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5/29【全日本】ビッグガンズとの世界タッグ再戦決定 会見欠席・真霜が不信感もKAI「大丈夫」強調

 6・11後楽園大会で世界タッグ王座初防衛戦が決まったKAIが29日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。この日もパートナー・真霜拳號が同席を拒み、KAIへの不信感をあらわにしてきたが、当の本人はビッグガンズとの初防衛戦へ向けて「大丈夫」を繰り返して強調し、初防衛を見据えた。

 KAIは5・21後楽園大会で真霜と初タッグを結成。しかもいきなりゼウス&ボディガーを破って世界タッグ戴冠を果たした。ビッグガンズはリマッチを要求していたが、この日、初防衛戦での再戦が決まった。

 だが、王者組のチームワークに不安が残る。真霜には握手、会見同席を拒否され、微妙な関係が続いている。KAIは「ツンデレ」と前向きに判断しているが、この日も真霜は会見を欠席。FAXを送りつけ、「どういうことだ? なんで勝手に決まってやがる? 王者に何の確認も報告もなく防衛戦が決まるなんてありえないだろ!……KAIだな。またやりやがったな? KAIの仕業だろ! 俺に知らせず勝手にOK出しやがったなアイツ。やっぱりKAIは信用できねぇな」と不信感をあらわにしてきた。

 客観的にみれば真霜に嫌われていると受け取るのが自然だが、KAIは「そういうふうに言ってるだけですよ。ツンデレですよツンデレ。あとで僕に謝ってきますから裏では。全然心配ないです」と意に介さない。もはやKAIの片思いと断定してもおかしくない状況で、しかも初防衛戦の相手がビッグガンズ。不安しか見当たらないが、それでもKAIは「僕と真霜選手はチームワークもバッチリ。だからこそ、ベルトが手元にあるんですよ。実は大丈夫なんです」と断言。何度も「大丈夫」を繰り返して強調し、初防衛を見据えていた。

【会見の模様】
▼KAI「まずこのタイトルマッチが決まったことに関しては、もちろんもともと対戦する気持ちがあったので異論はないですし、やっぱり前世界タッグ王者のビッグガンズは実力、人気ともに間違いないんで、もう一度戦うのが楽しみです。二人がメキシコに行ってるというのは知ってたんで、今日来ないのはわかってたんですけど、何で真霜選手がいないのかが気になるんですけど。奥田選手、なんでいないんですか? 今日いるもんだと思ってきたんですけど。久しぶりに会えると思って楽しみにしてきたんですけど、いないのがおかしいなぁ。照れてんじゃないかなぁ。本当は会いたいけど会いたくないってあるじゃないですか。そうでしょ? でも再戦決まったからにはやっぱり言葉であるじゃないですか。二度あることは三度あるって。ということは一度あることは二度あるでしょ。そういう言葉ありますよね? 一度あることは二度あるでしょ。かもしれない? でも俺と真霜選手はもちろん勝つつもりで。いや勝ちますよ。やるからには。真霜選手もそう思ってる。だからこのタイトルマッチ決まったわけでしょ。真霜選手もやる気だから。ただそれを俺には伝えてくれない。恥ずかしがって。おかしいなぁ、今日来ると思ってたのになぁ」

――意思の疎通を図るためにKAI選手から真霜選手に連絡しなかった?

▼KAI「心でつながってるんで、もちろん来るもんだと思うでしょ。そういうもんじゃないですか。いちいちかくにんしますか、つながってたら。どうなんですか?」

――普通、会う時は時間、場所など約束すると思うが?

▼KAI「だって真霜選手が決めて、それでこの会見もやるもんだと思ってるから」

――真霜選手がこのタイトルマッチ決定を知らない可能性もあるのでは?

▼KAI「そんなことあるんですか? 真霜選手もOKしたからでしょ? ねぇ、奥田選手。よくわかんなくなってきたぞ。とにかくやりますよ、俺らはビッグガンズと」

――前王者のビッグガンズ相手の初防衛戦は厳しい戦いになりそうだが?

▼KAI「もちろんこれからもっともっと…」

※真霜からFAXが届き、奥田亮リングアナウンサーが読み上げる

【真霜のコメント】「どういうことだ? なんで勝手に決まってやがる? 王者に何の確認も報告もなく防衛戦が決まるなんてありえないだろ!……KAIだな。またやりやがったな? KAIの仕業だろ! 俺に知らせず勝手にOK出しやがったなアイツ。アイツに決定権があるってのか? アイツがこのタッグのリーダーだってのか? そもそも、なんで俺のスケジュールを把握してるんだ? まぁ、決まっちまったもんはしょうがねぇ。やってやるけどよ。ゼウス&ボディガーとのリマッチなんて、初防衛戦にして最大のピンチみたいなもんじゃねぇか…やっぱりKAIは信用できねぇな」

▼KAI「まさに怪文書ですね、これは。だって何で俺のスケジュール把握してるんだとか、実際、教えてきてるのにね。何でこういうふうに言うんだろうね」

――さらに信用を失ってしまったようだが?

▼KAI「そういうふうに言ってるだけですよ。ツンデレですよツンデレ。あとで僕に謝ってきますから裏では。全然心配ないです」

――客観的に見て不安しかないが?

▼KAI「全然ないです。大丈夫です。むしろビッグガンズがメキシコから帰国できるか大丈夫? まだ時間あるか」

――大丈夫という根拠は?

▼KAI「心でつながってる自信があるんで。だからこそベルトが今、手元にあるわけじゃないですか結果として。これが全てですよ。6月11日も俺と真霜選手の手にありますよ必ず」

――ビッグガンズに苦戦を強いられそうだが?

▼KAI「それはもちろん問題ないでしょ。そういうふうに客観的ににみると思うけど、僕と真霜選手はチームワークもバッチリ。だからこそ、ベルトが手元にあるんですよ。実は大丈夫なんです。これは皆さんを翻ろうするための真霜選手の罠ですよ(笑)」

――合同練習は考えている?

▼KAI「僕は全然もちろん考えてますけど、公開できるかできないか、それは真霜選手に聞いてください。照れ屋なんで」

――KAI選手は二人で練習をやっていきたい?

▼KAI「もちろん。心でつながってるから練習必要ないかか。これリークしたの誰ですか? おかしくないですか? おかしいだろ。実は来てるんじゃないの、そこに。この間のラジアントみたいな感じでいるんじゃないの? (記者に向かって)皮はがしたら真霜選手なんじゃないですか」


【ゼウスのコメント】「この大切な世界タッグのベルトを真霜選手、KAI選手の手に渡してしまい、申し訳ありませんでした。6・11後楽園ホール大会で必ずビッグガンズが世界タッグを取り戻します! 皆様、応援よろしくお願い致します!」

【ボディガーのコメント】「即席チームの真霜、KAIチームやけど、個々の実力があるだけにかなりの曲者チームっていうのはこないだの5・21後楽園ホールでわかった。6・11は本気で叩き潰して俺たちビッグガンズのベルトを返してもらうで! まぁ、そういうこっちゃ!」

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