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12/14【プロレス大賞/全日本】殊勲賞・宮原が喜びの会見 「2017年もさらに最高の宮原健斗で」

 『2016年プロレス大賞』で殊勲賞を初受賞した宮原健斗が13日、岐阜大会の試合前に会見。全日本に4年ぶりの栄誉をもたらした三冠王者は「評価していただいたことをありがたく思い、2017年もさらに最高の宮原健斗でいきたい」と来年へ向けて意気込んだ。

 2016年は宮原にとって躍進の一年となった。2月にゼウスとの王座決定戦に勝利し、悲願の三冠ヘビー級王座初戴冠を達成。大森隆男、関本大介、真霜拳號、秋山準、崔領二、諏訪魔と並み居る強敵をことごとく撃破し、6度の防衛に成功。年間通して“全日本の顔"となって獅子奮迅の活躍をみせた。

 それが評価されてプロレス大賞の殊勲賞に選ばれた。全日本勢の受賞は2012年に最優秀タッグチーム賞を獲得したGET WILD・大森隆男&征矢学(当時は全日本所属)以来4年ぶり。宮原にとってはプロレス大賞初受賞となった。

 受賞の報を受けて急きょ会見した宮原は「そういう名誉ある賞に選んでいただき、第三者の評価というのは素直にうれしいですね」と喜びの弁。ファンの存在が原動力であることを強調し、「ファンの皆様の応援のおかげで評価していただいた。それを形にしてファンの方に伝えることができるから、それは僕にとって最高」と全日ファンに吉報を届けられるうれしさもかみ締めた。

 三冠王者としての越年が決まり、2017年は全日本の顔として今年以上の活躍が期待される。全日本にとって3年ぶりの開催となった11・27両国大会では、メインで諏訪魔を破ってV6を果たしたものの上昇志向のこの男は満足せず。「あの舞台で『まだまだ』という気持ちになったんでね。それが2017年の自分の糧になる」と言い切り、「評価していただいたことをありがたく思い、2017年もさらに最高の宮原健斗でいきたい」と誓うばかりだ。

 宮原の活躍によって2016年の全日本は確実に上昇した。それを継続、発展させていくためにも宮原は2017年、殊勲賞を発奮材料の一つにして己をもっと高めていく覚悟だ。

【会見の模様】
――プロレス大賞で殊勲賞に選ばれたが率直な感想は?

▼宮原「そういう名誉ある賞に選んでいただき、第三者の評価というのは素直にうれしいですね」

――今年2月に三冠王座初戴冠を果たし、年間通して防衛を重ね、全日本の顔として引っ張ってきた自負はある?

▼宮原「それはファンの皆様のおかげで年末を迎えるというのがあるんで、そこが僕のエネルギーになって一年を通してきたかなという感じですね」

――そのエネルギーという部分では全日本をもっとよくしたいという気持ちも強い?

▼宮原「よくしたいというか、全日本に負けないぞという感じですかね。別に全日本を引っ張るというよりは、全日本の中で、全日本というものに負けないように僕はやってるんで。そういう気持ちが何かしら形として評価していただいたらうれしいですね」

――年間通して一番印象に残っている試合は?

▼宮原「やっぱり両国国技館という舞台。近々だっていうのもあるけど、あの舞台で『まだまだ』という気持ちになったんでね。それが2017年の自分の糧になるかなって感じですね」

――この勢いを来年も継続していくと?

▼宮原「嫌でも継続せざるを得ないですからね、僕という人間は。自分自身に満足してないんで。だから2017年もまだまだもっと高みを目指して、変わらず毎試合、全力でいって、それがいろんなもの、エネルギーを生めればなと思います。本当はもっといろいろ宮原節を語りたいんですけど、名誉ある賞ですから控えめでいきます。本当に素直にありがたい、うれしい。ファンの皆様の応援のおかげで評価していただいた。それを形にしてファンの方に伝えることができるから、それは僕にとって最高ですね」

――全日本の選手の受賞は4年ぶりとなったが?

▼宮原「本当はそういう質問だと僕は言いたいことあるんですけど(苦笑)押さえて、評価していただいたことをありがたく思い、2017年もさらに最高の宮原健斗でいきたいなと思います」

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