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10/18【全日本】大森と征矢がGET WILD再結成に合意、11・27両国&最強タッグ出場も宣言

 大森隆男、WRESTLE-1の征矢学が18日、神奈川・横浜市内のワイルドの森で会見し、GET WILD再結成に合意。11・27両国大会、暮れの『2016世界最強タッグ決定リーグ戦』への出場も宣言した。

 大森はWRESTLE-1の10・9後楽園大会に参戦し、征矢の復帰戦の相手を務めた。アックスボンバーで勝利した試合後、タッグ再結成を呼びかけ、征矢は「寝ずに1日考えさせてくれ」としていた。

 だが、以降、征矢からの返事はないまま。気づけば1週間以上が過ぎ、しびれをきらした大森は「かつてワイルドに息詰まった時に彼といろいろ話し合った思い出の場所」でもある横浜市内のワイルドの森で征矢を待つことにした。

 この日は夏がぶり返したような暑さ。木に囲まれた周辺に飛び回る季節はずれの蚊に刺されながらも大森が待ち続けていると、呼応するように征矢が現れた。「どうすんだよ? もう一回ワイルドの道を極めるのか、極めないのか?」と改めて問いかけられた征矢は「いや、言いましたよ。復帰戦やって、大森さんに返事をもらいました。そのあと全日本プロレスさんに上がって秋山さんと試合しまして、試合終わった時に組んでやる、やってやると」と主張。二日遅れの誕生日プレゼントを大森に手渡した。

 大森が包みを開けると、出てきたのはカボチャ。征矢に言わせるとハロウィンにちなんだものだという。「カボチャはナマで食べれるんですよ。今すぐ食ってください。大森さんがこれ食ったら組みますよ。大森さんが食ってくれたら組んでやってもいいぞ」と上から目線で言い放ってはいたものの、征矢は「この間、秋山さんとシングルマッチやって、あそこまでボコボコにやられて引き下がれないでしょう」と秋山への雪辱を視野に。「付き合ってくれよ。そしてまた二人がタッグを組む証を残そうや!」と呼びかける大森に、「大森さんがそこまで言うならやってやりましょう!」とようやく合意した。

 二人は11・27両国大会での再結成と、暮れの最強タッグ出場を宣言。2013年3・17両国大会における秋山準&潮崎豪との世界タッグ戦以来、3年8ヶ月ぶりとなるGET WILD復活がここに決まった。再結成へ向けて征矢が「今日からタッグ組むから、みんな見ててくれ。ワイルドに! いこうぜぇ!!」と気勢を上げれば、大森も「これからもまだまだ紆余曲折、ワイルドの道と同じように、征矢選手と組むことで、すでに道は平坦ではないですけど、必ず我々でタッグを組むことの結果を出します」と誓った。かつて世界タッグ王者に3度君臨した名タッグチームGET WILDがこの秋のビッグマッチで復活の時を迎える。

【会見の模様】
▼大森「遅いな、征矢のアニキ。この間の(10・9)後楽園で試合終わって、『一晩寝ずに考える』って言ってから何晩経ってんだ。相変わらず返事が遅ぇ。返事が遅い奴はロクな奴がいねぇんだよな。だいたいワイルドとか言ってるけど、性根はどうかわかったもんじゃないし。どうですかね、あいつがどういう返事を持ってくるのか。試合終わって僕の方から『もう一度ワイルドの道を極めてみないか?』と歩み寄ったんですけど、あいつの返事がどういうものなのか……。微妙に体も小刻みに動かしてないと蚊に食われますからね。でもここはかつてワイルドに息詰まった時に彼といろいろ話し合った思い出の場所でもあるんですよ。なので俺が返事を待つといったら間違いなく征矢のアニキはここに来ると俺はそう思ってます」

――征矢が来るまで待つと?

▼大森「はい、来るまで待ってますよ。立って待ってます。立って待っている間にも微妙にカーフのトレーニングをしてカカトを上げ下げ……。やっと過ごしやすい季節になってきたと思ったら、また蚊が出るなんて……。しかしどんだけ待たせりゃ気が済むんだ、あいつは。一晩どころか二晩、三晩、1週間ぐらい経ってるじゃないか。相変わらず返事が遅くてのらりくらりなヤローだよ。のらりくらりはリック・フレアーだけで十分なんだよな…」

▼征矢「(後ろからやってきて)こっちにいたか。大森さん(と肩に手をかける)」

▼大森「(征矢に気づかず)それで例のあの人も返事が遅くて大変だったんじゃねぇのか。(征矢に気づいて)おぉ、征矢のアニキ。遅ぇな、お前」

▼征矢「大森さん、約束の場所に来いって言ったじゃないですか。でもここじゃないんですよ。向こう。もうちょっと距離があるんですよ。入口向こうですからね」

▼大森「どうすんだよ?」

▼征矢「何がですか?」

▼大森「もう一回ワイルドの道を極めるのか、極めないのか?」

▼征矢「いや、言いましたよ」

▼大森「いつ?」

▼征矢「あの日にです」

▼大森「誰に?」

▼征矢「誰にって復帰戦やって、大森さんに返事をもらいました。そのあと全日本プロレスさんに上がって秋山さんと試合しまして、試合終わった時に組んでやる、やってやると」

