で行われるGHCタッグ選手権試合「(選手権者)丸藤正道&矢野通vsオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI(挑戦者)」に向けた調印式が7日、都内ノア事務所で開かれた。

 当初はIWGPヘビー級王者・オカダがノアに乗り込んで、次期挑戦者・丸藤と前哨戦に臨む…という構図だったが、オカダの相棒・YOSHI-HASHI(※以下YOSHI)が逆にタッグ王座挑戦を希望。丸藤&矢野も承諾してGHCタッグ王座戦&IWGPヘビー前哨戦の“ダブルテーマ"を含む一戦が実現と相成った。

 チャンスを切り開いたYOSHIが「やるからには必ずオカダとベルトをかっさらいます。後楽園、GHCのベルトを必ずいただきます。僕がファンの時から見ていたベルト。もちろん防衛戦とかも見ていたので、どれだけのベルトかっていうのは、もちろん分かってるつもり」と強く意気込んだ一方で、オカダは「僕は(IWGPヘビー)前哨戦の気持ちできたんですけど、タッグタイトルが懸かるということで、しっかりこのチャンスを生かしたい」と“優先順位"を強調。そのうえで、ノアやGHCタッグを取り巻く状況をこう評した。

 「昔は凄かったのかもしれませんけど、今はとても凄いものだとは思えない。プロレスを見ている人に響いているのかな…と。プロレスを見ていない人に響いていないなら分かるんですが、プロレスを見ている人にどれだけ響いているのか。実際今、僕も誰がチャンピオンなのか、タイトルマッチが決まるまでは知らなかったですし」。

 そう平然と言ってのけたオカダは「それをしっかり昔のような、もの凄いベルトにしていけたらいいな…と思います。僕とYOSHI-HASHIさんが巻いたほうが、世間にも、プロレスを見ている人にも、当たり前のように響かせることができると思います」と話した。

 一方の丸藤も当然「確かに10月10日の両国。隣にいるオカダ選手との試合(IWGPヘビー級王座戦)も決まってますけど、それの前哨戦とも思っていないし、明日のGHCタッグ選手権。俺の中でも重要な一戦になると思うので、しっかり防衛したい」と応戦。「冷静さの中にも、しっかりコメントの中に挑発を混ぜてくれるんで、俺も戦いがいがあります」と静かに闘志を燃やした。

 ちなみに矢野は「明日の試合に向けての戦略、意気込みは……すべて!!(※10月3日に発売された自伝『絶対読んでもためにならない本』を取り出し) この一冊の中に書いてあります! 絶対読んでもためにならない本!! すべてがこの中に! 絶対すべてがこの中にぃぃっ!!」と自著の宣伝に終始。前回のタッグ王座防衛戦では新兵器(?)の“盛り土"で勝利の立役者となったが、今回の秘策に関しては「それに関してはですね…二人だったら答えますけど、こういう皆さんの前では答えづらいので、そこはご配慮をいただきたい」と豊洲市場問題での元都知事ばりに回答を拒否していた…。


【調印式の模様】

――王座戦への意気込みを

▼YOSHI「今回のタイトルマッチは、僕が神戸の試合の後に挑戦表明をしたのがきっかけ。それが通ったのがホントに良かったな、と思います。やるからには必ずオカダとベルトをかっさらいます。後楽園、GHCのベルトを必ずいただきます」

▼オカダ「僕は(IWGPヘビー)前哨戦の気持ちできたんですけど、タッグタイトルが懸かるということで、しっかりこのチャンスを生かしたいなと思います。ボクとYOSHI-HASHIさんでベルトを獲って、新日本プロレスに上がって、このGHCタッグのベルトを魅力のあるベルトにしていきたいな、と思います」

▼矢野「明日の試合に向けての戦略、意気込みは……すべて!!(※10月3日に発売された自伝『絶対読んでもためにならない本』を取り出し) この一冊の中に書いてあります! 絶対読んでもためにならない本!! すべてがこの中に! 絶対すべてがこの中にぃぃっ!!」

