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5/2【全日本】5・21後楽園の三冠初挑戦へ 石川が対宮原用の新兵器「宮原殺し」開発を宣言

 『2017チャンピオン・カーニバル』優勝者・石川修司が2日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。5・21後楽園大会で三冠ヘビー級王座初挑戦が決まり、全日本の頂点に王手をかけた大巨人は「三冠のベルトというのは自分の中で夢であり目標」と至宝ベルト戴冠を見据え、対宮原健斗用の新兵器「宮原殺し」を開発する構えもみせた。

 激闘の連続となった『2017チャンピオン・カーニバル』は2日前の4・30博多大会で終幕。石川が初出場にして春の栄冠をつかんだ。

 この日、石川は大トロフィーとともに会見に登場。「本当に凄い選手の中でもまれて自分の中でも凄く成長できたリーグ戦だと思いますし、その中で最後、決勝戦、ジョー・ドーリングという本当に強い選手と戦って勝つことができてうれしかった」と過酷な春を振り返り、「自分がファンの頃から見てた偉大な選手たちが並んでる中で、その中に自分の名前が残ることができたのは非常に大きい」と喜びを口にした。

 そしてこの日、5・21後楽園大会での三冠王者・宮原への挑戦が決定。年頭に全日マット本格参戦を宣言してからわずか4ヶ月で頂点獲りに王手をかけた。宮原とは2015年9月の王道トーナメント2回戦で対決。1年8ヶ月ぶりの一騎打ちとなる。カーニバル中、宮原の戦いを見てきたという石川は「本当に凄い試合を各会場でしていましたし、試合終わったあとにマイクで会場を締めて、お客さんをハッピーで帰らせるというのは、彼が言ってるように最高のチャンピオンなのかなと思いますね。そのチャンピオンと三冠かけて戦えるのは凄く光栄」と一目を置いている。中でも「終盤になっても動きが落ちないんで。あれは終盤、長い時間になってくるとチャンピオン有利な試合になってくるのが多いのかな」と無尽蔵のスタミナを警戒点に挙げた。

 一方で石川は宮原攻略に自信満々だ。「チャンピオン・カーニバル制覇というのは大きい夢であり目標だったけど、そこで満足はしてないんで。三冠のベルトというのも自分の中で夢であり目標」と三冠ベルト獲りを見据える石川は「最高のチャンピオンとは言いましたけど、強さにおいては自分の上だっていう思いがあるんで、破壊力とか含めたら自分の方が上回ってると思ってるんで、そこで勝負して自分の夢をかなえたい」と言い切ってみせた。

 そのためにも秘策がある。対宮原を見据えた新兵器を本番までに開発するつもりなのだ。名づけて「宮原殺し」。カーニバル開幕前からイメージしていたもので、当然、宮原にとっては未知の技となる。「宮原選手に食らわすイメージで、もっと体現化して仕上げたい」と誓った石川は三冠戦でこれを初公開し、三冠ベルト奪取の原動力とする。

【会見の模様】
▼石川「歴史あるチャンピオン・カーニバル、出場できたことも非常にありがたかったんですけど、強豪が揃ってる中で優勝できたというのは非常にうれしく思ってます。2週間という中で、本当に凄い選手の中でもまれて自分の中でも凄く成長できたリーグ戦だと思いますし、その中で最後、決勝戦、ジョー・ドーリングという本当に強い選手と戦って勝つことができてうれしかったですね。試合の記憶がほとんどないような状態だったんで、勝った瞬間の喜びっていうのはあまりなかったんですけど、そのあと知り合いとかから、おめでとうというメールとか電話とかたくさんもらったんで、本当に改めて凄いリーグ戦の中で優勝できたんだなと実感できました」

――過酷なリーグ戦が終わって2日が経ったが、体のダメージはまだ残っている?