▼大森「それはマスコミの皆さんにでしょ? 返事したの。俺に言ってないじゃない」

▼征矢「いやいや、一緒でしょ」


▼大森「違うよ。全然知らない。新聞とか雑誌とか見てないし」

▼征矢「一緒じゃないですか、大森さんに言おうが、ここにいる人に言おうが」

▼大森「一緒じゃない。俺に言わなきゃ。筋が違うよ、筋が。牛筋が違うだろ」

▼征矢「何で牛筋なんですか? 裏筋かもしれないじゃないですか」

▼大森「やめろ! どうすんだよ。俺たち、もう一回ワイルドの道を極めるのか、極めないのか」」

▼征矢「正直ですね、大森さんは寝ずに考えたわけじゃないですか。さすがに2試合したんで…」

▼大森「寝ちゃったか?」

▼征矢「いやいや、寝ようとはしなかったんですけど、目を閉じて真剣に考えたんですよ。そしたら朝になってました」

▼大森「じゃあ寝てたんだ」

▼征矢「いや、寝てはいないですよ。ただ今日は大森さん、誕生日近いでしょ?」

▼大森「もう終わったよ」

▼征矢「(無視して)お土産持ってきたんで」

▼大森「おお、花火玉か。立派な長野の花火玉だ」

▼征矢「開ける時、気をつけてくださいね。誕生日、今日でしょ」

▼大森「もう終わったけどな。開けていいの?」

▼征矢「気をつけてください、本当に」

▼大森「しかしよ、これもこれでうれしいんだけどさ、もう一回ワイルドの道を極めるのか、極めないのか、どっちなんだよ? 返事を聞かせてくれ」

▼征矢「大森さん、やってやりましょう。この間、秋山さんとシングルマッチやって、あそこまでボコボコにやられて引き下がれないでしょう」

▼大森「引き下がれねぇな」

▼征矢「こっちの肩もボコボコにやられようが必ずリベンジをしたい。そういう気持ちがあるんで、大森さん、ここはもう一度GET WILDやっちゃいましょうよ。どうですか? ユー、GET WILDやっちゃう?」

▼大森「じゃあ両国も最強タッグも出ちゃいなよ」

▼大森「(征矢からのプレゼントをあけるとカボチャが)何だこれは。立派なヘチマだな」

▼征矢「ヘチマじゃないですよ。ハロウィン近いからカボチャ買ったんですよ。煮たり焼いたりして食べ方は大森さんに任せますよ」

▼大森「それは今の自身にかけてるのか。煮るなり焼くなり好きにしてくれと。征矢学、この俺を全日本のマットで煮るなり焼くなり好きにしてくれって、そういうことか?」

▼征矢「俺じゃないですよ。大森さん、カボチャはナマで食べれるんですよ。今すぐ食ってください。大森さんがこれ食ったら組みますよ。大森さんが食ってくれたら組んでやってもいいぞ」

▼大森「どっちが上か下かわからないな」

▼征矢「上からでも下からでもかじってくれよ」

▼大森「これよくみると、この間やられた憎たらしい奴のツラに見えてこないか? 秋山準に見えてこないか、このカボチャが」

▼征矢「そういう言い方していいんですか? 髪形が一緒ってことですか?」

▼大森「秋山社長にそう言っとくわ。焚たきつけてやるぜ」

▼征矢「あんたスパイだな。そうやってあれでしょ。組んどいて、組む組む詐欺をやろうとしてるんでしょ? GET WILDやります詐欺。そうやって俺をはめようとしてるんじゃないですか?」

▼大森「いや、俺は一度腹を決めたらとことん地の果てまでいくぜ」

▼征矢「一人で行ってくれ。俺は天国にしか行かない」

▼大森「付き合ってくれよ。そしてまた二人がタッグを組む証を残そうや!」

▼征矢「大森さんがそこまで言うならやってやりましょう!」

▼大森「これは一晩水につけないといけないから、俺は先に帰るわ。ありがとうな、カボチャ(と去る)」

▼征矢「一晩水につけるってどういう意味ですか。今すぐそこで食べろ。おい、逃げるんじゃない。大森さんはGET WILDやるといってくれたんで、私も大森さんのその気持ちに応えて、必ずタッグリーグも……」

▼大森「(戻ってきて)それだけしゃべればノドも渇いただろ。最後はいつもの俺たちのアレで会見を締めようじゃないか。(ノーフィアーポーズで)GET WILD!」

▼征矢「新しいのですか? それノーフィアーじゃないですか。髪型はノーフィアーっぽいですけど」

▼大森「何かなかったっけ?」

▼征矢「最初からこれやりますって考えますか? 形にとらわれてるんですよ、大森さんは。形にとらわれないのが我々でしょ」

▼大森「そうか。危うく見失いかけてた」

▼征矢「大森さん、俺たちにこの先、何が待ってるかわからないけど、俺たちワイルドですから、ワイルドを極めるということはワイルドに生きていかなきゃいけない」

▼大森「全くその通りだ」

▼征矢「ということで今日からタッグ組むから、みんな見ててくれ。ワイルドに! いこうぜぇ!!」

▼大森「いこうぜ!」

▼征矢「誕生日、47歳おめでとう」

▼大森「40すぎたら年がわからなくなりました」

▼征矢「大森さん、47になった心境を。俺、帰りますから。お疲れ様です!」

▼大森「いろいろ今後、これからもまだまだ紆余曲折、ワイルドの道と同じように、征矢選手と組むことで、すでに道は平坦ではないですけど、必ず我々でタッグを組むことの結果を出します。ありがとうございました」

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