プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/22【大日本】吉野達彦が2017年1月1日付でガッツワールドから大日本に移籍

 吉野達彦が22日、東京・後楽園ホールで登坂栄児社長、ガッツワールド代表・ガッツ石島同席のもと会見し、2017年1月1日付で大日本に移籍すると発表。「大日本プロレスさんが業界ナンバー1になるための力になれるよう頑張りたい」と新天地での活躍を誓った。

 現在31歳の吉野は2009年にガッツワールドでデビュー。昨年から大日本にレギュラー参戦し、存在も認知されてきた。そんな中、「自分自身、31歳という年齢も考え、自分のキャリアを考え、もっともっとステップアップしたい」と大日本移籍を希望。ガッツワールド側と話し合いを重ねた結果、2017年を迎えると同時に移籍することが決まった。新天地で活動していくことになった吉野は「温かく見守ってくれるガッツワールドに恩返しができるように、大日本で頑張っていきたい」と誓うばかり。「大日本プロレスさんが業界ナンバー1になるための力になれるよう頑張りたい」と団体の新戦力として貢献していく覚悟を示した。

 ガッツワールド12・2新木場大会でガッツワールド所属としてのラストマッチが決まった。対戦相手を務めるガッツ石島は「吉野は中心選手なので、戦力ダウンということは否めない印象があると思うんですけど、ガッツワールドとしても、本人の気持ちを尊重して、今回は移籍という形に」と説明し、「ガッツワールド出身だということを胸に持って、大日本プロレスさんのトップを獲っていただきたい」とエールを送った。

 新戦力を迎え入れることになった登坂社長も「私個人としても幅広い能力というか、通常の試合はもちろん、イベントプロレスのような一見さんにプロレスの楽しさを伝えるような試合、地方での試合や首都圏の試合、様々なバリエーションを持った吉野選手に魅力を感じていたのは事実」と吉野を高く評価している。「橋本和樹選手とか、体重が近い選手が多いので、その選手たちとバチバチ戦いたい」との吉野の発言を受け、「一つはオールラウンダーとして期待している部分、もう一つはジュニアのクラスをという話がありましたけど、そのあたりは大日本プロレスでも頂点がない状況ですので、ブラッシュアップして研ぎ澄ましていただいて、何かをみつけて作ってもらいたい」と期待を込めていた。

【会見の模様】
▼登坂社長「2017年に向けて大日本プロレス、今回大きな一つの新戦力として、現在ガッツワールドに所属しております吉野選手に2017年より合流していただくことになりましたので、今日ご報告させていただきます。吉野選手につきましては以前から大日本プロレスに参戦していただき、特に今年に関しては地方巡業等も多数、商店街プロレスなどイベントも含めて多数参加していただきました。私個人としても幅広い能力というか、通常の試合はもちろん、イベントプロレスのような一見さんにプロレスの楽しさを伝えるような試合、地方での試合や首都圏の試合、様々なバリエーションを持った吉野選手に魅力を感じていたのは事実であります。今回、吉野選手が2017年度の活動にあたって考えるところがあると、ガッツワールドさんと話し合った結果、大日本プロレスに移籍という形になりましたので、ご報告させていただきたいと思います」

▼石島「吉野の移籍ということで、ガッツワールドとしても吉野は中心選手なので、戦力ダウンということは否めない印象があると思うんですけど、ガッツワールドとしても、本人の気持ちを尊重して、今回は移籍という形で。ガッツワールド出身だということを胸に持って、大日本プロレスさんのトップを獲っていただきたいと思います。12月3日新木場大会がガッツワールド所属ラストマッチになりますので、そこで吉野vsガッツ石島のシングルマッチで僕が務めたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いします」

▼吉野「今回1月1日より大日本プロレスさんに移籍させていただくことになりました。自分自身、31歳という年齢も考え、自分のキャリアを考え、もっともっとステップアップしたいと思い、団体と話し合いを重ねた結果、こういう形になりました。温かく見守ってくれるガッツワールドに恩返しができるように、大日本で頑張っていきたいと思います」

――大日本所属として当面の目標は?

▼吉野「ガッツワールドの人間は100キロ超えてる人が多くて、橋本和樹選手とか、体重が近い選手が多いので、その選手たちとバチバチ戦いたいと思います」

――ガッツワールドの仲間に報告した時の反応は?

▼吉野「団体全体で話し合った結果、こういう形になりました。ずっとガッツワールド自体がファミリーのように、凄くお互いつらい感じがあったんですけど、僕のわがままに最後は付き合っていただいた形になりました」

――将来的な目標は?

▼吉野「大日本さんが大きくなる過程を僕も楽しみつつ、大日本プロレスさんが業界ナンバー1になるための力になれるよう頑張りたいと思います」

――大日本にない部分はどこに感じる?

▼登坂社長「凄くいいのは強力なゴム風船のようにふくらみとか伸びしろがすごくある選手だと思ってました。試合もヘビー級の選手とたくさん当たってたこともあって、ウチの関本、岡林と当たった時も、マスコミさんもカメラもない地方大会でも非常にいい試合をしてもらってますし、今、欠場している谷口選手が担っていたようなプロレスの楽しさを伝える部分もしっかり務めてもらってるので、一つはオールラウンダーとして期待している部分、もう一つはジュニアのクラスをという話がありましたけど、そのあたりは大日本プロレスでも頂点がない状況ですので、ブラッシュアップして研ぎ澄ましていただいて、何かをみつけて作ってもらうというのが、吉野選手の言う大日本プロレスがよくなる、大きくなるという一つの過程、工程の部分じゃないかなと思ってます。私の脳内で2017年、『日本の健康を考えたグレート小鹿の小鹿体操』というものを考えておりまして、本人に言っても作らないと思いますので、吉野君に考案してもらおうと思ってます

▼吉野「初めて聞きました。頑張ります(笑)」

▼登坂社長「ガッツワールドの皆さんの気持ちもしっかり受け止めて、大日本プロレスとしても吉野選手と一緒に、ガッツワールドさんと一緒にプロレスを盛り上げていければと思っております」

プロ格 情報局