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4/25【WRESTLE-1】ACE新木場初進出の1期生対決へ立花、頓所インタビュー

 プロレスリングACEとして初の新木場進出となる5・1新木場大会。プロレス総合学院1期生対決に向けた立花誠吾と頓所隼のW-1提供インタビューは以下の通り。


【立花誠吾インタビュー】

──デビューして約1年が経過したが?

▼立花「僕は今年ハタチになるんですけど、その20年の人生の中で一番早い1年間だったかなって気がしますね。小中高ときて、その頃の1年間とは濃さが違いますよね。部活もやってきたんですけど、比べ物にならないぐらい濃密でした。あっという間に過ぎてしまって、本当に早かったです」

──昨年11月にACEが旗揚げされてからはさらに濃密だった?

▼立花「濃密でしたね。最初にACEができるって聞いた時はビックリして、大丈夫なのかなって思いました。若手しかいないし、知名度も低いし、プロレス総合学院出身ということで色眼鏡で見る人も多かったので非常に不安な気持ちはありましたね」

──プロレス界にACEの存在をアピールできている実感はある?

▼立花「いや、まだないですね。ただ、僕らの試合を観てもらえれば、絶対に目を引くと思うんですよ。ACEの個々の面々は個性が強いですから。もちろん他の団体の方たちも個性の強い人はたくさんいらっしゃると思うんですけど、所属選手が少ない中でこの濃さは圧倒的だと思います。だから、一度観戦してもらえれば、お客さんの目を引かせることはできると思っていますね」

──そういう自信はあると

▼立花「ありますね。学院に通っていた半年間でいろいろな講師の方々から教えていただいたんですよ。近藤さん、カズさん、そして今はいないですけど、KAIさんや中之上さん、AKIRAさん。あと大和さんもそうですけど、そういった方々の血が僕らの中には混ざっているんです。それぞれの教えを飲み込んで、自分なりに噛み砕いて、吸収すべきものは吸収する。だから、そこで得られた知識や技術というのはもの凄く幅が広いし、いろんなことに対応できるし、別の団体でトレーニングを積んできた人よりも濃い教えを受けられた。それは自信になってますね」

──いよいよACEが新木場に進出するが?

▼立花「不安と楽しみが混ざっているっていう感じですかね。新木場という会場に対してもそうだし、お客さんは果たして入るのかっていう。ただ、初めてACEだけで外の会場でやるので、成功したらACE自身がドンドンステップアップすると思うんですよ。そういう意味では非常に大切な大会だと思っています。失敗したらACE自体もなくなるかもしれないし、これからのACEがかかっている大会だと思いますね」

──同じ1期生である頓所との一騎打ちに向けて?

▼立花「1期生で卒業できたのは男子では僕と頓所しかいなかったんですよ。2期生や3期生よりは僕らのほうがキャリアは上なので、僕ら2人が引っ張っていかなきゃいけないっていう気持ちがあるんですね。だから、ここで彼の気持ちや覚悟を確かめたいんですよね。本当に僕らでACEを引っ張っていけるのかっていう覚悟を。僕は自分の気持ちをあいつに全部ぶつけます。あいつも僕にぶつけてほしいですね」

──これからのACEのためにお互いの覚悟を見せ合う闘いだと。

▼立花「僕らがダメダメだったら他の2期生や3期生もついていこうと思わないし、ACE自体も終わってしまうと思うんですよ。僕らがACEの柱だっていう自覚はありますし、後輩たちをしっかり支えてあげないといけない。そういう覚悟を見せ合う闘いですよね」

──頓所は自身にとってどういう存在?

▼立花「学院時代から彼はなんでもできてたんですよ。学院時代は、できる組とできない組に分かれているとしたら、僕は初めはできない組だったんです。でも、彼は最初からなんでもできてましたね」

──身体能力が高かったんですね。

▼立花「運動神経は良かったですね。あと感覚を掴んだり、コツを掴んだりするのも早くて。歳下なんですけど、尊敬する気持ちもあったし、嫉妬してたっていうのもあります。だから、あいつに負けないように身体を大きくしたりしたし」

──やはりそこにはライバル意識がある?

▼立花「ありますね。彼には絶対に負けたくないです。プロレスをやっていくうえで、有名になりたいとか強くなりたい、巧くなりたいっていう気持ちもありますけど、もう一つ頓所に負けないっていうのも僕のモチベーションの一つなんですよ。僕と頓所は学院時代、1日しか休んでないんです。他の人たちは5日から10日は休んでいるんですけど、単純にプロレスを学びたいっていう気持ちの強い2人だったんだと思います」

──ACEでは同じ1期生でも女子の木村花や才木玲佳の注目度が高いが、ジェラシーはある?

▼立花「ありますね。本当に悔しいし、羨ましいという気持ちがあります。同じ学院出身でなんでこんなに差が出るんだって。学院時代は技術的なものだったら全然僕らのほうが上だったんですけど、やっぱり悔しいですね。嫉妬しますね」

──内容で男子の凄さをみせたい?

▼立花「見せたいですね。試合内容だったら絶対に負けてないと思うので。そして、頓所、一(はじめ)さん、そして女子も合わせて僕が一番できるんだぞっていうところを新木場で見せますよ!」

──今後の目標は?

