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11/19【カーベル大感謝祭】全日勢、曙、葛西、ダンプらが熱戦、社長・カーベル伊藤が国内デビュー 聖地・後楽園で企業が異例の創業10周年記念イベント開催

 『ありがとう10周年 カーベル大感謝祭』が19日、プロレスの聖地・後楽園ホールで開催され、株式会社カーベルの伊藤一正社長がマスクマン「カーベル伊藤」として国内デビュー戦に登場し、勝利で飾った。

 全日本のメインスポンサーで、11・27両国大会の冠スポンサーともなっている株式会社カーベルは自動車販売、100円レンタカーなどを展開。このほど創業10周年を迎え、その記念イベントがプロレスの聖地・後楽園で開催された。後楽園ホール関係者によると一般企業が同所を借りきってイベントを行うのは極めてまれ。カーベル関係者、取引先らが招待され、1225人(超満員札止め)の観衆で埋め尽くされた。

 イベントは2部制で、会場にはプロレスのリングを設置。第1部ではお笑い芸人のオジン・オズボーン、ジャングルポケットが登場し、コントを披露。田村和宏、大久保一樹が父兄&幼児と対戦するプロレス式綱引き対決などが行われた。また、テリー伊藤さんによる『オールナイトニッポンGOLD』公開収録(2017年1月3日放送)が行われ、乃木坂46の新内眞衣さんもゲストとして登場。あの『妖怪ウォッチ』の原作者・須田正己さんが来場し、抽選でイラスト入りサイン色紙がプレゼントされた。

 そして第2部がプロレス。全3試合が組まれた。第1試合は「どすこいプロレス提供試合」。葛西純&ダンプ松本が豪華ミックスドタッグを結成し、維新力&志田光と対戦した。竹刀を持参したダンプはのっけから志田を客席に投げ飛ばしたり、竹刀で殴打したりと大暴れ。得意のヒップアタックで反撃する志田が一斗缶を奪って殴りかかろうとしても、赤い毒霧噴射で返り討ちにした。

 葛西も維新力相手に真っ向勝負を展開。突っ張り連打で押し込まれ、ラリアット、小股すくいスープレックスで攻め込まれたが、リバースタイガードライバーで叩きつけると、最後は必殺のパールハーバースプラッシュで3カウントを奪った。試合後、ダンプはカーベル10周年を祝福し、伊藤社長を竹刀で殴りつけるダンプ流で激励した。

 メインイベントはカーベル伊藤国内デビュー戦。「どこの会社もやらないことがカーベルらしさ」と考える伊藤社長は今年1月、メキシコでプロレスラーとしてデビュー。この日、自身の会社の10周年記念イベントで日本マット初登場を果たし、曙、原学と組んでゼウス&野村直矢&近藤“ド根性"洋史と対戦した。

 序盤は軽快な動きをみせ、トペコンヒーロを発射するなど躍動したカーベル伊藤だったが、徐々にスタミナを消耗。曙と原も伊藤社長を男にしようと、容易にタッチに応じず。カーベル伊藤はローンバトルを強いられた。特にゼウスは果敢に立ち向かうカーベル伊藤に容赦なしの逆水平を連発。マスクを引っぺがしてリフトアップスラムで叩きつけるなど、プロレスの厳しさを叩き込むような猛攻をみせた。

 息も絶え絶えのカーベル伊藤だったが、野村とのブレーンバスター合戦を制して劣勢を打開。最後も曙のランニングボディプレスによる援護射撃を受け、ダイビングボディプレスを発射して近藤から3カウントを奪取。カーベル10周年を社長自ら勝利で飾った。

 熱戦の連続で大いに盛り上がり大会は幕を閉じた。この日の観客は大半がプロレス初観戦。プロレスに触れる機会となり、新規ファンを開拓するまたとないきっかけとなったかもしれない。

☆『ありがとう10周年 カーベル大感謝祭』
東京・後楽園ホール
[観衆]1225人(超満員札止め)

◇第1試合◇
▼どすこいプロレス提供試合/30分1本
ダンプ松本
○葛西純
(8分54秒)
×維新力
志田光
※パールハーバースプラッシュ→片エビ固め

◇第2試合◇
▼全日本プロレス提供試合/30分1本
青柳優馬
宮原健斗
○ジェイク・リー
(17分12秒)
×SUSHI
中島洋平
秋山準
※バックドロップ→片エビ固め

◇第3試合◇
▼カーベル伊藤国内デビュー戦/無制限1本
原学

○カーベル伊藤
(13分20秒)
×近藤“ド根性"洋史
野村直矢
ゼウス
※ダイビングボディプレス→片エビ固め

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