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3/3【ZERO1】世界ヘビー戦「耕平vs田中」が正式決定、レジェンド王座戦「大谷vs高岩」も 3・26靖国・奉納プロレス

 ZERO1は3日、東京・靖国神社で会見し、奉納プロレス3・26靖国大会のカードを発表。世界ヘビー級選手権試合「佐藤耕平vs田中将斗」、レジェンド選手権試合「大谷晋二郎vs高岩竜一」など、6試合が決まった。

 春の訪れとともに、今年もZERO1恒例の靖国神社・奉納プロレスの季節がやってくる。この日、舞台となる靖国神社で出場主要選手が出席しての会見が行われ、6カードが発表された。

 メインイベントはZERO1の至宝・世界ヘビー級選手権試合。王者・耕平にブードゥー・マーダーズの田中が挑む。前夜の3・2後楽園大会で田中が対戦要求し、耕平も受諾。両者によるタイトルマッチが正式に決まった。

 王者・耕平は2・3後楽園大会でKAIを30分時間切れ引き分けで退けて以来4度目の防衛戦となる。昨年3月の靖国大会で鈴木秀樹を破って5度目の戴冠を果たして以来、頂点の座を守り抜いてきた。「この1年間ベルトを守ってきたんで、今回もしっかり防衛して、しっかりチャンピオンとして君臨していきたい」と誓う耕平は、VM入りした田中について「もともとあったハードコアだったり、オールラウンドでこなせる選手なんで」と変化は感じていないものの、難敵迎撃へ向けて「常に警戒しとかなきゃいけない相手」と気を引き締めた。

 初代王者でもある田中は2009年10月に第5代王者から陥落以来、実に7年5ヶ月ぶり3度目の戴冠を狙う。「ここ最近、シングルのベルトには縁がなく巻くことはなかったんですけど、今回ブードゥーに入ったことによって、どういうことをしてでも必ずベルトは獲りたい」と手段を選ばない構えをみせた田中は、超花火3・5名古屋大会で爆破王選手権への挑戦(王者・大仁田厚&船木誠勝vsTARU&田中)も控え、「それも獲って、今回も獲って。獲れるもんはすべて獲ってやろうかなと」と宣言。VM総帥・TARUも頼もしげにみやりながら「田中というええもんを俺が手に入れたからよ。どんどんベルト獲ってもらって、ブードゥーの名前を上げていく」とベルト総獲りをぶち上げた。

 大谷はレジェンド王座をかけて高岩との同期対決に臨む。昨年9月、船木を破って第11代レジェンド王者となった大谷は、リアルジャパン12・7後楽園大会におけるタカ・クノウ戦以来2度目の防衛戦。高岩からベルトをかけるよう要求があり、決まったタイトルマッチだ。

 高岩は超花火3・5名古屋大会でジュニア2冠王者・鈴木鼓太郎への挑戦を控える。そこで大谷は「その時はおそらく高岩はジュニア2冠のチャンピオンになっていると、僕は確信めいたものがありますので、もし高岩に勇気があるんであれば、ジュニア2冠とレジェンド、すべてかけてシングルマッチすると、この試合の意味ももっと広がる」とダブルタイトルマッチを提案。レジェンド王座をホームリングで死守すると同時に、ジュニア2冠王者に返り咲く青写真を描いた。

 「感謝の気持ちをこめて全力プロレス。我々レスラー全員一同、精一杯のプロレスをお見せしたいと思います」。冒頭で大谷がそう誓ったように、今年も英霊が眠る靖国を舞台にZERO1勢が全力のプロレスを届ける。