▼立花「とりあえずACEを有名にしたいですね。1カ月に何回も何十回も興行を単体で打てるようになりたいし、そして僕自身はもっと強くなりたいです」

──改めてメッセージを

▼立花「5月1日、ACE初の新木場に進出っていうことで、絶対に試合内容で損はさせません。プロレスを観たことのない人も、色眼鏡で観ている人も、普段は他の団体を観ている人にも来てほしいですね。それでACEってこんだけできるんだっていうところを見せて、ACEの底力とACEの1期生の立花誠吾という存在を見せてやります。是非ご来場お願いします!」



【頓所隼インタビュー】

──デビュー1年が経ったが?

▼頓所「あっという間の1年でしたね。デビューしてから試合数もめちゃめちゃ多かったし、めちゃくちゃ濃い1年を過ごしたと思います。凄く充実した1年でした」

──ACEが昨年11月に旗揚げされて、この半年間というのも中身が濃かったと思うが

▼頓所「濃かったですね。ただ、旗揚げ戦の時は結構お客さんも入っていたんですけど、2回目は1回目よりも少なかったし、そういう部分はまだまだだなと思っています。若い人間しかいないんで、逆に若さを活かしたプロレスをこれからもドンドンやっていって、ACEを大きくしていけたらなと思っていますね」

──いよいよACEとして新木場に進出するが?

▼頓所「めちゃめちゃ楽しみですけど、やっぱり不安な気持ちもありますね」

──W-1の後楽園にも出場しているが、気持ち的に違う?
▼頓所
「違いますね。やっぱりお客さんの入りも気になってしまいますからね。自分たちの力でなんとかしなくちゃいけないんですけど、たくさんの方に来てもらいたいですね」

──同じ1期生の立花との一騎打ちが組まれた

▼頓所「やっぱ学院時代から今までずっと一緒に練習してきたんで、自分としてはライバルだと思ってここまでやってきたんですよね。おそらく、観ているお客さんにしてみれば、『どっちがエースなんだ?』みたいなところがあると思うんですよ。だから、この5.1新木場で立花に勝って、俺が“ACEのエース"になりたいなと思っていますね」

──立花は『総合学院に入った時にできる組とできない組に分けるとしたら、頓所選手はできる組で、立花選手はできない組だった』ということもあって、ジェラシーや負けん気が強いが?

▼頓所「たしかに自分で言うのもなんですけど、学院に入った時は俺はできる組でしたね。ただ、今は同じぐらいじゃないですか、立花も」

──もう一度突き放しやりたい?

▼頓所「ありますね。だから、新木場で勝って、もう一度俺が上にいきたいと思うし、上だっていうことを証明してみせますよ。元々、総合学院に通っていた1期生の男子で卒業できたのは俺と立花の2人だけなんですよね。だから、俺たちはずっと試合も組まれてたし、闘ったこともあるし、組んだこともある。俺もあいつには負けたくないっていう気持ちはめちゃくちゃ強いです。このカードは自分の中では本当に特別なカードですね」

──4・19後楽園大会ではカズ&鼓太郎組と対決したが、成長の手応えを感じることはできた?

▼頓所「う〜ん、多少は感じることはできたんですけど、まだまだレベルが違うのかなっていうのも感じましたね。もちろんデビューしたての頃にやってたら秒殺されていたと思うんで、それに比べたら成長しているんでしょうけど、俺も立花もまだまだですよね。だから、そこはこの一騎打ちをやってしっかりと成長を確かめ合いたいですよね」

──立花戦ではどういう部分を見せたい?

▼頓所「あいつと出会ってどれぐらい経ったかはわからないですけど、俺は感情を爆発させたいです。お互いの感情をぶつけ合いたいし、俺の怒りもぶつけたいです」
──立花に怒っていることがある?

▼頓所「3月のACEの興行で俺はあいつに自分のプロレスを否定されたんで。まあ、あいつに否定されたからと言って、自分のプロレスを変えるつもりは毛頭ないですよ。ただ、あいつが否定したプロレスがどういうものなのか、しっかりと味わってもらいたいです。だから、この試合は技とかじゃないですね。感情のぶつけ合いです」

──逆に立花のプロレスで否定したい部分はある?

▼頓所「いや、それはないですね(笑) 基礎もしっかりとできる男だし、それにプラスアルファもあるし。ただ、俺は自分のプロレスを否定されているんで、そこはしっかりと見せつけてやりますよ」

──あと総合学院の1期生という部分だと女子の木村花と才木玲佳が注目されていることに対してジェラシーは?

▼頓所「めちゃめちゃありますね。やっぱり女子2人が注目を浴びてて、男子はパッとしない感じに見られちゃいますからね。だから、5.1新木場で立花といい試合を見せて、俺たちが上にいけたらなと思っています」

──内容で勝負だと。

▼頓所「はい。それを証明してみせます」

──今後の目標として掲げいてるものは?

▼頓所「ACEをもっと大きくしたいですね。他団体の方たちに出てもらったりしていますけど、まだまだプロレス界で認知されているとは言い難いし、そこを浸透させていけたらなと。やっぱり自分らの団体なんで、大きくしたいです。あとは俺自身もドンドン大きくなって、プロレス界のトップにいけたらなと思っています」

──目指している選手は?

▼頓所「動けて華のある選手ですね。だから、新木場では立花にはできないプロレスをして、プラスアルファ感情を爆発させて、必ず勝ちたいと思います」

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