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1/27【NOAH】拳王「俺が新生ノア引っ張る」、北宮「過去の栄光にすがるな」 新GHCタッグ王者・マサ北宮&拳王インタビュー

 1・21大阪大会でGHCタッグ王座奪取に成功したマサ北宮&拳王組、北宮はGHCタイトル初戴冠、拳王はヘビー級転向直後にいきなりベルトを手に入れた。新生ノアの加速を狙う野望深き両雄に話を聞いた。


【マサ北宮&拳王インタビュー】

──GHCタッグを獲って早速結果を出しました

▼北宮「俺たちはお互いにずっと結果を出せないというフラストレーションが溜まっていたし、ベルトへの欲とノアを引っ張っていきたいという欲が結果につながったというのはうれしいですね」

──拳王選手はヘビー級転向後いきなり良い結果を出しました

▼拳王「今年からヘビーでやっていくうえで、まずベルトに挑戦できるというチャンスを掴んだということで、ここで取らないとなんのためにヘビーにいったんだというぐらいの気持ちで臨んだんだよ」

──相当な覚悟を持って臨んだと

▼拳王「まあ、ひとつ結果は出せたけど、今のノアには『NOAH the REBORN』というキャッチフレーズがついてるだろ? それを象徴するのが俺自身だと思っているから。ベルトも取ったし、改めて新しいノアは俺が引っ張っていこうという気持ちになったよな』

──潮崎&谷口組に勝てた一番の勝因は?

▼拳王「さっきも北宮が欲って言葉を言ったようにね、あいつらは生え抜きで古くからノアにいるけど、ベルトに対する欲っていうものが少なくなってるんじゃないかって思うよね。俺たちは下から這い上がって、しがみついてでもベルトを取ってやるという気持ちでやったから。そのハートの違いが結果として出たって気がするね」

▼北宮「要するに、いかに選手権の中で死に物狂いになったかの差だと思うんですよ。向こうも向こうでベルトを守るために死に物狂いだったんだろうけど、こっちはこっちで結果を出さないと次はないという気持ちでやってましたから。その気持ちは俺たちのほうが上だったということですね」

──北宮選手は初めてベルトを巻いてみて?

▼北宮「気分が悪いわけがない(笑)」

──急造という声も聞かれた拳王選手と北宮選手のタッグですけど、こうして結果も出せました。チームとしての完成度はタイトルマッチに向けて、日に日に高まっていったという感じですか?

▼拳王「まあ、日に日にって言っても、1月も組むこともそんなになかったし、前哨戦もなかったから、チームワークというところは考えずに個々の力を上げていったのがベルトを取れた要因かなと思うね」

▼北宮「タッグだからと言って、連係をやらなきゃいけないとか、相手を分断して攻めなきゃいけないという決まりはない!」

──たしかに

▼北宮「逆にそのセオリーにとらわれてたら俺たちは勝てなかったと思うんですよね」

▼拳王「実際にタイトルマッチでもひとつも連係を出してないし」

▼北宮「うん、出してない」

▼拳王「それぞれが己の闘いをまっとうすることで勝利を掴み取ったという感じだったんで、このままでチャンピオンとしてそれぞれが自らを鍛えていって、また防衛していこうと思っているね」

──なるほど。逆にこの2人を結びつけているものはなんですか?

▼北宮「結果が欲しい、肩書が欲しい。そこだけですね。2人に共通しているのはのし上がっていきたいという野心、野望です」

▼拳王「本当にね、北宮が言うようにね、俺たちに共通するのは欲。それだけだなと思っている」

──拳王選手はヘビー級での手応えはつかめた?

▼拳王「いや、ベルトを取っただろ? もう手応えがあるとかないとかっていう感じじゃねえよ。もうね、掴むとかじゃなくてね、俺がこのノアを先頭に立って引っ張っていくという気持ちだから。俺はチャンピオンなんだから! チャンピオンとして俺がこのノアを引っ張っていくという気持ちがいまは凄く強いよ」


──次期挑戦者の名乗りがない状況でもあります

▼拳王「客もそうだけど、選手たちも俺らが取ると思ってなかったのかもしれないし、そういうところで面食らった部分もあるのかもしれない。でもな、誰でもいいからかかってこいって! 俺たちはいつでも挑戦してくるヤツらとやる気あるから」

──いつ何時誰の挑戦でも受けると

▼拳王「ヘビーに転向してたった1カ月の人間にベルトを取られて悔しいヤツいるだろ? そいつら、誰でもいいから挑戦してこいよ!」

──北宮選手はいかがですか?

▼北宮「まあ、タッグベルトの次の展開がないのは寂しい部分もあるけど、俺ら2人がベルトを巻いているこの現実を見て、どうとらえるか? それをファンにも問いたいし、ノアの選手にも問いたいですね。そうしたら、自ずと行動を起こすと思うんで」

──ここで動かなかった選手たちに対して歯がゆいなとか物足りないなという気持ちはあります?

▼北宮「俺たちは動いた。ただ漠然と思っているだけじゃ何も掴めないから。それだけはノアのリングに上っている選手、みんなに伝えておきたい」

▼拳王「俺たちなんて動いて一発目で結果を出したからね。俺たちが動いたことによって、ノアのリングの図式も動いただろ?」

──行動によって、それまであったリング上の図式も変えられると

▼拳王「そういうことだよ。だから、そのぐらいの欲を持って、他のヤツらもこの新生ノアのリングで闘ってもらいたいと思うよね」

──なるほど。拳王選手は、2月のシリーズでは14日の後楽園大会で元パートナーの大原選手と、そして18日の博多大会では杉浦選手と闘う2つのシングルマッチが組まれています

▼拳王「なんで今さら大原とシングルマッチ組むんだって。こんなの全部内田(ノア会長)が決めてんだろうって。本当ね、俺に対してそんな嫌がらせするんだったら、俺もどうにかしてあの髭面オヤジが嫌がる行動をしてやろうと考えてるよ」

──記者会見では紳士的な態度を取るようにというご注意も受けてましたけど。

▼拳王「(呆れた顔で)何言ってんだって」

──ちなみに杉浦選手とのシングルはどうですか?

▼拳王「杉浦貴に関しても杉浦軍に関しても俺はまったく興味がない。どうでもいいよっていう話だよね」

──24日の後楽園大会では杉浦&清宮組とのタッグマッチだが?

▼拳王「また、そんな試合を組む内田が俺は腹立たしくてしょうがない。だいたいシリーズ最後にあいつらなんかと当たるカードを持ってくるなって言いたいよ」

▼北宮「俺も最終戦で組まれたひとつのタッグマッチっていう印象しかないですね。次につながるかわからない」
──杉浦&清宮組は挑戦者として視界に入ってこない?

▼拳王「清宮みたいなグリーンボーイがいるチームが挑戦者だなんて、ナメんなよって俺は言いたいね。
北宮 まだまだ顔じゃない」

──最後に改めてタッグチャンピオンとしての意気込みを

▼拳王「俺たちが生え抜きベテランタッグからベルトを奪った時点で、ようやく新生ノアがスタートしたって俺は思ってるから。俺がこの新生ノアを動かしていくから、てめえらクソ野郎ども、俺についてこい!」

▼北宮「ファンもそうだし、選手各位に伝えたいことは過去の栄光にすがらないでほしい。そして過去を振り返らないでほしい。新生ノア、『NOAH the REBORN』と謳っている以上は前を向く、前に進む。そういうスタンスでいてほしい。もうノアは後戻りはしない!」

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