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11/25【全日本】11・27両国来場へジョー1年4ヶ月ぶり来日、Evolutionメンバーが出迎え、諏訪魔は盟友眼前での三冠奪回誓う

 11・27両国大会に来場するジョー・ドーリングが25日、デルタ航空275便で来日。諏訪魔、青木篤志、佐藤光留のEvolutionメンバーに出迎えられたジョーは三冠ヘビー級王座に挑戦する盟友・諏訪魔の至宝ベルト獲りを熱望。諏訪魔も「ジョーにセコンドについてもらいたいし、またジョーの前でいい形でベルトを獲って、またジョーと三冠を争える。そういうところまでいきたい」と呼応した。

 長らく全日本の最強外国人として活躍してきたジョーだったが、2015年7月に左ヒザ手術(左ヒザ前十字じん帯損傷・断裂)のため戦線を離脱。一度は今年4月の『2016チャンピオン・カーニバル』での復帰が決まったものの、悪性の脳腫瘍に侵されていることが判明。腫瘍の摘出手術を受け、闘病生活を続けてきた。

 今では日常生活に支障がなくなるほど回復。全日本の今年最大のビッグマッチとなる両国大会への来場を決めた。この日、1年4ヶ月ぶりに日本に降り立ったジョー。到着ゲートで諏訪魔、青木の出迎えを受けると笑顔で握手を交わし、再会を喜び合った。そこへ違う場所で1時間以上も待っていたという佐藤も合流。諏訪魔から名前入りのEvolutionジャージをプレゼントされたジョーは、さっそく袖を通してご満悦の表情をみせた。

 「久しぶりにこの日本に帰ってこれて最高の気分だ」と興奮を隠せないジョーは「まだ放射線治療をやっていないわけではないし、病気と戦っている部分もある」とは言うものの、やや痩せた感はあるが顔色もよく、とても闘病中とは思えない元気な姿で日本に帰ってきた。11・27両国で久しぶりに全日本の会場に足を運ぶことになり、緊張気味だが、当日は諏訪魔が宮原健斗との三冠戦、青木&佐藤が渕正信&大仁田厚とのアジアタッグV5戦にそれぞれ出陣するとあって、「その二つの試合は凄く激しい戦いになるだろう。とにかく彼らの戦いは凄い勝負になる。それを願っている」と期待を込めたジョーは、諏訪魔の至宝ベルト奪回を熱望した。

 盟友と久しぶりに再会し、「コンディションもよさそうだし、全然長期欠場してた感覚がないし、話して燃えてるなって伝わってくるし、早く一緒にやりたいなって思っちゃったね」と喜んだ諏訪魔も三冠戦へ向けて気合を入れ直している。もちろんジョーの眼前で至宝ベルトを取り戻すのみで、「ジョーの前でいい形でベルトを獲って、またジョーと三冠を争える。そういうところまでいきたい」と誓うばかり。当日のセコンドも要請し、ジョーも前向きな姿勢をみせた。

 渕&大仁田を迎え撃つ青木と佐藤もジョーとの再会を喜ぶと同時に、両国へ向けて精神面でプラスになった。「ジジイ相手に負けたらどうしようって不安もありましたけど、この二人より強いタッグチームはこの世に存在しないですからね。それ考えたら気持ちが楽になりました」と佐藤が話せば、青木も「ジョーと会えたことで両国、本当にやるなって気持ちがあるし、自分でもっとタイトルマッチに向けて気合入れ直そうってなったんで、非常にいい効果が僕にはきてますね」と“ジョー効果"を強調した。

 再会を喜び合ったジョーとEvolutionメンバー。ジョーにとっては病との戦いへ向けて、諏訪魔、青木、佐藤にとっては両国決戦へ向けて最高の刺激となったのは間違いない。

【会見の模様】
――1年4ヶ月ぶりに日本に帰ってきた今の気分は?