☆3/26(日)東京・靖国神社相撲場『すしざんまいプレゼンツ 奉納プロレス 第14回大和神州ちから祭り』12:00開場、13:00開始

▼タッグマッチ
美熊
田中稔
(1/30)
クリス・オンドーフ
横山佳和

▼タッグマッチ
ショーン・ギネス
鈴木鼓太郎
(1/30)
フジタ“Jr."ハヤト
日高郁人

▼シングルマッチ
ジェームス・ライディーン
(1/30)
小幡優作

▼6人タッグマッチ
ハートリー・ジャクソン
菅原拓也
TARU
(1/30)
ザ・グレート・サスケ
将軍岡本


▼レジェンド選手権試合
[挑戦者]
高岩竜一
(1/60)
大谷晋二郎
[第11代王者]
※大谷2度目の防衛戦

▼世界ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
田中将斗
(1/30)
佐藤耕平
[第20代王者]
※耕平4度目の防衛戦


【会見の模様】
▼大谷「本日は皆様、お忙しい中、多数お集まりいただき、誠にありがとうございます。そして昨日、後楽園大会16周年記念大会、無事に皆様のおかげで終わることができました。重ねてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。いよいよ今年も靖国神社・奉納プロレスが迫ってきました。改めまして我々ZERO1を、そして我々プロレスを迎えてくださる靖国神社さん、本当にいつもありがとうございます。実は昨日、若干不安に思っておりまして、後楽園大会、雨が降っておりました。明日の会見どうなることやら。そして昨日の夜、毎年恒例、お天気の神様にお電話をさせていただきました。電話口のほうからお天気の神様から元気いっぱいにこう言われました。『お任せあれ。明日の会見、見事に天気にさせてあげましょう。そして会見が始まった瞬間、太陽を出しましょう』。そう言われました。結果こういうことです。『そして当日もみんな元気にプロレスができますよう、来てくれた方が思い切り元気になれるような天候でお迎えしたい』と神様も言ってくださいました。その言葉に応えるべく、我々プロレスラー、全力のプロレスを当日もお見せしたいと思います。感謝の気持ちをこめて全力プロレス。我々レスラー全員一同、精一杯のプロレスをお見せしたいと思います。当日、皆様がご来場されることを心の底からお待ちしております」

▼横山「特にコメントなんてねぇよ。まぁ、俺らしい試合するだけだよ」

▼日高「今年もこの靖国神社さんで、英霊の皆さんの前でプロレスリングを奉納できることを感謝申し上げます。ありがとうございます。そして私はご朱印集めをしておりまして、毎年、奉納プロレスの時は特別なご朱印を書いていただいています。今年もご朱印を書いていただいて、パートナーのフジタ“Jr."ハヤト、対戦相手の鈴木鼓太郎、ショーン・ギネス。ジュニアにしかできないスピーディーな試合をして大会を盛り上げたいと思います」

▼ハヤト「今年もこの大会に呼んでいただいてうれしく思ってます。対戦相手の鼓太郎選手、ショーン選手。ショーン選手は昨日チャンピオンになって勢いあるので、やり合えるのが楽しみです。最後に勝つのは僕らなのでそこらへんを楽しみにしていただけたらなと思います。頑張ります」

▼ギネス「靖国はZERO1にとってビッグショーだ。相手の日高とハヤトは素晴らしいレスラーだが、鼓太郎とのタッグで100パーセント勝利するよ」

▼岡本「相撲時代から何回も来ているこの靖国で今年もプロレスできることを凄く光栄に思います。対戦するブードゥー・マーダーズにはどんなことをやられるかわかりませんが、それを跳ね返して勝ちたいと思います」

▼菅原「毎年恒例の靖国大会ですけど、靖国といえばKAMIKAZEアニキのムーンサルトが恒例だったんですけど、今回は負傷欠場ということで、アニキが飛べないんであれば僕が飛びます」

▼TARU「アニキが飛ばれへんかったら菅原が飛ぶと言うてるけど、菅原が飛ぶより俺が飛ぶからよ。アニキの代わりに。おい将軍、曙どうした? びびっとんちゃうか? 俺がボブ・サップ連れてくるって言うとるからよ。よう練習して、そのベルト大事にしとってくれや。まぁ、そういうこっちゃ」

▼小幡「自分は去年と同じライディーンとやることになりました。去年は負けましたが、今年はただで終わるつもりはありません。必ずここから這い上がってみせますんで、よろしくお願いします」

