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1/1【翔太AID】大仁田が年越し興行で強行復帰、アジアタッグ戦前に復調アピール

 邪道・大仁田厚が“ラストイヤー"と定めた2017年の幕開けと同時に戦列復帰。全日本1・2後楽園ホールで臨むアジアタッグ初防衛戦を前に復調ぶりを示した。

 大仁田は超戦闘プロレスFMW12・23高松で右腸骨骨折の重傷を負いながら、翌々日のアパッチプロレス軍解散興行12・25新木場に強行出場。負傷を悪化させて金村キンタロー引退興行12・27後楽園を緊急欠場したが、新木場で開催された年越し興行「翔太AID」にスクランブル出撃を果たした。

 大仁田は新年が明けた1月1日午前3時過ぎに登場し、この大会の主役である翔太らとメインイベントのストリートファイト8人タッグマッチで対決。リングアナによる選手紹介の終了を合図に乱闘に突入する邪道スタイルで試合は始まり、コーナーに控える時間が長かった12・25新木場とは別人のように大仁田は暴れ回った。

 試合途中に激痛をこらえきれずに動きが止まる場面も見受けられた大仁田だが、翔太の顔面にエプロンから赤い毒霧を放って形勢逆転。KAIがW-1マットで共闘した盟友・翔太を大仁田の十八番サンダーファイヤーパワーボムで沈め、大仁田&KAI&保坂秀樹&リッキー・フジの邪道同盟が勝利を収めた。

 大仁田は試合後、翔太の直訴を受けて決まった一騎打ちが自身の負傷のため8人タッグ戦に変更されたことを詫び、「オレがリングを去るまでに膝を治して帰ってこい! そうしたら、電流爆破で闘おう」と右膝前十字靭帯再建手術のため長期欠場に入る翔太を激励。

 大仁田の口からは、「去年(2016年)は何度も骨を折った。年の瀬には、とうとう初めて腰の骨を折ったよ。いよいよ限界らしい。今度こそ本当の“さよなら"になるみたいだ」と、不死身の邪道らしからぬ言葉も飛び出した。

 それでも「オイ、全日本よ! 秋山社長よ、井上選手よ。オレはこうして試合に出たぞ。1・2後楽園では、そっちが王道の度量を示してみろ。(ジャイアント)馬場さんだってデスマッチに足を踏み入れたんじゃ」と、アジアタッグ戦(大仁田&渕正信VS秋山準&井上雅央)に向けて、邪道節で揺さぶりをかける大仁田だった。

プロ格 情報局