プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/6【新日本】手足に麻痺残るも徐々に回復、復帰も「希望持てる」 三澤トレーナーが本間の容態を説明

 新日本の三澤威メディカルトレーナーが6日会見し、頸椎(けいつい)負傷で欠場した本間朋晃の容態を説明した。

 本間は3・3沖縄大会の第4試合で6人タッグマッチに出場。8分過ぎ、邪道の変型DDTを受けた際に動けなくなった。意識はあるとみられたものの、体を動かすことができずに場内は騒然。その後救急隊が到着して病院へ救急搬送され、新日本からは頸椎負傷による欠場が発表されていた。

 本間の容態を心配する声が多く挙がっていたことから、6日の大田区大会の試合前に三澤トレーナーが会見。症名を「中心性せき髄損傷」と発表したうえで、命に別条は無く、手足に麻痺が残る状態ながら良化がみられることが明かされた。

 三澤トレーナーは「意識は最初からありました。頚ずいの3番、4番に腫れがみられて、そこから来る神経が麻痺した状態になりました。捻挫に似たような状況がせき髄のなかでも起こっていて、腫れが引いてくると落ちついてくる。(アクシデントの)翌日から手足の動きが出てくるようになりまして、現在、下肢(脚部)のほうはかなり動きが出ています。上肢(腕、手)のほうも物を握ったり、ヒジを曲げたりという動きは出てきていて、日に日に麻痺の状態は良くなっています。3、4番付近の神経で最も心配された呼吸や心臓への影響なのですが、急性期の3日間を過ぎたことで、その心配もだいぶ消えました。今日の午後にも一般病棟に移って、回復を待ちます」と説明。

 復帰の可否については「2、3日経っても麻痺の改善がみられなければ心配ですが、幸い動きがかなり見られてきているので、希望は持てる」とし、「本人も『絶対良くなる。動けるようになってリングに戻る』と。あの状況でも周囲を心配して『皆さんに迷惑をかけます』と言ったりしていて、いたって元気でやっています」と話した。

 現在のところ手術はせずに自力治癒を目指す。全治に関しては「回復してみないことには分からない。どの程度回復まで要すのか分からない。思いのほか早く治ることもあるかもしれませんし、そうでないこともある」(三澤トレーナー)とされた。せき髄に振動を与えないことが重要なことから、当面は沖縄の病院で治療にあたるという。

プロ格 情報局