▼ライディーン「去年と同じ対戦相手だが、シングルベルトにたどり着くために負けられない。お互いベストを尽くして戦いたい」

▼大谷「今回、対戦相手が高岩竜一に決まりました。靖国神社で高岩とシングル。僕も感慨深いものがあるんですが、その高岩の方から会社の方にコメントが送られてきました。今、僕が持っているレジェンドのベルトをかけろと。そのように言ってきました。僕も拒むものはありません。そのレジェンドのベルトをかけて高岩と…その時はおそらく高岩はジュニア2冠のチャンピオンになっていると、僕は確信めいたものがありますので、もし高岩に勇気があるんであれば、ジュニア2冠とレジェンド、すべてかけてシングルマッチすると、この試合の意味ももっと広がると思います。逆に僕はその時、お前が持っているであろうジュニア2冠をかけなさいと。そう伝えたいです。レジェンドはこの試合に間違いなくかけたいと思います」

▼田中「ここ最近、シングルのベルトには縁がなく巻くことはなかったんですけど、今回ブードゥーに入ったことによって、どういうことをしてでも必ずベルトは獲りたいと思います」

▼耕平「ちょうど1年前ですかね。ここでベルトを獲りました。この1年間ベルトを守ってきたんで、今回もしっかり防衛して、しっかりチャンピオンとして君臨していきたいと思います」

――久しぶりのタイトルマッチだが?

▼耕平「さっきも言ったように1年間しっかり守ってきたんで、田中さんということで何度もやってますし、強さは十分体でわかってます」

――田中選手のVM入りについては?

▼耕平「そこに関しては田中さんなりの考えがあってのことなんで、僕はどうのこうの言うつもりはないです」

――要求が通ってこの一戦が決まったが?

▼田中「今、このカードが一番この靖国に自信を持って出せるカードだという判断だと思うんで、それに応えるっつうか、そういうような試合をして、僕の元にベルトを手繰り寄せたいと思います」

――VMとしての展望は?

▼田中「そのシングルのベルトの前にTARUさんと組んで国際会議場での爆破王のベルトもあるんで、それも獲って、今回も獲って。獲れるもんはすべて獲ってやろうかなと」

――高岩とのレジェンド王座戦に抱くテーマは?

▼大谷「高岩とやったのは僕、ジュニアの防衛戦でやった以来ですかね。僕は彼の爆発力というか、ここぞという時の力強さ、僕が一番知ってる自信もあるんで。でも逆に僕のことを一番知ってる奴でもあるのかなと。そういう怖さはありますけど、絶対負けられない試合として、僕の中ではこの試合に挑みたいと思います。どんな内容になるにしろ、絶対に負けられない試合。そしてレジェンドのベルト、高岩が持っていればジュニア2冠も僕の元に戻ってくるわけですから。そこからまた前進していきたいと思います」

――大谷選手にとってレジェンドのベルトとはどんなもの?

▼大谷「レジェンドのベルト、そうですね。僕の中で防衛戦の1回1回の期間が長いんで。でも僕の中で気持ちを集中させられる、僕はレジェンドチャンピオンなんだという気持ちを持続できてる自信があるんで。また早く次の防衛戦の相手を決めてもらいたいなと。そういう気持ちですかね。僕の中でしっかりレジェンド王者としての自覚は持っております」

――VMに入ってからの田中選手の戦いぶりに違うものは感じる?

▼耕平「いや、特にはないですね。もともとあったハードコアだったり、オールラウンドでこなせる選手なんで」

――今までと違う部分で警戒する点はある?

▼耕平「違った部分というよりも、常に警戒しとかなきゃいけない相手だと思います」

――VMはベルトを一挙に手に入れるチャンスだが?

▼TARU「田中をよ、ブードゥーに口説いたのはよ、プロレス界のベルトを全部コレクションしよう思って。それが一番手っ取り早いやろ、この業界で名前上げるのは。田中というええもんを俺が手に入れたからよ。どんどんベルト獲ってもらって、ブードゥーの名前を上げていこうと。そのためにはワシも出張らなアカンからのぅ」

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