▼ジョー「久しぶりにこの日本に帰ってこれて最高の気分だ。気分がさらによくなったよ」

――Evolutionメンバーは久々にジョーと会ってどんな気持ち?

▼諏訪魔「相変わらずでかいなと。コンディションもよさそうだし、全然長期欠場してた感覚がないし、話して燃えてるなって伝わってくるし、早く一緒にやりたいなって思っちゃったね」

▼青木「ホントうれしいです。だんだん元気になってると聞いてはいたんですけど、会うのと聞くのは全然違うんで、会えてうれしいです」

▼佐藤「諏訪魔さんもいったんケガして、ジョーも1年半ぶりぐらい。ずっと僕と青木さんでEvolutionを支えてきて、ちょっと大きくなったところを見せようと思ったけど、全然大きさが変わってなくて。やっぱりこの二人がいた方がいいなと思いますね」

▼ジョー「戻ってこれて非常にうれしい。もちろん彼らに会えて非常にうれしいよ。本当のEvolutionがこれから始まるだろう」

――闘病生活をどんな気持ちで送ってきた?

▼ジョー「休んでいる間、自分がどうなるかわからなかった。まだ放射線治療をやっていないわけではないし、病気と戦っている部分もある。だから休んでいる間、今後に向けて特に具体的な案はまだできていない」

――欠場中はメッセージも届いたが、全日本ファンの支えを感じたのでは?

▼ジョー「病気の私に元気を与えてくれて、凄く支えになった。本当に感謝している。ファンのおかげで私は非常によくなれたと思っている」

――あさっての両国大会で久しぶりに全日本の会場に足を運ぶことになるが、どんな心境?

▼ジョー「リングに上がって試合をするわけではないが、すごく緊張している。今後は緊張なく日本に来れるようになっていきたいね」

――当日は諏訪魔選手が三冠戦、青木&佐藤両選手がアジアタッグ戦に臨むが、彼らへのメッセージは?

▼ジョー「その二つの試合は凄く激しい戦いになるだろう。とにかく彼らの戦いは凄い勝負になる。それを願っている」

――諏訪魔選手に三冠を獲ってもらいたいと?

▼ジョー「もちろんだ。セコンドにつくかどうかはわからないが、諏訪魔と相談して自分の出方を考えるよ」

――諏訪魔選手はジョーの目の前で三冠を獲ると?

▼諏訪魔「ジョーにセコンドについてもらいたいし、またジョーの前でいい形でベルトを獲って、またジョーと三冠を争える。そういうところまでいきたいなと思ってますね。俺も燃えてきましたね。凄く気合が入ってますよ」

――青木&佐藤両選手はジョーと会ったことでアジアタッグ戦へ向けて気持ちの変化は?

▼佐藤「ジジイ相手に負けたらどうしようって不安もありましたけど、この二人より強いタッグチームはこの世に存在しないですからね。それ考えたら気持ちが楽になりましたね。このEvolutionのスターティングメンバーの中に入ってやってきたんで大丈夫という高揚感がありますね」

▼青木「僕、試合前に相手のことを考えないし、タイトルマッチだからってあんまり考えないんですけど、ジョーと会えたことで両国、本当にやるなって気持ちがあるし、自分でもっとタイトルマッチに向けて気合入れ直そうってなったんで、非常にいい効果が僕にはきてますね」

――諏訪魔選手が王道トーナメント1回戦で三冠王者・宮原をレボリューションボムで破ったことについてどう感じた?

▼諏訪魔「難しい(苦笑)」

▼ジョー「ドウゾ(笑)。グレートだ。これからも使ってくれ。それもチームワークだよ」

――日本のファンにメッセージを

▼ジョー「私は戻ってきた。まだ少しガンと戦っているが、経過は良好で、いい報告ができると思う。みんな今まで応援ありがとう。アイル・ビー・バック。27日、スモーアリーナで会いましょう」

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