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11/28【NOAH/鈴木軍】アーチャー「ノアの息の根を止める」、スミスJr.「GHCタッグは永遠の所有物となる」 12・3有明GHCタッグ戦へK.E.S.インタビュー

 11・23後楽園大会で丸藤正道&矢野通組を破って約半年ぶりにGHCタッグ王座奪回に成功した“K.E.S."ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組。鈴木みのるが“対ノア最終決戦"と見据える12・3有明では潮崎豪&マイバッハ谷口組の挑戦を受けるが、アーチャーは「ノアの息の根を止める」、スミスJr.は「GHCタッグは永遠の所有物となる」と宣言した――。


【K.E.S.インタビュー】

――11・23後楽園大会で丸藤&矢野組を破ったが、あの試合を振り返って?

▼スミスJr.「イージーファイト、その一言だ。いいか、俺たちKESはつねに進化を続けているんだ。前回、俺たちがこのベルトを巻いていたときのことを、ノアを応援しているヤツらも忘れたとは言わせないぞ? 俺たちは前人未到のV10を記録した。そして、その記録を塗り替えられるのは、俺たちしかいないんだ!」

▼アーチャー「ザッツライト。たしかにマルフジとヤノは一度、俺たちからベルトを奪った。(※5・28大阪大会) でも、アイツらがチャンピオンでいられるのも時間の問題だったんだ。なぜなら、アイツらはそのあと、ノアやニュージャパンのヤツらを相手に、イージーな防衛戦しかこなしてなかった。まあ、俺たちをここまで待たせたのが、マルフジたちの誤算だったな。怒りに火がついた俺たちにとって、もはやヤツらは敵ではなかった。オマエも試合を観ただろ? いまの俺たちには小細工なんか通用しないってことだ、フフフ」

――そして、その試合直後、潮崎選手と谷口選手がリングに姿を現し、挑戦をアピールしました。

▼スミスJr.「俺はアイツらが心配でしかたがないんだ。もしかしたら、二人揃って“アホ"(日本語で)なんじゃないかってな(笑) あの俺たちの圧倒的な勝利を観て、リングにノコノコ上がって来たんだぞ? しかも、俺は『グローバル・リーグ戦』でもシオザキを叩き潰してるし、タッグでは何度もヤツらをネジ伏せている。いったい何を考えて、俺たちの前に姿を現したんだ?」

――確かに潮崎&谷口組とは今年、3・19後楽園、4・30新潟、9・23後楽園3大会で当たって全勝です

▼アーチャー「俺も『グローバル・リーグ戦』ではタニグチを沈めてるし、その前にはワンマッチでシオザキにだって勝っている。その時点であんなヤツら、見下すしかないだろう(笑) たしかにシオザキはGHCヘビーのベルトを巻き、シングルでは多少の成功は収めているかもしれない。でも、もし俺たちが挑戦していたら、一発でヤツからベルトを奪っていただろう。そもそもシングルならまだしも、これはタッグだぞ? アイツらはタッグでは何も成し遂げてない。俺たちとの力の差は歴然だ」

▼スミスJr.「何度やられてもそれがわからないのなら、今度はとことん破壊するしかないな」

――KESがタッグとしてほかのチームと比べたときに、とくにどこが優れていると自負していますか?

▼アーチャー「そんなこと聞くまでもないだろう、見てのとおりすべてだ! 無類の強さ、規格外のサイズ、そして凶暴性……。いいか、俺たちはパワーだけじゃないぞ? KESはたとえどんなヤツらが相手でも、会場に熱狂を巻き起こすテクニックも持っているんだ」

▼スミスJr.「俺たちのサイズで、これだけのコンビネーションプレーを持っているタッグは、世界中探したって存在しない。俺たちはGHCタッグのベルトと共に、大きな進化を果たした。そして、GHCタッグも俺たちが巻くことで、輝きを増した。このベルトが懸かった試合となれば、俺たちもいつも以上の力が発揮できるに違いない」

――KESは過去にIWGPタッグやNWAタッグのベルトも戴冠してきましたが、最多防衛記録を樹立したGHCタッグには思い入れが深いようですね。

▼アーチャー「これまで俺たちはIWGPタッグを二度、NWAタッグも二度獲得し、GHCタッグも今回で二度目の王者となった。どれもKESの歴史に残るタイトルだが、やはりGHCタッグに関しては、過去のどのチームも成し遂げられなかった記録を達成したという部分で、特別な気持ちを抱いている」

――今回の12・2後楽園と12・3有明に関して、鈴木みのる選手がノアとの“最終決着戦"という発言をしていますが、それはどのように受け止めていますか?

▼スミスJr.「“ファイナルバトル"か、フフフ……」

▼アーチャー「ノアの息の根を止める瞬間、そういう意味だろう。この2年、ノアも俺たちを追い出そうと必死にもがいてきたが、それもここまでだ。俺たち鈴木軍は最大限の力を見せつけてノアをネジ伏せる、それだけだ」

▼スミスJr.「このGHCタッグのベルトは俺たちの“所有物"として、プロレス界のヒストリーに永遠に名を残すことになる」

――ノアマットに参戦以降、新日本で戦っていた以上の存在感を発揮し、その名を知らしめたと思います。この2年の戦いを、どのように受け止めていますか?

▼アーチャー「俺たちKESの戦いは、観る者すべてが度肝を抜いたことだろう。まず、俺たちはTMDK(マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト)からベルトを奪った。(※2015年2・11名古屋) そのあと、ヤツらはどこに消えてしまったんだ? 俺たちに恐れをなして、いなくなってしまった。そして、俺たちはコルト“Boom Boom"カバナ&とクリス・ヒーローには3回も勝ちを収め(2015年の6・19後楽園&12・23大田区、2016年の4・16フィラデルフィア)、ROHのタッグベルトを巻いていたウォー・マシン(レイモンド・ロウ&ハンソン)の挑戦も退けている。(※2015年9・19大阪)」

――KESはGHCタッグ王者として、海外の強豪タッグにも勝利を収めてきた、と。

▼スミスJr.「オフコース。俺たちはこのノアのリングでありとあらゆるチームに勝ってきたんだ。俺たちからベルトを奪ったマルフジとヤノのことも、今回完膚なきまでに叩き潰してやった。そんな俺たちから、いったいどうやってベルトを奪うっていうんだ?」

――では、最後にあらためて、今回の挑戦者である潮崎選手と谷口選手にメッセージをお願いいたします。

▼スミスJr.「ボーイズ、せいぜいがんばってくれ。運を味方にできるよう、毎日祈ることだな」

▼アーチャー「リングは俺たちの庭だ。無様な姿をさらしたくないのなら、おまえたちは足を踏み入れないほうがいい」

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