▼丸藤「(※笑いをこらえつつ)はい、え〜…そうですね。こういう空気の中のタイトルマッチでも、明るい空気を出してくれる矢野選手。実は頼りがいがあってですね。確かに10月10日の両国。隣にいるオカダ選手との試合(IWGPヘビー級王座戦)も決まってますけど、それの前哨戦とも思っていないし、明日のGHCタッグ選手権。俺の中でも重要な一戦になると思うので、しっかり防衛したいと思います。そしてやっと…やっとYOSHI-HASHIに触ることができると思うので、ぜひとも楽しみたいと思うんですが、まだ作戦もろもろは練っていないので、10月3日発売の“絶対読んでもためにならない本"矢野通自伝を読んで俺は作戦を練りたいと思います」

――オカダ選手、YOSHI-HASHI選手はGHCタッグというタイトルへの印象は?

▼YOSHI「僕がファンの時から見ていたベルト。もちろん防衛戦とかも見ていたので、どれだけのベルトかっていうのは、もちろん分かってるつもりです。今度の後楽園でその歴史のあるベルトに挑戦する…ということで、今は凄く興奮しています」

▼オカダ「そうですね…印象。昔は凄かったのかもしれませんけど、今はとても凄いものだとは思えないですし。それをしっかり昔のような、もの凄いベルトにしていけたらいいな…と思います」

――『昔は凄かったかもしれないが』という“昔"は具体的に何を指して言っている?

▼オカダ「まぁやっぱり、プロレスを見ている人に響いているのかな…と。プロレスを見ていない人に響いていないなら分かるんですが、プロレスを見ている人にどれだけ響いているのか。実際今、僕も誰がチャンピオンなのか、タイトルマッチが決まるまでは知らなかったですし。だから僕とYOSHI-HASHIさんが巻いたほうが、世間にも、プロレスを見ている人にも、当たり前のように響かせることができると思います」

――その発言を聞いて?

▼丸藤「まぁ明日、試合会場に来てもらって、内容・結果を見てもらえれば分かるんじゃないですかね? 冷静さの中にも、しっかりコメントの中に挑発を混ぜてくれるんで、俺も戦いがいがあります」

――オカダをノアに引っ張り出したことについては、してやったりな気持ちも?

▼丸藤「そうですね。ここ数年の中でも、この日本プロレス界のトップの一人として素晴らしい実績も作ってますし。その人間がノアのリングに上がるということに、ノアファンの中にも面白いと思う人もいれば、イヤだと思う人もいると思うし。でも俺は純粋はこのオカダ・カズチカという選手と試合をしてみて、もちろんそこに勝負論はありきの話で純粋にプロレスを楽しめた。そのプロレスの楽しさ、激しさ、素晴らしさをノアのリングに見せられるかと思うと、ひじょうに興奮しています」

――オカダ参戦でチケット販売も好調のようだが?

▼丸藤「それは一人でも多くの人に見てもらいたいし、彼がカネの雨を降らせるのであれば、それを目の当たりにしたいと思うし。ただ、“レインメーカー"というだけあって、明日の天気予報は雨みたいなんで、雨だけは降らせないで欲しいな…と」

――オカダ選手、外道も同日GHCジュニアタッグに挑戦するがもちろん狙いは同時戴冠?

▼オカダ「そうですね…別に邪道さん、外道さんがチャンピオンになったと言っても、僕たちには関係の無いことですし。ただ、外道さんは僕のセコンドっていうイメージが強いと思いますから、“まだまだ邪道&外道でやれる"ってところを見せて欲しいな…とは思いますね」

――矢野選手、前回は“盛り土"という隠し玉を出したが、今回も何か考えている?

▼矢野「それに関してはですね…(※豊洲市場問題でヒアリングを拒否した元都知事ばりに)二人だったら答えますけど、こういう皆さんの前では答えづらいので、そこはご配慮をいただきたい」

――YOSHI-HASHI選手、丸藤選手が対戦を楽しみにしているようだが?

▼YOSHI「丸藤さんがIWGPジュニアを新日本で防衛している時に、僕を冗談で『お前出て来い』みたいなことを当時言っていて。その頃から僕の中ではずっと丸藤さんとシングルでやりたいな…っていう思いがあって。今回はタッグなんですけど、先ほど丸藤さんが言ったように、対戦できることに興奮していて、明日が待ち遠しい気持ちです」

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