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2/1【IGF】『NEWオープニングシリーズ』日程が決定 旗揚げ戦メインで鈴川がバーネットと対決 「俺が命を削ってこのリングをでかくする」

 IGFは1日、『NEWオープニングシリーズ』の日程を発表。旗揚げ戦となる4・5後楽園に加え、新たに5大会の開催が決まった。旗揚げ戦のメインイベントでジョシュ・バーネットと4年6ヶ月ぶりの対決が決まった鈴川真一は前回の雪辱を宣言し、「俺が命を削ってこのリングをでかくする」とNEWの牽引者となることを誓った。

 IGFの新ブランド「NEW」がこの春、ついに始動する。すでに4・5後楽園大会での旗揚げ戦が決まっていたが、この日、オープニングシリーズの日程が発表された。4・20新宿、4・30春日部、5・12宇都宮、5・21千葉、5・27那須の5大会が新たに決定。那須大会は遊園地のハイランドパーク園内での開催で、大会終了後は遊園地を貸し切りとし、乗り物に乗り放題の観戦者特典がつく。今回は首都圏をサーキットするが、以降は全国各地で大会を開催していく予定だ。

 旗揚げ戦となる4・5後楽園大会の第1弾カードとして「鈴川vsバーネット」が決まった。両者は2012年10月16日、東京ドームシティホール大会『GENOME23』以来4年6ヶ月ぶりの対決で、腕三角絞めによるレフェリーストップ負けを喫している鈴川にとっては雪辱戦となる。この一戦が旗揚げ戦のメインイベントを飾ることも決まった。

 IGFがこの一戦を組んだ理由は鈴川自身の希望もあるが、一番は「NEWをどういう方向に持っていくかということを考えた時、このカードが一番しっくりくる。そしてこれぞNEWというものをファンの皆さんに提示するにあたって、一番わかりやすいカード」(宇田川強イベントディレクター)というもの。NEWのコンセプトである「勝負にこだわる、痛みの感じるプロレス」を表現するためにふさわしいと判断された。

 4年半ぶりにリベンジの機会が訪れた鈴川は武者震いを隠せない。「和田レフェリーのミスジャッジ。俺はタップもしてないし、このままやるぞっていうんで立ち上がったんだけど、レフェリーにストップかけられた」と悔しげに前回を振り返りつつ、「前の俺より今の俺の方が強い」と自信をあらわ。「前よりグラウンドでも打撃でもだいぶ積み上げたものがあるんで。それを4・5に合わせて、あと数ヶ月それに絞ってやってる」と今はバーネット戦へ向けて技術研さんに努める日々だ。

 メインを張ることになった鈴川には、IGF側が期待するように新ブランドが目指す方向性を示す責任が伴う。「IGFからのイズムをこのNEWでもしっかり出さないと上がる意味ない」と言い切った鈴川は、「俺が舵取るじゃないけど、俺が命を削ってこのリングをでかくします」と宣言。そのためにも旗揚げ戦で大物・バーネット打倒を遂げるつもりだ。

☆『NEWオープニングシリーズ』日程
・4/5(水)東京・後楽園ホール 18:00開場、19:00開始
・4/20(木)東京・新宿FACE 18:00開場、19:00開始
・4/30(日)埼玉・ふれあいキューブ春日部 14:00開場、15:00開始
・5/12(金)栃木県総合文化センター・サブアリーナ(宇都宮) 18:00開場、19:00開始
・5/21(日)TKPガーデンシティ千葉 14:00開場、15:00開始
・5/27(土)栃木・那須ハイランドパーク 開始時間未定

☆4・5後楽園大会決定カード
▼シングルマッチ
ジョシュ・バーネット
vs
鈴川真一


【会見の模様】
▼鈴川「ジョシュ・バーネットと過去に試合やったんだけど、結果、和田レフェリーのミスジャッジ。俺はタップもしてないし、このままやるぞっていうんで立ち上がったんだけど、レフェリーにストップかけられて。絶対タップはしないというスタイルでやったんだけど、形上、取られて黒がついて。ずっとIGFにジョシュ・バーネットは出てるし、注目度のある選手だから、リベンジも兼ねてじゃないけど、前の俺より今の俺の方が強いぞっていう。それでジョシュ・バーネットには今回の戦いで、あいつが負けるところをみんなが観に来ると。今回はいい勝ち方でジョシュ・バーネットの首を獲りたい」