▼石川「そうですね。ずっとシングルが多かったんで、最後だからというわけじゃなくて、ずっと何かしらのダメージがあったまま、ケアしながらということで、最後だからというわけじゃなくて、ずっと体をケアしながらというのはありましたね。僕自身がこういったいろんな地方回りながらシングルというのが初めての体験だったんで。普段の荷物よりもより体をケアするものを多く持っていって、体のケアを気をつけながら臨んだおかげか、大きなケガがなく無事に終われたのは大きかったかなと思います」

――今、振り返って優勝の喜びは大きい?

▼石川「歴史あるリーグ戦ですし、会場に看板というか、歴代の優勝者の名前が書いてあって、その中に自分がファンの頃から見てた偉大な選手たちが並んでる中で、その中に自分の名前が残ることができたのは非常に大きいですし、試合後、喜びの連絡をもらったんで、本当に大きな大会に優勝できたんだなという喜びを実感できてますね」

――次の大勝負として5・21後楽園大会で三冠初挑戦が決まったがそれに向けては?

▼石川「ずっと僕、今回リーグ戦いい選手がたくさん揃っていて、自分がシングルとかリーグ戦じゃない時は結構、会場の端の方で他の選手の試合を見てたんですけど、本当にいい試合がたくさんあって、その中でチャンピオンの宮原選手、本当に凄い試合を各会場でしていましたし、試合終わったあとにマイクで会場を締めて、お客さんをハッピーで帰らせるというのは、彼が言ってるように最高のチャンピオンなのかなと思いますね。そのチャンピオンと三冠かけて戦えるのは凄く光栄だなと思いますし、自分もチャンピオン・カーニバル制覇というのは大きい夢であり目標だったけど、そこで満足はしてないんで。三冠のベルトというのも自分の中で夢であり目標なんで、その最高のチャンピオンとベルトをかけて戦いたいなと思ってます」

――2年前に対戦しているが王者の強さをどこに感じる?

▼石川「やっぱり一番脅威かなと思うのは運動量ですかね。終盤になっても動きが落ちないんで。あれは終盤、長い時間になってくるとチャンピオン有利な試合になってくるのが多いのかなと思って宮原選手の試合をみてましたね。全てにおいてスキルは高いと思うけど、その中でもスタミナは若さもあるけど、そこはどの選手よりも長けてるのかなというぐらい、そういう印象は受けましたね」

――そういう面もひっくるめて三冠戦ではぶち壊すと?

▼石川「そうですね。最高のチャンピオンとは言いましたけど、強さにおいては自分の上だっていう思いがあるんで、破壊力とか含めたら自分の方が上回ってると思ってるんで、そこで勝負して自分の夢をかなえたいなと思ってます」

――三冠ベルトへの思いは?

▼石川「自分がファンの頃からそれを巡る戦いをみてきたんで、そのベルトをかけてリングで戦うというのは自分がファンの頃から夢である存在なんで、それが実現するところなんで、本当に興奮もありますし、あとはそれに対する責任感というか、恥ずかしい試合はできないと思うんで。時間はそんなないですけど、それまで自分を最高に高めて、最高の試合をして、最後に自分がリングに立っていたいなと思います」

――前哨戦がいくつか組まれているが、どのような準備をする?


▼石川「当日までに今ちょっと対宮原選手用の技を用意したいなと思ってます。もちろんそれまでに体力面とかパワー面とか心肺機能とか高めるのはもちろんあるんですけど、宮原選手が見たことない技を当日までに開発して。イメージだけいうと宮原殺しという技を当日までに開発して、当日、本人にぶち込みたいなと思ってます。もしできなかったらすいません」

――チャンピオン・カーニバル中会場で見てイメージ

▼石川「もともとイメージしてるものは何個かあったんですけど、チャンピオン・カーニバル中に何も公開しないまま終わったんで、それを宮原選手に食らわすイメージで、もっと体現化して出したいと思います。仕上げたいと思います」

――それは前哨戦では使わず、三冠戦で出すと?

▼石川「前哨戦で出したらばれちゃうんで、当日出したいと思います」

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