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12/14【プロレス大賞】新日本・内藤が初のMVP獲得、ベストバウトはG1「丸藤vsオカダ」

 東京スポーツ新聞社制定『2016年度プロレス大賞』の選考会が13日、都内で開かれ、新日本のIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也が初めて年間最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。年間最高試合賞(ベストバウト)には「丸藤正道vsオカダ・カズチカ」(新日本7月18日・北海きたえーる、G1 CLIMAX・Aブロック公式戦)が選出された。

 暮れ恒例のプロレス大賞。今年も東スポなどプロレス報道に携わる各メディアの記者らが選考会に参加。注目のMVPには今年新日本マットで“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン"旋風を巻き起こした内藤が選ばれた。

 内藤はキャリア10年目での初受賞。ユニットを率いて話題を振りまき続けたほか、今年4月にはIWGPヘビー級王座初戴冠。9月にはIWGPインターコンチネンタル王座も奪取し、1年で新日本の2大王座を獲得するなど、その活躍はまさに“神って"いた。

 ベストバウトには新日本7・18札幌大会のG1 CLIMAX・Aブロック公式戦「丸藤vsオカダ」が選ばれた。開幕戦で実現した注目の対決は、初対決とは思えぬ白熱の好勝負に。丸藤がオカダを下したインパクトもあった。オカダは3年連続のベストバウト受賞で、丸藤は8年ぶりの受賞となった。

 殊勲賞には全日本の三冠ヘビー級王者・宮原健斗が選ばれた。今年2月に史上最年少で三冠を奪取。その後1年を通じて全日本マットをけん引し続け、11月のビッグマッチ・両国大会では諏訪魔をも破り、エースの座を確固たるものとした。

 敢闘賞はノアのGHCヘビー級王者・中嶋勝彦が受賞した。今年1月にノア入団を果たし、決起した若手勢の先頭に立ち続けた。10月には杉浦貴を破って悲願のGHCヘビー初戴冠を果たし、12月には鈴木みのるを破って鈴木軍をノア撤退に追いやった。

 技能賞には新日本・BULLET CLUBのリーダー、ケニー・オメガが選出された。今年初頭にAJスタイルズを追放してBCリーダーの座に就くと、インターコンチネンタル王座を奪取。そして夏のG1 CLIMAXでは、初出場にして史上初の外国人選手による真夏の祭典制覇を成し遂げる快挙を達成した。

 最優秀タッグチーム賞は大日本の関本大介&岡林裕二組が5年ぶりに選ばれた。今年は世界タッグ王者として全日本マットで防衛を重ねたほか、大日本の最侠タッグリーグ戦連覇も達成した。

 また、新人賞にはセンダイガールズプロレスリングの橋本千紘が、女子プロレス大賞にはスターダムの紫雷イオがそれぞれ選ばれた。紫雷は2年連続の受賞となる。そして今年3月3日に亡くなったハヤブサさんには功労賞が送られることになった。

 『2016年度プロレス大賞』選考結果は以下の通り。


☆東京スポーツ新聞社制定『2016年度プロレス大賞』選考結果

▼最優秀選手賞(MVP)
内藤哲也[新日本]

▼年間最高試合賞(ベストバウト)
丸藤正道vsオカダ・カズチカ
※新日本7月18日・北海きたえーる、G1 CLIMAX・Aブロック公式戦

▼最優秀タッグチーム賞
関本大介&岡林裕二[大日本]

▼殊勲賞
宮原健斗[全日本]

▼敢闘賞
中嶋勝彦[NOAH]

▼技能賞
ケニー・オメガ[新日本]

▼新人賞
橋本千紘[センダイガールズプロレスリング]

▼女子プロレス大賞
紫雷イオ[スターダム]

▼功労賞
ハヤブサさん

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