▼宇田川ED「我々としてもこのカードにつきましては今プロレス、格闘技界広しといえど、このNEWでしか実現しないカードですし、NEWでしか体現できないカードだと思っておりますので、ぜひ会場に足を運んでいただければと思っております。続きまして日程の方を発表させていただきます。すでに4月5日の後楽園大会につきましては発表させていただいておりますが、4月、5月を第1シリーズとして首都圏をサーキットしていきます。NEWは地道に一歩ずつ大きくなっていくという意味も込めまして、まず4月20日、新宿FACEで大会を開催いたします。4月5日の後楽園はNEWのビッグマッチというような形でスタートダッシュをさせていただきますが、4月20日の新宿FACEにつきましてはNEWが地道に基礎から基本からスタートする意味を込めての新宿FACE大会とさせていただきました。また4月30日は埼玉・春日部市のふれあいキューブ、5月12日は栃木県総合文化センター、5月21日はTKP千葉、5月27日は那須ハイランドパーク特設リングにて試合を予定しております。5月27日の那須大会につきましては、オープン、屋外の会場になります。雨天の場合は屋根のあるところで開催させていただきます。また、この大会の観戦者につきましてはチケットにも入場料が入っておりますので、そのまま遊園地の方にもご入場いただけますし、また、プロレス観戦者特典としまして、プロレス終了後、遊園地を貸しきって乗り物に乗り放題というような特典もついておりますので、プロレスファン、プロレスに興味ある方も含めましてご来場いただければ。また那須大会の終了後、第1シリーズの打ち上げというような形で、園内で打ち上げもさせていただきたいと思っております。そちらも皆さん、ご参加いただければと思っております。4月30日の春日部大会の決起会としまして2月9日、春日部駅前の麺処れん屋さんにて鈴川選手も参加いたしまして春日部大会決起会というイベントもさせていただきますので、近隣の方、またご興味のある方はぜひご参加願えればと思っております。チケット発売につきまして、新宿大会、春日部大会、栃木大会、千葉大会は2月7日より一斉発売となります。また、5月27日の那須ハイランドパーク大会につきましては追って発売日等発表させていただきます」

――このカードを提示された最初の気持ちは?

▼鈴川「誰もが知ってるジョシュ・バーネットで、僕もあの時の試合で終わってない気持ちがあって、だったらジョシュ・バーネットを俺の相手にというか、次は俺が獲るという気持ちで指名して、あの続きじゃないけど、あれよりやばい試合を今回NEWでもバシッと。メインなんで」

――前回は鈴川選手のヒジで流血したバーネットが目の色を変えて潰しにきたが?

▼鈴川「試合時間はそんな長いものじゃなかったんだけど、お互い面白い戦いだったというかね」

――IGFでしか見れない戦いだったが?

▼鈴川「それを今回のNEWのリングで見せたいなと思いますね」

――バーネットの来日は2年4ヶ月ぶりになるが?

▼鈴川「結構出てないもんね」

――今の自分だったらという気持ちは大きい?

▼鈴川「前よりグラウンドでも打撃でもだいぶ積み上げたものがあるんで。それを4・5に合わせて、あと数ヶ月それに絞ってやってますんで」

――そう簡単にはいかない相手だが?

▼鈴川「今回、俺も前みたいに目元を一回切るぐらいじゃ済まさんと。倍返しこいよと。俺もその倍返しでいきますから」

――NEWに期待するファンはそういう戦いを期待していると思われるが?

▼鈴川「やっぱりIGFからのイズムをこのNEWでもしっかり出さないと上がる意味ないでしょ。誰よりも前に立ってそこに突っ込んでいかないと」

――この試合がNEWの方向性を決める?

▼鈴川「それを決める一番でもあるし、NEWの今後がこの一番かかってる試合だと思って意識してあいつを倒したい」

――この一戦がメインになる?

▼宇田川ED「これがメインカードで決定とさせていただきます」

――メインのプレッシャーはある?

▼鈴川「メシいっぱい食えてるんで大丈夫ですよ。プレッシャーなんて」

――試合の間隔が空いているが今はどのように調整している?

▼鈴川「ずっとコンスタントに試合があったけど、今はそういう時期で地下に潜ってると。練習ができてて、4・5に合わせてバンって出てくるんで。ムズムズしてますよ」

――最初からバーネットの参戦は考えていた?

▼宇田川ED「最初はいろんな決定をする上でカードを社内で検討して、材料として挙げましたけど、鈴川選手とジョシュ・バーネット選手というカードはNEWの方向性とか、もちろんNEWをどういう方向に持っていくかということを考えた時、このカードが一番しっくりくると。そしてこれぞNEWというものをファンの皆さんに提示するにあたって、一番わかりやすいカードと思いまして、社内で即決で決まりました」

――バーネット側の反応は?

▼宇田川ED「こういうカードにしたいということで伝えて、会った時はジョシュ・バーネット選手も二つ返事で異論はないと。個人的には鈴川との試合は印象にある試合だと言っておりました。ただ、本人も鈴川選手を前にしてあれですけど、もちろんこの大会でオープニングの大会でもちろん負けるつもりはないと。鈴川選手以上にキッチリと獲らせてもらうという話をしていました」

――バーネットのシリーズへの参戦は?

▼宇田川ED「まずはこの4月5日の大会にということで。次のシリーズもスケジュールが合えば」

――新宿FACEなどに上がる可能性も?

▼宇田川ED「そういうところに出る可能性もあります」

――旗揚げ戦でバーネットに勝てばNEWの主役に躍り出ることになるが?

▼鈴川「俺が舵取るじゃないけど、俺がこの道を切り開いてNEWを世界に。ちっちゃい会場でやるんじゃなくて、やっぱりでかい会場のリングで戦うのが戦う者としてはね。早くでかいリングにできるように」

――でかいリングにしていく意味では鈴川選手自身が一番であると?

▼鈴川「体もあるし、命を削ってこのリングをでかくします」

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